Circuit2010 NEW JAPAN ISM
- 日時
- 2010年1月30日(土) 18:00開場 18:30開始
- 会場
- 東京・後楽園ホール
- 観衆
- 2005
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第7試合 60分1本勝負
IWGP Jr.ヘビー級選手権試合- (第59代王者)
- (挑戦者)
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丸藤 正道
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プリンス・デヴィット
レフェリー|レッドシューズ海野
MATCH REPORT
デヴィットの突進をリープフロッグでかわした丸藤が、追走式ラリアットを放つ。しかし、かわしたデヴィットがドロップキックで丸藤を場外に落とし、ノータッチトペコンヒーロを敢行。場内が「デヴィ」コールに包まれる。
その後、挽回した丸藤がデヴィットを場外に放り投げ、その頭を鉄柱に叩きつける。
リングに戻り、丸藤はデヴィットの後頭部を踏みつけ、その顔面をマットに叩きつける。そして丸藤は、両脚でデヴィットの首をロック。回転してその首をねじ切らんとする。さらに丸藤は、デヴィットの首をセカンドロープに固定して踏みつけ攻撃。場内からブーイングが飛ぶ。
丸藤の攻撃は続き、デヴィットの頭部をエプロン側に出し、場外からのドロップキックを放つ。しかし、デヴィットは寸前でこれをかわし、エプロンに横たわる丸藤のボディにフットスタンプをお見舞い。
劣勢の丸藤はデヴィットのブレーンバスターを着地して不知火を狙う。だが、デヴィットはこれを回避して丸藤をコーナー最上段に乗せ、延髄斬り。さらにその場でドロップキックを放ち、丸藤を場外に叩き落とす。そして、デヴィットはコーナー最上段に上り、場外フェンスの外側にいる丸藤めがけてプランチャを敢行。
リングに戻り、デヴィットがコーナー最上段からの雪崩式ブレーンバスター。しかし、丸藤はコブラクラッチで逆襲し、立ち上がろうとしたデヴィットにバッククラッカーの要領で追撃。そして、今度は腕・首・脚を極めたままデヴィットをスープレックスで叩きつけてフォール。しかし、カウントは2。
苦しいデヴィットは、カウンター逆水平チョップで逆襲するが、丸藤はカウンタードロップキックで対抗。そして、垂直落下式ブレーンバスターの形でデヴィットの脳天をエプロンに突き刺す。
フラフラのデヴィットがエプロンからリング内に首を出すと、待ち構えた丸藤がコーナー最上段からミサイルキックを発射。しかし、デヴィットは寸前で回避し、ダイビングフットスタンプで逆転。
続いてコーナー最上段に上ったデヴィットを、丸藤がドロップキックで妨害し、自分もコーナーに上る。ここからコーナー上での攻防になり、デヴィットの雪崩式バックドロップが炸裂。そこからフォールするものの、カウントは2。続いてデヴィットは、助走をつけたプリンスズスロウンからフォールに行くが、これもカウントは2。
すると丸藤は、カウンターキックからの不知火。しかし、デヴィットもフォールを許さず、ダブルダウン状態となる。
両者が立ち上がると、トラースキックをかわしたデヴィットが、スピンキック。そして、丸藤を丸め込むものの、これでも3カウントは奪えず。
ここで丸藤は、トラースキックとスピンキックで畳み掛け、最後はタイガーフロウジョンでデヴィットを沈めた。
COMMENT
デヴィット「(岡田の肩を借りてコメントブースに到着し)試合が終わったばかりでこんな事言うのは勝手かも知れないけど、もしお願いできるのであれば、もう1回だけ丸藤選手に挑戦させて欲しい。それは去年、僕が3つのJr.のトーナメントで決勝戦まで残った事もあるし、今IWGP Jr.タッグのチャンピオンというので。本当に虫がいいかも知れないけど、ほんの少しの差まで来たと思う。今日、僕はベストを尽くして闘ったけど、ほんの少しの差で負けてしまった。負けた事は認めるし、彼は強かった。今、何よりも言いたいのは、新日本のファンの皆さん、関係者の皆さん、今日セコンドに付いてくれたカネモト、タイガーマスク、タグチ、ベルトを取り戻す事ができず、本当に申し訳ない。僕はどうしてもIWGP Jr.のベルトを取りたい。ファンの皆さんの声援にも応えたい。できれば、僕は何時までもIWGPを追いかけていきたいので、オフィスもそれを考慮して欲しいし、チャンスが欲しい」
※試合後、リング上で挑戦表明した金本のコメント
金本「(控え室へと向かうデヴィットの背中を軽く叩き)オイ、みんな聞いてくれ。丸藤よ、アイツ、リング上で俺の挑戦を受ける言うたからな。こうやってよ、チャンスは自分で作ってくもんやから。俺は、このチャンスをいかすからな! 丸藤、次はお前、俺とやれな。これでお前の時代は終わりや。楽しみにして待っとれ!」