セミファイナル(第7試合)はNEVER無差別級選手権試合、王者タマ・トンガvs挑戦者エル・ファンタズモ。ファンタズモは1.5大田の8人タッグの試合後、タマをNEVERのベルトで殴りつけて宣戦布告。両者は昨日のイリミネーションマッチ(10人タッグ)で対峙し、タマがファンタズモを場外失格に追いやった。遺恨を深めた両雄の王座戦、最後にベルトを頭上高く掲げるのはどっちだ?
タマはNEVERのベルトを腰に、セコンドの邪道を帯同して入場。
開始のゴング、両者はロックアップで組み合い、ファンタズモがヘッドロックで捕獲。タマはハンマースルーを仕掛けようとするが、ファンタズモはクラッチを外さない。
ようやくタマはハンマースルーで切り抜け、ここからショルダータックルの応酬に。ファンタズモはフェイントの膝蹴りからロープに走るが、タマはリープフロッグの連発からダブルチョップ。さらにドロップキックで吹っ飛ばす。
続いてロックアップからタマがヘッドロック。そしてロープワークに移ると、今度はファンタズモがリープフロッグからドロップキックをヒット。
そしてバックの取り合いから、両者はグラウンドで互角の攻防を見せ、続くドロップキックは相打ちに。そしてガンスタン、サドンデスを互いにかわしあい、両者は一旦離れる。
ここでファンタズモはToo Sweetサインを求める。タマが応じないとみるや、ファンタズモは顔面に張り手。すかさずタマはエルボーの連発からラリアットでファンタズモを場外に追いやる。
そしてタマはダイナミックなプランチャをお見舞い。さらにタマは鉄柵にハンマースルー。ファンタズモが鉄柵を飛び越えて着地すると、タマはダイブ。しかし、ファンタズモがかわし、自爆してしまう。
そしてファンタズモはタマの右手を鉄柵、さらに机に打ち付ける。そして右手の上に机を乗せ、そこを踏みつける拷問攻撃。
続いてファンタズモはタマの右手をエプロンに固定し、膝で何度も打ちつけていく。さらに指裂き攻撃を見舞う。
優勢のファンタズモはフィンガーロックからロープに飛び乗ると、軽快な動きでヘッドシザーズホイップ。そしてカバーするも、これはカウント2。
ならばとファンタズモはエルボーを食らわせ、さらにコーナーに叩きつけてからカバー。タマはカウント2ではね返すと、ファンタズモにパンチを繰り出すも、自身の右手を痛めてしまう。
ファンタズモはパンチを連発し、さらに串刺し攻撃へ。だが、タマは雄叫びと共にカウンターのラリアット。そして上半身のコスチュームを脱ぎ去り、エルボーの連発から串刺しボディアタック。
続いて投げっぱなしのノーザンライトスープレックスのように投げつけてカバーするが、ファンタズモはカウント2ではね返す。
するとタマはショルダースルーで叩きつけ、さらにハンマーパンチをファンタズモの胸板に乱打。だがファンタズモもフライングフォアアームで反撃。
さらにファンタズモはマンハッタン・ドロップからパンチ。そしてボディスラムで叩きつけ、セカンドロープからからフォアアームを落とす。
ここでファンタズモはサドンデスを狙うも、タマはかわしてパンチを連発。そして延髄斬りからカバーするが、ファンタズモはカウント2ではね返す。
ならばとタマはバックエルボーの連発から、串刺し攻撃を狙う。だが、ファンタズモはセカンドロープからの宙返りで切り抜ける。そして、セカンドロープからから振り向きざまにエルボー。
続いてファンタズモはライオンサルトを狙うが、タマは場外にエスケープ。すかさずファンタズモはトペ・スイシーダを炸裂。そしてファンタズモはトップロープから豪快なラ・ケブラーダをお見舞い。
ファンタズモはタマをリングに投げ入れる。そして自身もロープをまたごうとするが、タマは足を捕らえてロープ越しのドラゴンスクリューを3連発。
そしてタマは変形のレッグブリーカーから、シャープシューターで捕獲。これはファンタズモが必死にロープエスケープ。
ならばとタマはSRCを狙うも、ファンタズモは切り抜けて背中への引っかき攻撃から、相手のお株を奪うトンガンツイスト。
ここから両者は膝立ち状態でエルボー合戦に突入。そして立ち上がるとファンタズモはエルボーパッドを外し、再びエルボーの応酬に。
続いて顔面への張り手の応酬に。タマは右手のダメージで劣勢となるも、エルボーで反撃。ファンタズモも応戦し、互いにケンカのように打撃戦を繰り広げる。
タマがロープまで押し込むと、レフェリーが制止する。すると、ファンタズモはスキをついてフロントキック。しかし、タマはスーパーマンパンチ。
さらにタマはSRCを決めると、一気にシュプリーム・フローを炸裂。だが、カバーはファンタズモをカウント2ではね返す。
ならばとタマはガンスタンを繰り出すも、ファンタズモは巧みにタマを引き倒し、シャープセンセーションをお見舞い。
だが、タマはそこから意地でファンタズモを担ぎ上げ、旋回式のガンスタンを炸裂。しかし、ファンタズモはカウント2ではね返す。
するとタマは気合いを入れ、DSDを狙う。しかし、ファンタズモは切り抜け、CRⅡの体勢からスタイルズクラッシュを炸裂。しかし、カバーはタマが何とかカウント2ではね返す。
するとファンタズモはトリガーポーズから、ブラディサンデーの体勢に。タマは切り抜けてガンスタンを狙うが、ファンタズモはこらえ、スピニングアルゼンチンバックブリーカーを狙って持ち上げる。
しかし、タマは切り抜け、逆にブラディサンデーを決めてカバー。だが、ファンタズモは必死にカウント2ではね返す。
ならばとタマはガンスタンを狙うも、ファンタズモはカウンターのサドンデスをヒット。しかし、カバーはカウント3寸前でタマがキックアウト。
するとファンタズモは本部席のNEVERのベルトを手に取り、リングに戻る。レフェリーが注意すると、ファンタズモは悩んだ末に手渡す。場内からは拍手が発生。
ここでタマはスキをついて丸め込みを3連発。だが、ファンタズモは回避。すかさずタマはガンスタンを狙うも、ファンタズモは相手を後方回転させてから一気にCRⅡを炸裂。そしてカバーするも、タマは必死にカウント2ではね返す。
ならばとファンタズモはとどめのサドンデスを発射するが、タマは受け止めて、ファンタズモを後方回転させ、ついにガンスタンを炸裂。しかし、これもファンタズモはカバーをカウント2で意地のキックアウト。
するとタマは気合いを入れ、DSDの体勢に。一度はファンタズモがこらえるも、すかさずタマはジェイドリラーを炸裂。そしてカバーすると、ファンタズモは返すことができず。
タマが先日、不慮の事故で亡くなったジェイ・ブリスコに捧げるジェイドリラーで粘るファンタズモを沈め、王座初防衛に成功した。
試合後、タマはベルトを腰に勝ち名乗りを受けると、コーナーを上って場内の歓声に応えた。