Circuit2010 G1 CLIMAX SPECIAL
- 日時
- 2010年9月10日(金) 18:30開場 19:00開始
- 会場
- 東京・ディファ有明
- 観衆
- 800
MATCH REPORT
「G1 CLIMAX SPECIAL」第4戦として開催されたディファ有明大会。
第2試合では、平澤光秀とキング・ファレがシングル対決。平澤が先輩の貫禄を見せつけて完勝を収めた。そして、第4試合では、永田裕志&井上亘&スーパー・ストロング・マシンのトリオが登場。中西学&タマ・トンガ&本間朋晃に快勝を収めた。
すると試合後、セコンドについていた平澤が、無期限のプエルトリコ遠征を発表。永田、井上、マシンに張り手で気合を注入され、さらなる飛躍をファンに誓った。そして、平澤の推薦と本人の強い希望により、ファレが青義軍に新加入した。
第5試合では、シリーズ開幕戦の9月3日後楽園ホール大会でさらに遺恨が深まったSMASH対CHAOSの抗争。TAJIRI&KUSHIDAの師弟コンビが、矢野通&飯塚高史の非道コンビと闘った。試合は、TAJIRI組が矢野の膝に集中攻撃を仕掛けて追い込むものの、矢野組がラフ殺法で巻き返し。最後はKUSHIDAが矢野の鬼殺しで轟沈。大荒れの展開で、両者の遺恨はさらに深まる格好となった。
続くセミファイナルでは、後藤洋央紀&ジャイアント・バーナード&カール・アンダーソンのトリオが、中邑真輔&高橋裕二郎&内藤哲也と対戦。この試合は、最後に後藤が足極めエビ固めで中邑から3カウントを奪い、開幕戦での借りを返すとともに、10月11日両国国技館大会の一騎打ちに向けて弾みをつけた。
そしてメインイベントは、小島聡と田中将斗がタッグを結成。真壁刀義&棚橋弘至と対決した。9月26日神戸大会でIWGPヘビー級選手権試合を行なう王者・真壁と挑戦者・田中、その勝者と10/11両国で闘う小島という複雑な状況の中、試合は徐々にヒートアップ。
終盤、真壁対小島の場面で、乱入した田中がスライディングDをお見舞い。その直後、試合権利のある小島がウエスタンラリアットで真壁をなぎ倒し、3カウントを奪取した。
試合後、バックステージに下がった小島と田中は、激しい口論を開始。田中が「横からフォールを奪った」と詰め寄れば、小島も「俺がいなかったら勝てない」と言い返す。さらに、まったく接点の見えないののしり合いを続け、物別れに終わった。
それでも小島は、「真壁だろうが、田中だろうが、いまの俺には絶対に負ける要素はない!」と断言。IWGP王座奪取の決意を新たにした。