オープニングマッチはAブロック公式戦、エース・オースティン(3勝1敗)vsアレックス・ゼイン(3勝1敗)。アメリカマットの軽量級戦線で名を馳せる両者。Xディヴィジョンのベルトを保持するオースティンに対し、ゼインが闘志を全開にするのは間違いない。
オースティンはXディヴィジョンのベルトを腰に花道を進む。
開始のゴング、このツアーで友情を育んできた両者は、まず中央で手を合わせる。
続いてロックアップで組み合い、一旦離れる。続くロープワークの攻防では、ゼインがフェイントからダブルニー。さらにその場飛びコークスクリューセントーンを繰り出すが、オースティンは切り抜けて腕固め。そしてカードスクラッチを狙うも、ゼインは脱出。
ゼインは奪ったカードを客席に放り投げるが、オースティンはトリッキーなカニバサミからキック。そして二枚目のカードでカードスクラッチをお見舞い。たまらずゼインは場外へ。
オースティンはエプロンのゼインをロープ越しに捕らえ、変形のネックブリーカー。そしてゼインが場外に落ちると、フォスベリー・フロップを炸裂。
続いて場外戦となり、エプロンに立ったオースティンはゼインの攻撃を倒立や側転でかわすも、最後はゼインが転倒させる。そしてエプロンのオースティンに対し、ローリングギロチンを炸裂。
続いてゼインはリング上のオースティンにトップロープ越しのサンセットフリップ。さらにその場飛びコークスクリューセントーンを食らわす。
優勢のゼインに対し、オースティンはセカンドロープを踏み台にキックで反撃。
オースティンはゼインを蹴りつけ、サイドスープレックスからカバー。だが、ゼインはカウント2でキックアウト。
続いてゼインはボディへのパンチを連発し、ここから打撃の応酬に。ゼインはスキをついて身体を浴びせかけるようなショートレンジラリアットを炸裂。
続いてゼインはコーナーバックスプラッシュからオースティンをコーナー最上段に設置し、トップロープ・ドラゴンラナ。
しかし、オースティンも負けじと串刺しラリアットで反撃。続いてコーナー最上段からフライングクロスボディを繰り出すが、ゼインはかわす。
続いてゼインはバハブラストを狙うも、オースティンは回避。そして技の読み合いから、ゼインがオースティンの後頭部にキックを食らわす。
ここを勝機と見たゼインはコーナー最上段へ。だが、オースティンはリングを転がって回避。そして「プリーズ! フレンド!」と許しを乞う。
ゼインはコーナーから下りてオースティンの手を握るも、すかさずオースティンは不意打ちの首固め。
返したゼインがエルボーを食らわすと、オースティンもエルボーで応戦。そしてゼインは逆水平チョップを見舞い、オースティンもキックを返すが、かわしたゼインはTACOドライバーの体勢に。
しかし、オースティンは切り抜けて膝蹴り。だが、ゼインもフロントキックで反撃。そしてロープに走るも、オースティンはカウンターのハイキック。
ゼインもポップアップ式のバイシクルニーを返すが、オースティンはスピンキックをヒット。ここでダブルノックダウン状態に。
ここから技の読み合いとなり、オースティンがスピンキック。そしてTHE FOLDを狙うも、ゼインはカウンターのバハブラスト。
そしてゼインはコーナー最上段からシナモンツイストを狙う。だが、オースティンはロープを揺らして阻止。ゼインはコーナーに急所を打ち付けてしまう。
続いてオースティンはコーナー最上段のゼインにキック。そしてエプロンから飛びついてヘッドシザーズを決めると、最後はTHE FOLDで粘るゼインを撃沈。これでオースティンは4勝1敗、ゼインは3勝2敗に。
試合後、オースティンは握手の手を伸ばす。するとゼインも握り返し、両者は熱い抱擁。そしてゼインはベルトを掲げ、勝ち名乗りを受けてから退場した。