Circuit2010 NEW JAPAN ISM

日時: 2010年1月30日(土) 18:00開場　18:30開始
会場: 東京・後楽園ホール
観衆: 2005

第6試合 30分1本勝負
スペシャルタッグマッチ

中邑真輔
中西学

境界線

レフェリー｜レッドシューズ海野

MATCH REPORT

　2月14日両国国技館大会で、IWGPヘビー級王座を懸けて闘う中西と中邑が先発。中邑の打撃に対し、中西は屈強なボディで対抗。中邑を自軍コーナーに押し込んだ。
　棚橋対矢野の場面。ロープ際での攻防は、棚橋がクリーンブレイク、矢野が奇襲攻撃と正反対。そんな中、棚橋が連続ドロップキックで矢野を追い込み、コーナーに飛び乗って振り向きざまにボディアタックを繰り出す。
　タッチを受けた中西は、矢野を無視して控えの中邑に突進。これに中邑が応戦して壮絶な打ち合いが展開される。一方、棚橋は矢野と場外戦を開始。さらには中西と中邑も場外戦をはじめ、ホール内が騒然となる。
　リングに戻り、中邑が棚橋をニュートラルコーナー最上段に固定し、ボディへのヒザ蹴りをお見舞い。
　そこから中邑組が棚橋を捕まえ、代わる代わる攻め続ける。それでも棚橋は、中邑の蹴り脚をキャッチしてドラゴンスクリューで反撃。
　タッチを受けた中西は、逆水平チョップ乱打、串刺しラリアット、ブレーンバスタースラムと畳み掛ける。続いてのジャンピングニードロップはかわされた中西だったが、中邑の蹴り脚をキャッチすると水車落としで追撃。
　しかし、中邑も負けておらず、キック連射で中西をひざまづかせ、サイドからボディへのヒザ蹴りを連発する。
　棚橋対矢野の場面。棚橋がエルボー＆太陽ブロー連射、フライングフォーアーム、フラッシングエルボー、サンセットフリップ。しかし、続いてのダイビングサンセットフリップは矢野にかわされて自爆してしまう。
　それでも棚橋は矢野をスリングブレイドで倒し、コーナー最上段へ上る。ところが、中邑が棚橋の脚を掴んで攻撃を妨害。矢野のバックを取った棚橋だったが、矢野は急所へのバックキックで脱出。そして裏霞で丸め込むものの、カウントは2。
　矢野の攻撃は続き、旋回式サイドバスターから鬼殺しの体勢に入る。しかし、中西が野人ハンマーでカット。そして、棚橋のスリングブレイド＆中西のマッケンローという合体攻撃が決まる。さらに中西は、中邑を場外に落とし、プランチャで分断。
　ここで棚橋はファルコンアローからのハイフライフローでダイブ。ところが、矢野は両膝を立ててこれをブロック。そして、そのまま棚橋を丸め込んで、3カウントを強奪した。
　
　試合後、矢野がジャーマンスープレックスホイップで棚橋を投げ捨て、ハサミを持ち出す。そして、棚橋の髪の毛を切ろうとするが、寸前で中西が阻止した。

COMMENT

矢野「（カメラに向かってハサミを突き出し）オイ！棚橋、お前の髪の毛に次はねぇぞ、次は。分かってるな、オイ！次な、俺がこれを持つ時はな、お前は丸坊主だ。俺は毛根ごといっちゃうぞ！一生、お前にな、髪の毛なんかはえてこねぇ、バカ野郎!」
中邑「おぉ、怒ってんな中西。いいんじゃねぇの。ただ、その怒りの矛先は何だっけ? 世の中のリストラに対する怒りか？新日本プロレスも似たようなもんだって? ちょっとよく分からねぇな。ハッキリ言って欲しいよ、ベルトが欲しい! 中邑が憎い! それだけでいいじゃん。上手い事、難しい事言わなくていいよ。お前が(2/14)両国で勝ったら、ベルトでも、リンゴでもバナナでも米俵でもいいよ、全部やるよ。そのかわり、本物の、本物の怒りを持って来い！」
　
棚橋「クッソー……（腹を押さえて倒れこむ）」
中西「大丈夫か？オイ、今日も取り逃がしたけどよ！絶対、（中邑を）仕留めるからな！お前に逃げ場は無いからな！」
棚橋「ツメが甘ぇえ！いつもそうだ。ベルトにしたってそう！あと一歩なのに。今日もそう！俺はまだ進化すべき点があるな。もうタッグとかでやってるヒマねぇな。俺はやっぱり、矢野通が……大嫌いだ」