ゴングが鳴ると、デスペラードがEVILに襲いかかるも、SHOがカット。そしてH.O.Tはデスペラードと鈴木をストンピングで蹂躙。そしてH.O.Tはタバコをふかすポーズで挑発。花道奥では成田がダウン状態。
怒った鈴木はイスを手にするも、これはレフェリーが制止。すかさずEVILが鈴木をショルダータックルで吹っ飛ばす。
リング上、裕二郎はデスペラードに顔面かきむしり。さらにギロチンドロップからカバーするが、これはカウント2。スイッチしたSHOは顔面かきむしりから金具むき出しのコーナーにハンマースルー。
そしてSHO&EVILがデスペラードを踏みつける拷問攻撃。デスペラードは必死にSHOにチョップで反撃。だが、SHOは顔面かきむしりで鎮圧。
さらにSHOはデスペラードの腕を掴んだまま胸板と背中にキックを連打。デスペラードは蹴り足を捕らえるが、SHOは顔面かきむしりで回避。
劣勢のデスペラードだったが、突進してきたSHOに旋回式バックドロップ。
スイッチした鈴木はSHOにエルボーを連発。だが、EVILと裕二郎がカット。そしてトレイン攻撃を狙うが、鈴木は回避し、3人を次々とフロントキックでなぎ倒す。
鈴木はSHOをエルボーの連発でダウンさせる。そして引きずり起こすが、SHOはフィンガーロック。鈴木は切り抜けるとハンマースルー。これをSHOが切り返すと、すかさず東郷が場外から鈴木の足を引っ張って妨害。
そしてEVILが鈴木を鉄柵に打ち付け、さらに裕二郎がエルボー。EVILはもう一度鈴木を鉄柵に叩きつけ、さらにマイクコードで首を締め上げる。EVILは「負けたっていえ!」と要求するも、鈴木が「ブチ殺してやる!」と言い返す声がマイクで響き渡ると、場内は拍手と歓声が巻き起こる。
EVILが鈴木をリングに戻すと、SHOがカバー。鈴木が返すと、SHOはフロントネックロック。スイッチした裕二郎は鈴木にキック。さらに串刺しフロントキックを食らわす。
鈴木が鬼の形相を見せると、EVILとSHOが顔面かきむしり。そして裕二郎がフライングメイヤーからスライディングキック。しかし、カバーは鈴木がカウント1ではね返す。
ならばと裕二郎はヘッドバットからカバーするも、鈴木はカウント2でキックアウト。
スイッチしたEVILはTシャツで鈴木にチョーク攻撃。ここで成田が懸命にリングサイドまで到達。すかさず東郷が襲いかかるも、成田は鉄柵に叩きつける。
そして成田が鈴木に手を伸ばすも、EVILがカット。すると、スキをついて鈴木がEVILにスリーパー。しかし、SHOと裕二郎がカット。すかさずデスペラードが襲いかかるも、裕二郎は場外に排除。
リング上、鈴木がEVILに一本足頭突き。さらに強烈なエルボーでなぎ倒し、ようやく成田にスイッチ。成田はTシャツをEVILに投げつけると、強烈なキックを3連発。
そしてEVILを引きずり起こし、串刺しエルボーからハーフハッチスープレックス。EVILがカウント2ではね返すと、成田はフロントスープレックスの体勢に。
だが、EVILは回避しロープへ。成田はカウンターのフロントスープレックスを狙うも、EVILは逃れ、逆にEVILへ。成田も切り抜けるが、EVILは相手の足をレフェリーに預け、土手っ腹にトラースキック。
スイッチした裕二郎は成田をロープにはりつけてフロントキック。さらにフィッシャーマンズバスターで叩きつけてカバー。これは成田がカウント2ではね返す。
するとH.O.Tが成田にトレイン攻撃へ。だが、成田は裕二郎の突進をフロントキックで迎撃。そして鈴木はSHO、デスペラードはEVILを場外に引きずり込む。
今度は鈴木組が裕二郎にトレイン攻撃。さらにデスペラードのスパインバスターから鈴木がサッカーボールキック。そして鈴木とデスペラードが裕二郎は投げると、成田がカウンターのエクスプロイダー。そのままブリッジで固めるも、SHOがカットに入る。すかさず鈴木たちがH.O.Tを分断。
すると成田は雄叫びを上げ、裕二郎をコブラツイストで捕獲。しかし、裕二郎は手にかみつく反則攻撃で回避。だが、成田はもう一度コブラツイストで捕らえる。ここで裕二郎がタップするも、東郷がレフェリーの注意を引きつけ無効に。
そしてEVILとSHOが成田を捕らえ、裕二郎がケインで殴りつけようとする。しかし、鈴木がフロントキックで阻止。さらに鈴木がEVILを卍固め、デスペラードがSHOをヌメロ・ドスで捕獲。
