THE NEW BEGINNING in OSAKA

日時
2023年2月11日(土・祝)   15:30開場 17:00開始
会場
大阪・大阪府立体育会館(エディオンアリーナ大阪)
放送
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観衆
4,055人

第8試合 60分1本勝負
IWGP 世界ヘビー級選手権試合

  • <第6代チャンピオン>

  • <チャレンジャー>

VS

境界線

※オカダが初防衛に成功
レフェリー|レッドシューズ海野

MATCH REPORT

IWGP世界ヘビー選手権試合で王者のオカダ・カズチカとKOPW2023保持者・鷹木信悟が激突。

大歓声に包まれるなか始まった一戦は、ロックアップからスピーディーなグラウンドの攻防を展開し、オカダがコーナーに押し込んでいくとクリーンブレイク。
再び組み合うと、鷹木がリストを絞っていくが、オカダはヘッドロックで返していく。
一度距離を取り、今度はフィンガーロックで力比べに移ると、オカダが押さえ込むも、鷹木はダブルリストから放りショルダー・タックルをお見舞い。

続けて、鷹木は腹部へのヒザ3連発からショルダータックル、ブレーンバスターで軽々と放っていくと、エルボードロップを振り下ろし、コーナーで逆水平チョップ3連発。
だが、オカダもコーナーにそえてのドロップキックで鷹木を場外へ転落させると、鉄柵越しのネックロック。
これには場外からブーイングを飛ぶなか、涼しい表情でリングに戻る。

戦場がリングも戻ると、オカダはすぐさま低空フロントハイキックからネックブリーカードロップ、チンロックでスタミナを奪っていく。
首に狙いを定めたオカダはエルボーからマネークリックを極めるが、鷹木はコーナーに押し込み逃れると、龍魂ラリアットで反撃。
続けて鷹木はショルダータックル、ボディスラム、セントーン、串刺しラリアット、バックドロップの連撃をお見舞いし、「キタキタキター!」と気合を入れる。
そして、打撃のコンビネーションからDDTを決めると、ロープ際のオカダへラリアット。
鷹木は転落したオカダに「何倍にもして返してやるからな!」と鉄柵攻撃をお見舞いすると、エプロンを顔面に打ちつけ、場外でのデスバレーボムを敢行。

オカダは場外カウント18でなんとかリングも戻ると、待ち受けていた鷹木は串刺しラリアットから雪崩式ブレーンバスターで投棄。
そのままスライディングラリアットも放つが、オカダもリバースネックブリーカーで応戦すると、場外でツームストーン・パイルドライバーをお見舞い。
そして、オカダはリング中央でマネークリップでしつこく絞っていくも、鷹木は力を振り絞りロープへエスケープ。
ならばと、オカダはボディスラムからダイビング・エルボー・ドロップ、ドロップキックを放ちレインメーカーへ。
このピンチに鷹木はカウンターの龍魂ラリアットを振り抜くと、鷹木はオカダの頭部を蹴り、「寝てんじゃねーよ!」と背中を思いっ切り蹴っていく。

これにキレたオカダはすぐさま起き上がると、両者はエルボー合戦から鷹木がヘッドバッド、後頭部へのジャンピングニードロップを発射。
続けて、エルボーの乱れ打ち、鷹木式GTRからMADE IN JAPANを決めるもカウント2。
攻勢に出る鷹木はラスト・オブ・ザ・ドラゴンを狙ってくが、オカダは逆さ押さえ込みからショートレンジラリアットを放つ。
しかし、鷹木はこれを受け切ると、逆に鷹木パイルドライバー98、スライディングエルボーからパンピングボンバー一閃。
この勝機にラスト・オブ・ザ・ドラゴンを狙っていくが、オカダもエビ固めで切り返すもカウント2。
そして、鷹木のラリアットをかわし、そのままレインメーカーを決めるもフォールに行けず。

両者リング上で大の字になるなか、先に起き上がったオカダがレインメーカーを仕掛けにいくと、鷹木はバックエルボーで応戦。
ならばと、オカダはジャーマンスープレックスから再びレインメーカーへ。
だが、これも鷹木に逃れられると、開脚ドライバーから再度レインメーカーに狙うが、鷹木はラスト・オブ・ザ・ドラゴンで切り返すも、体勢へ崩れフォールが遅れて3カウントならず。

30分経緯して、両者フラフラのなか、鷹木がショートレンジラリアット3発を放てば、レインメーカーの掛け合いからオカダは延髄斬り。
だが、鷹木もすぐさまフルネルソンスープレックスからパンピングボンバーを決めにかかるも、オカダがカウンターのドロップキックからローリングラリアットへ。
しかし、鷹木はこれに合わせてラリアットを振り抜くと、再びパンピングボンバーを狙うが、今度はオカダがお返しのラリアット一閃。
最後は変型ツームストーンパイルドライバーからレインメーカーを炸裂させ、王座初防錆に成功した。

