セミファイナル(第7試合)は石井智宏がザック・セイバーJr.の保持するNJPW WORLD認定TV王座に挑戦。ザックは1.4東京ドームでのNJPW WORLD認定TV王座決定トーナメント決勝で、成田からタップアウトをスコア。栄えある初代王者になると、試合後にはマイキー・ニコルス&シェイン・ヘイストの勧誘を受け、なんとTMDKに電撃加入。
その翌日の1.5大田で、石井がザックへの挑戦をアピール。かつてブリティッシュヘビーのベルトを賭けて名勝負を繰り広げてきたザックと石井が、今回は新設タイトルを賭けて激突。15分という制限された時間の中で、百戦錬磨の両者はどのようなせめぎ合いを繰り広げるのか?
ザックはNJPW WORLD認定TV王座のベルトを腰に、藤田晃生を帯同し入場。
ゴングが鳴ると、まずは目まぐるしいバックの取り合いを展開。そして両者は一旦離れる。そして石井はスキをついて飛びつき腕ひしぎ逆十字。ザックが逃れようとすると、石井は膝十字固めに連携するが、ザックはロープエスケープ。
続いて腕の取り合いとなり、石井がザックをコントロール。続く打撃の読み合いを経て、石井はショルダータックルでザックをなぎ倒す。
そして石井はザックの背中にサッカーボールキック。するとザックも同じ技をやり返す。そして石井の打撃をかわし、ザックはコブラツイスト。
石井は切り抜けるも、ザックはフライングメイヤーからネックツイスト。そして追撃のサッカーボールキックを炸裂。
ザックはエルボーを連発し、ストンピングをお見舞い。そしてフライングメイヤーからクルックヘッドシザーズ。さらに腕も捕らえて締め上げるが、石井はロープエスケープ。
続いてザックは挑発するようにキック。すると石井はエルボーの連発からコーナーにハンマースルー。だが、ザックはコーナーを蹴り付け、振り向きざまに飛びつきネックロック。しかし、石井はそのままスープレックスで後方に殴りつける。
そして石井は強烈な逆水平チョップを重ね、ザックを腰から崩す。石井はザックを引きずり起こしてバックドロップを狙う。だが、ザックは切り抜けて巧みに石井の腕をコントロール。
しかし、石井が読み合いから意地のバックドロップを炸裂。石井は逆水平チョップを繰り出すが、ザックも石井の腕を両足で捕らえて痛めつける。さらに腕をマットに固定し、そこ目掛けてストンピング。
さらにザックは両足で石井をコントロールしながら腕ひしぎ逆十字に連携。すると石井は立ち上がり、ストンピングを繰り出して脱出。
ザックは強烈なエルボーを食らわすも、石井はザックの左腕を捕らえて変形のアームブリーカー。さらに左腕目掛けてスライディングラリアットをお見舞い。
続いて両者は立ち上がり激しいエルボーの応酬。ザックは腕を捕らえるも、石井はヘッドバット。そして技の読み合いから、ブレーンバスターでザックを叩きつける。
だが、ザックは立ち上がってサッカーボールキック。石井も立ち上がりラリアットを繰り出すも、ザックはその腕を捕らえ、そこ目掛けてオーバーヘッドキック。しかし、石井は意地のショルダータックルでザックを吹っ飛ばす。ここで10分経過のアナウンス、残りは5分。
すると石井はパワーボムで叩きつけるが、ザックはカウント2でキックアウト。そして腕固めで捕らえるも、石井は足をロープにかけてエスケープ。
続いてザックはアームブリーカー。しかし、石井はスリーパーで切り返し、卍固めを決める。これをザックが切り抜けようとすると、石井はヨシタニックのような技を炸裂。だが、カバーはザックがカウント2でキックアウト。
ならばと石井はラリアットへ。これをかわしたザックはジャパニーズレッグロールクラッチホールド。しかし、石井はカウント2でキックアウト。
するとザックはジャーマン。だが、石井はすぐに立ち上がってお返しのジャーマン。そしてラリアットを炸裂。
石井は気合いの雄叫びから、追撃のラリアット。そしてカバーするも、ザックはカウント2で必死にはね返す。
ならばと石井は垂直落下式ブレーンバスターを狙うも、ザックは切り抜け、スリーパーで捕獲。石井は前方に投げつけるも、ザックは流れるような動きでヨーロピアンクラッチへ。しかし、石井がカウント3寸前ではね返す。ここで残り時間2分のアナウンス。
ザックはキックを放つも、石井は跳ね除けてヘッドバット。そしてラリアットを繰り出すが、かわしたザックはドラゴンスープレックスホールド。これも石井はカウント2ではね返す。
ならばとザックはサッカーボールキック。しかし、石井は受け止めて立ち上がり延髄斬りを放つ。だが、ザックはかわしてサッカーボールキックをヒット。
そしてザックは気合いを入れ、ザックドライバーを狙う。石井は切り抜けると延髄斬りをヒット。そしてスライディングラリアットを放つが、ザックは丸め込みで切り返す。
これを返した石井は、ヘッドバットをお見舞い。そしてスライディングラリアットを叩き込み、一気に垂直落下式ブレーンバスターへ。
だが、ザックは回避し、流れるような動きからザックドライバーを炸裂。残り時間22秒で石井から3カウントを奪い、初防衛に成功した。
試合後、ベルトを肩にかけたザックの腕を、藤田が突き上げた。