ここで裕二郎はケインで襲いかかるも、成田は切り抜けてコブラツイストで捕らえる。そのまま締め上げると、裕二郎はたまらずタップアウト。成田がギブアップ勝ちを奪い、鈴木とデスペラードと共にNEVER6人タッグ6人タッグを奪取した。
THE NEW BEGINNING in OSAKA
- 日時
- 2023年2月11日(土・祝) 15:30開場 17:00開始
- 会場
- 大阪・大阪府立体育会館(エディオンアリーナ大阪)
- 放送
- 観衆
- 4,055人
-
第5試合 60分1本勝負
NEVER無差別級6人タッグ選手権試合<チャレンジャーチーム>
<第24代チャンピオンチーム>
※鈴木&デスペラード&成田が第25代チャンピオンチームとなるレフェリー|佐藤健太
MATCH REPORT
COMMENT
鈴木「ベルト獲ったのに……ベルト獲ったのに怒鳴らない、暴れない……なんて、お前ら初めてだろ?」
デスペラード「ハハハハハハ! テーブルぶっ壊してましたからね」
鈴木「俺、ベルト壊したことあるな」
デスペラード「今まで。自分でもおこがましいと思ってたんで、あと俺が入れるもんでもねぇと思ってたけど、鈴木さんが覚悟を持てと。成田くんに対しても覚悟を持てと。だったら俺も、きっちりストロングスタイルってやつを……俺は毛嫌いしてたんだけど、ちゃんとやろうじゃないか。頑張ります。ハイ……」
鈴木「ストロングスタイル。俺は、いいか35年前だ、俺がこの会社を辞めたのは。それから、辞めて全然、この会社の所属でもなけりゃ、契約もしてない。まったく別の人間だ。だから俺が名乗ることはできなかった。だけどな、俺の中に、俺の根底にずっと流れてたのは、そう、あのとき教わった、あのとき道場にいた“鬼”、そこから生まれて、その次に出会った“神様”が、俺をここに導いたんだ。そう、だから俺が今まで追求してきたのは、まぎれもなくストロングスタイルだ。誰もこのことに対して文句など言わせない。俺の生きてきた道、誰も口挟めないはずだ」
鈴木「だから、成田が胸に“STRONG STYLE”ってつけてアメリカから返ってきた時に、ハッとしたんだよ。俺、こいつに俺の持ってるものを伝えなきゃいかないって。だから成田じゃなきゃいけなかったんだ。ほかのヤツじゃいけないんだ。そうなんだ。ただの飾りじゃめぇんだよ。(ユニットに)ストロングスタイルっていう名前つけたけど、ストロングスタイルだからって急に黒パンになって、急に延髄斬りやって、急に“1、2、3ダーッ!”ってやって、それがストロングスタイルなんかじゃねぇんだよ。
オイ、俺は身をもって知ってるんだよ。この名前が、ストロングスタイルというものが何なのか。すべて知ってるんだよ。だからそれをすべて、こいつに、成田に伝えていこうと思う。これは、先生と弟子、師匠と門下生、そんなんじゃない。違う。俺と成田、この並びだ。な。上でもねぇ、下でもないんだよ。俺、嫌いなんだ。先生って呼ばれるのが、師匠って呼ばれるのが。それから弟子と呼ぶのも嫌いだ。生徒と呼ぶのも嫌いなんだ。いいじゃないか、仲間で。デスペラード、成田蓮、鈴木みのる。新しい俺の、宝物だ」
成田「凱旋して、ストロングスタイル名乗って、自分はまだそのストロングスタイルという言葉に、押されていた意味をちゃんと理解してなかった。そんな時に現れた鈴木さん、デスペさん。この2人にかけられた言葉。どれも簡単には聞き過ごせない大事な言葉だった。それで自分なりに考えて、答えを出して、それが今日、ベルトにつながった」
成田「ストロングスタイル、俺はこれを名乗っていく以上、覚悟を持った。どんなことでもやる。どんなことにでも、くらいついていく。俺がストロングスタイルという言葉を消さない。消させない。それが俺の覚悟だ」
鈴木「とりあえず今日は、乾杯しに帰るか。(※用意された缶ビールが目に飛び込んできて)乾杯していくか、ここで。新しい出発だ。乾杯……」
※3人で栓を開けた缶ビールを合わせて一口飲む
鈴木「(※控室に戻る前に)ついでに言っとく。さっきも言ったけど、もう1回だけ言っとく。いいか、プロレスラーを名乗るヤツら、よく聞いとけ。ストロングスタイル、ファッションで名乗るんじゃねぇ……。命懸けろや」