COMMENT


 
オカダ「(矢野の拍手に出迎えられ)ありがとうございました。二人っきりっすね(笑)」
矢野「(缶ビールを片手に)乾杯しよう。オカダ、防衛おめでとう! 凄かった! 乾杯!」
オカダ「ありがとうございます!」
矢野「(一人で拍手をしながら)みんな(他のCHAOSのメンバー)も喜んでくれてると思うから」
オカダ「そうですね(笑)」
矢野「おめでとう!(と言って先に控室へ)」
 

 
──改めて素晴らしい防衛戦になりました。鷹木選手は本当に厳しい相手だったと思います。振り返ってみていかがですか?
オカダ「やっぱり生きてるなっていう。無観客から始まって、プロレスができているっていうだけで、息ができているなっていう感じはしたけれども、やっぱりこうやって大歓声の中でプロレスをやって、これが本当のプロレスをやってるなっていう。そう言える相手だったし、やっぱり鷹木さんもチャンピオンだった時はほぼというか、歓声もない中でずっと(新日本を)支えてくれて、だからこそここまで繋がってきたと思うし、もしかしたら50周年は保たなかったかもしれないし。そんな相手と別に僕は例え歓声がなかったとしてもね。チャンピオンとしていろいろ経験してきた中で、本当に支えてくれた相手とこういう大歓声の中で試合ができて最高でしたね。凄い強い相手。またやりたいですね。またいろんな所で、お客さんもまたこのカードを見たいだろうし。いやあ強かった。気合いを感じました」
──そして休むことなく次はサンノゼで、棚橋選手をチャレンジャーとして指名しました。改めてその意図を聞かせてもらってもよろしいでしょうか?
オカダ「やっぱりこの2月の大阪って言うと、2012年の大阪を思い出してしまいますし、今日の試合も棚橋さんが勝ってたし、このIWGP世界ヘビーを獲りたいってコメントしてたのは知ってるし、今日の解説にもいたし。やっぱり僕は棚橋さんと何回もやってきて、僕の中で新日本プロレスの闘いっていうのは、まあいろんな闘いがあったけど、やっぱり棚橋さんとやっている闘いっていうのが。プロレスファンの人からしたら、いろんなプロレスがあって、これが新日本プロレスだっていう闘いがあるかもしれないけど、僕の中では新日本プロレスの闘いっていうのは棚橋さんとの闘いなので、それをやっぱりアメリカでも見せたいなっていう。『G1』の開幕戦でやったりとかしましたけども、ベルトをかけて闘ってないですから。またアメリカのお客さんに新日本プロレスというものを見せて、コロナ禍で大会も中止になったりしましたし、いろんな所に攻めていけるようにやっていきたいと思います」
 

 
──「最後の挑戦だと思って来い」という言葉が非常に刺激的に聞こえましたけども、これでまた棚橋選手もおそらくスイッチが入ってくると思います。また素晴らしい闘いをアメリカで繰り広げるということになりそうですか?
オカダ「そうですね。僕は本当にあれは全然冗談でも、棚橋さんに気合いを入れようと思って言ったわけではなく、それが現実だと思います。まあ僕もあのレインメーカーショックの時の棚橋さんと同い年になりましたし、僕でも余裕があって闘っているわけじゃないですから。本当に今回、僕が棚橋さんだと思わなかったら、棚橋さんにチャンスは来てなかったと思いますから、本当にそれは最後だと思ってやってほしいなと思います」
──ジェイ・ホワイト選手がヒクレオ選手に敗れて日本を去ることになりました。この結果をIWGP世界ヘビー級チャンピオンのオカダ選手としてはどのように受け止めていますか?
オカダ「まあ日本を離れるとしても、どこでもジェイの闘いは変わらないですし、そういう結果になってヒクレオだったかもしれないですけど、いろんな所で活躍してくれれば、どこで活躍してたかって聞かれたら、『新日本プロレスで活躍してた』ってなりますし、新日本プロレスの注目度を集めてもらいたいですし、プロレス界にサヨナラはないですからね。まだどういう状況か分からないですし、また闘うこともあると思うんでね。まあ結果としてはしょうがないですよね。だからしっかりとどこに行っても活躍できる実力はあると思いますし、ドンドンドンドン活躍して、また違う形で新日本プロレスを広めてくれたらと思います」
──サンノゼはアメリカで行なわれて世界の注目を集める大会です。そこで棚橋選手と改めてどんな戦いを見せたいのか、意気込みをお願いします。
オカダ「まあ本当にこれぞ新日本プロレス。もしかしたら最近からファンになった人からしたら面白くない闘いかもしれないですけど、なんか僕と棚橋さんの11年の歴史っていうのを感じてもらってですね、また過去のものを見てみたいなと思ってもらってもいいですし、『棚橋さん、行けるじゃん』って思ってもらってもいいですし、でも最後にならないように頑張ってもらいたいなと思います。ただ本当にアメリカが世界がビックリするような試合を、棚橋さんと世界にお届けしたいと思います」
──昨日の会見でも大阪の熱を全国にというお話もありました。今日の満員の光景を見て、改めて手応えは感じましたか?
オカダ「やっぱりそうですね。大阪が盛り上がって、確実に全国に届いて行くと思いますし、実際11年前がそうでしたからね。なので、また大阪に戻ってきて、今日以上のね。だって、今日の闘いを見たら『また次も見たいな』って確実に思うと思いますし、僕たちはこういう闘いをしていって、プロレスって面白いんだなって大阪の人に思ってもらって、そっからですね。今はSNSだとかいろんなことでプロレスって届くと思うんで、プロレスが良くなってきていた中でコロナ禍でまたくじけましたけど、躓きましたけど、また前よりも今回の経験をパワーにして、また上がっていけると思いますから、そこはしっかりとパワーをね。今までの経験を大事にして、また上がって、確実に全国に届くと思いますから、しっかりとこの闘いを全国に。いやあ、本当に今日の闘いを見て、またプロレスを見たいなと思う人もたくさんいてくれると思いますが、しっかりとそれを届けていきたいなと思います」
 

