試合後、オカダは勝ち名乗りを受けると、ベルトを腰に巻き、リングを下りた鷹木に視線を送る。満身創痍の鷹木は若手の肩を借りて退場。
ここでオカダはマイクを握る。
■オカダのマイクアピール
「……大阪~!!!!(場内拍手&歓声)。今日も熱い、熱い、熱い、熱い声援、本当にありがとうございました!(場内拍手&歓声)。
鷹木さん、コロナ禍でさ、歓声のない中、新日本プロレスをしっかりと支えてくれたのは鷹木さんだよ。まあ、鷹木さんとは、ずっと歓声ナシで戦ってましたけど、今日、歓声アリで戦って、もっと最高だなってわかったよ、鷹木さん!(場内拍手&歓声)。また、やろうぜ!(場内拍手&歓声&鷹木コール)。
やっぱり、一つだけ言わせてもらうと、これがプロレスだよ(場内拍手&歓声)。これが新日本プロレスだよ!(場内拍手&歓声)。次、やること、決まってます!(場内拍手&歓声)。
サンノゼで、アメリカで、IWGP世界ヘビー級の防衛戦、決まってます!(場内拍手&歓声)。しっかりとアメリカでも、新日本プロレスの戦いを見せて、またチャンピオンとして戻ってきます!(場内拍手&歓声)。
新日本プロレスの戦いを見せるということは、ふさわしい相手が必要です(場内どよめき)。11年前、思い出すなあ、この大阪(場内拍手&歓声)。
……棚橋さん!(場内拍手&歓声&棚橋コール)。棚橋さん、もし疲れてなかったら(場内笑)、このベルトに挑戦してくださいよ(場内拍手&歓声)」
すると、放送席の棚橋が立、棚橋コールの中をリングに上がる。そしてオカダからマイクを受け取る。
■棚橋のマイクアピール
「悪いな、オカダ。オレは生まれてから、一度も疲れたことがないんだ(場内拍手&歓声)。もう10年以上前か、レインメーカーショック。じゃあ、今度、今度はオレが、ショックを起こして、やるよ!(場内拍手&歓声)。
オカダくん、お疲れさまでした(場内拍手&歓声)」
そして棚橋はオカダにマイクを戻す。
■オカダのマイクアピール
「棚橋さん、大丈夫ですよ。もう、オレがいるから、最後の挑戦だと思って、このオレにかかってきてくださいよ(場内拍手&歓声)」
両者はにらみあうと、共に両手を広げ、場内は大きな拍手と歓声を送る。そして、棚橋がリングを下りると、オカダはマイクを続ける。
■オカダのマイクアピール
「これでアメリカ大会も最高の大会になるし、最高の試合になるでしょう(場内拍手&歓声)。棚橋さん、さっきも言ったように、この俺が胸を貸しますんで、かかってきてください(場内拍手&歓声)。棚橋さんには申しわけありませんが、また僕が、IWGP世界ヘビー級チャンピオンとして、ここ大阪に帰ってきます!(場内拍手&歓声)。
まだまだ、もう少しがんばっていったら、前みたいな日常が戻ってくると思いますけど、僕たちのリング上の戦いは、前と変わらず熱いものを届けていきますので、みなさんまだまだ新日本プロレス、よろしくお願いします!(場内拍手&歓声)。
みなさんが応援してくれるかぎり、みなさんが新日本プロレスを愛してくれるかぎり、ここ大阪に! カネの雨が降るぞ~!!!!(場内拍手&歓声)」
そしてオカダは各コーナーに上って場内の歓声と拍手に応えてから花道を引き上げた。