Circuit2010 NEW JAPAN ISM

日時: 2010年1月30日(土) 18:00開場　18:30開始
会場: 東京・後楽園ホール
観衆: 2005

第1試合 20分1本勝負

本間朋晃
吉橋伸雄

境界線

レフェリー｜マーティー浅見

MATCH REPORT

　ゴングと同時に吉橋がタックルでテイクダウンを奪い、脚を取って攻める。そして吉橋は、フライングメイヤーからのサッカーボールキック。すぐに本間が同じ動きでやり返すと、フライングメイヤーからのヘッドバットという積極果敢な攻めで逆襲に転じる。
　しかし、自力で勝る本間はハンマーブロー、逆水平チョップ連打で反撃。さらに本間は、コーナーに追い詰めた吉橋にエルボー連射、踏みつけ攻撃。吉橋も必死で反撃を試みるものの、本間に跳ね返されてしまう。
　そんな吉橋は、カウンタードロップキックでようやく流れを変え、串刺しバックエルボー、ミサイルキック、ハーフハッチ、腕ひしぎ逆十字固めと畳み掛ける。
　だが、本間は追走式エルボーで流れを引き戻し、ラリアット。そして、シャリマティーで吉橋を仕留めた。
　
　試合後、仰向けになった吉橋に、本間が声をかける。そして本間は、吉橋の髪の毛を掴んで立ち上がらせようとする。だが、吉橋は本間を突き飛ばし、無念そうな表情を浮かべながら退場して行った。

COMMENT

本間「アイツ、吉橋のクセしてよ、今スゲェ勢いを感じるよ。今日、エグい攻めをしたのも、もしかしてヤベェんじゃねえのか？って思いがあったから。アイツは、去年の(12/4)大阪のIWGP Jr.タッグに挑戦してから、スゲェ変わってるんだよ。もともと俺と同じアニマル浜口ジムで気にかけていたけど、あのタイトルマッチ以来、俺の視界の中にスゲェ入ってきてるんだよね。でも、俺だってG・B・Hとして負けらんねぇし。ノアにまで行ってるんだから。でも、一言だけ言わせてくれ。明日の試合(1/31有明)の相手が、本田（多聞）と志賀（賢太郎）？なんだよ、それ？ナメてんのか？こっぱみじんにぶっ潰してやるよ！」
　
吉橋「昨日、今日と新日本で“雑草”と呼ばれている2人と試合をしたけど、俺、新日本に入ってから色々な選手と試合をして、やっぱり今日の本間朋晃、昨日の真壁刀義。この2人は他の選手とは違う、雑草と呼ばれている頂きみたいなのを感じたというか。エリートと呼ばれている人達には無い何かを、昨日今日で感じ取りました。(俺は)新日本プロレスに3回も(入門)テストで落ちて、1年かかってデビューして。俺も雑草の部類になるけど、雑草でしか超えれない何かを感じました。また何回でも、あの人達とチャンスがあれば試合がしたいです。いつか、あの人達を超えるために、俺はこれからも毎日頑張って練習していきます」