 
──アメリカでIWGP戦は昨年AEWとの合同興行で行なわれて、4WAYでしたけど、オカダ選手も納得のいく結果ではなかったと思うんですけど、その時の不完全燃焼な部分をサンノゼで完全燃焼したいっていう思いはありますか?
オカダ「前回のシカゴ大会は勝ってもないし、負けてもないというか。まあ結果としては負けているんですけど、3カウントを獲られたわけではないですし、あれも4WAYという特殊なルールでしたし、やっぱり僕は特殊なルールはKOPWとかでやってもらって、アメリカだから4WAYだったのかもしれないですけど、IWGPっていうのはザ・プロレスの闘いを見せていかないといけないと思いますし、その闘いがサンノゼでできると思いますんで、改めてIWGPの凄さっていうのを見せていきたいと思います」
──サンノゼの次の話題になって申し訳ないですけど、その後にはノアの東京ドーム大会で清宮選手との試合が発表になっていまして、昨日もコメントがありました。、現時点でどう捉えていらっしゃるんですか?
オカダ「サンノゼの次ですか? サンノゼの次は休みます。まあだって…出ないし(笑)。好きにしてくださいよ。まあ、この子も今日の試合を見たほうが良かったんじゃないのかなと。これがプロレスですよ。ねえ? こんなプロレスができるんだったら、どうぞやってください。俺がいない所でやってください。ビビってないし。好きにしてください。まあでも、正直、その件に関してはもうケリはついています。明日発表になると思います。明日を楽しみにしてもらって…楽しみじゃないか? ちゃんとアナウンスされると思いますから。本当にお終い、その話題は。知らない。せっかくこうやって気分いいのに…やめてください。すいません」
──既にサンノゼ大会は大きな反響を呼んでいるんですけど、大きな理由の一つにIWGP女子王座のタイトルマッチがあるということだと思うんですよ。世界ヘビー級王者のオカダ選手は、女子王座をどのように捉えていますか?
オカダ「でも、できたばっかりのベルトですから、IWGPという冠もついていますし、このIWGPの名を汚すことのないような闘いをしていると思いますし、IWGP女子は女子で、しっかりと盛り上げてもらいたいなと思いますし、モネも今度挑戦するんですよね? 本当にそのおかげで世界中から注目されていると思うんで、また女子の闘いも見て、そのあとはIWGPをの試合を見たらまた凄いことをしているなということになると思いますし、そうやっていろんなきっかけは大事だと思いますから、女子は女子で僕がヤキモチを焼くような闘いになるかもしれないですし、そこはしっかりと盛り上げてくれたらなと思います。大丈夫ですか? ありがとうございました」
 
 

 
鷹木「(首をアイシングしながら座り込み)実を言うと、新日本プロレスでイレギュラーを起こすなんて真っ赤な嘘だよ。嘘だよ。試合見たら分かるだろ? やるからにはトップの中心に立つつもりで今日は挑んだ。でも、1年間、臥薪嘗胆して、奥の手を全て出したが、いやあ何の言い訳もできねえよ。オカダ、強いね。最後3連発か、4連発か分かんないけど、あんだけ追い込んだと思ったのに。怪物・オカダを攻めてても攻めてても不安が消えなくて、その躊躇がもしかしたらチャンスを渡してしまったのかもしれないな。このチャンスを逃したらもう二度と、こんなチャンスは奪い取れないと思ったから。バカ野郎! 鷹木信悟、プロレスをやる限り、目指すものはテッペンのみだ」
 

 
鷹木「今日の負けぐらいで落ち込んでられっか。俺らしくねえよ。再び駆け上ってみせる。オカダに対するリベンジも、IWGP世界ヘビー級への思いも、これからプロレスラーである限りは消えないからな! なんとしても再び這い上がってやるよ。最後に一つ、俺は関西に15年近く住んでいたが、今日の声援は最高に嬉しかったよ。下手すりゃプロレス人生で一番だったかもしれないな。あれだけの声援をもらっておいて勝てなかった。大阪のファンに大きな貸しができたな。この貸しは必ず返すよ。(立ち上がって帰り際に)40歳! はつらつオジサン、まだまだこれからだ!」

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