第3試合は内藤哲也&鷹木信悟&高橋ヒロムvs鈴木みのる&タイチ&エル・デスペラード。タイチは昨日の11.20有明でKOPW 2020保持者の鷹木に対し、12.19代々木(タカタイチ興行)でのKOPW争奪戦を要求。今大会でさらなる動きが見られるのか、両雄のマッチアップに注目が集まる。
タイチは11.20有明のタイチ&金丸&中野たむ&なつぽい組が表紙となった週刊プロレスを携え入場。ゴング前、タイチと鷹木はにらみ合いを展開。
ゴング前にタイチが仕掛けるかたちで、試合はスタート。場外戦に雪崩込むと、鷹木は週プロでタイチに一撃。タイチも打撃を返し、ここから乱打戦に突入。
鷹木はカウント18でタイチをリングに戻す。だが、タイチは喉輪をお見舞い。鷹木が突き飛ばすと、次はヒロムとデスペラードが登場。
ヒロムとデスペラードはエルボー、チョップの応酬を繰り広げる。続くロープワークの攻防では、互いに追走エルボーをお見舞い。
ここで鈴木が乱入し、デスペラードと共にヒロムにトレイン攻撃。そしてデスペラードがスパインバスター、鈴木がサッカーボールキックをお見舞い。
さらにデスペラードはギターラ・デ・アンヘルを狙うも、ヒロムは脱出。そしてハサミワザを仕掛けるも、こらえたデスペラードはヌメロ・ドスを狙う。これは内藤がカット。ここから両軍入り乱れる攻防に。
内藤はデスペラードにマンハッタン・ドロップから、コーナーミサイルを狙う。だが、鈴木が妨害。リング上では、ヒロムがデスペラードにポップアップ式のシットダウン・パワーボム。
次は鷹木とタイチのマッチアップ。タイチがフロントキックを繰り出すと、鷹木はショルダータックル。そして技の読み合いから、タイチがスピンキックを炸裂。
そしてタイチはキックを繰り出すも、鷹木は回避。そして技の読み合いから、鷹木はバックエルボー、ナックル、龍魂ラリアットをお見舞い。
鷹木は「オイ! オイ! オイ!」と気合いを入れ、タイチにパンピングボンバー。しかし、タイチはアックスボンバーで相打ちに持ち込む。
そしてタイチは鷹木を左の上手投げで投げようとするが、そのままもつれるように二人で場外に落ちてしまう。鷹木は場外でタイチにスライディングラリアット。タイチも鷹木を鉄柱に叩きつけて応戦。
すると、鷹木はタイチを場内の壁に叩きつける。だが、タイチも喉輪で応戦。さらに両者は場外でパンピングボンバーとアックスボンバーの相打ちを連発。そして倒れこむと、そのまま場外カウント20となり、試合は両者リングアウトに。
鈴木「内藤! お楽しみは、リーグ戦だ!」
デスペラード「あー……しょうがねぇ。エキサイトしてリングアウト。しょうがねぇ。(自分も)テンション上がっちゃって、『戻れ』も何も言えなかったからよ。ヒロム、ようやくだ。(※チョップの打ち合いで真っ赤になった胸板を示し)楽しいな! オマエの相手してるのは楽しいよ。今日みたいにな、解説に座ってなーーーんにも絡んでこないヤツとは違う。全然違うよ。口先だけじゃねぇ。アイツは行動には起こしてたかもしれない。でも俺たちには届いてない。実際、声も痛みも届いてるのはヒロムだけだ。オイ、ワト、オマエは今何してる? まぁ、俺が知らないだけなんだけど。(※立ち去りながら)何してんだ、アイツ?」
ヒロム「(※インタビュースペースへの階段を下りながら)オイ、デスペラード! どこ行った? 面白いな! やっぱ楽しいよ、アイツとやるのは(※と、壁を何度も叩いて)あ、ごめん後楽園。アイツとやるのはメッチャクチャ楽しいし興奮するんだよ。おーいおーい、いいじゃん! このシリーズ終わりに(※チョップの打ち合いで真っ赤になった胸板を示し)この胸は一体どうなっているんでしょうか。どれほど腫れて、そしてどれほど鮮血にまみれているんでしょうか。それを感じるのが楽しみだ。この痛みこそアイツとやってる証拠だ。オイ、チワワ! テメーのんびり解説してんじゃねぇぞ! 俺とデスペラードで盛り上げちまうぞ。盛り上がっちゃうぞ! オー、チワワ! 遊ぼうぜ!
(※ハッとした表情で)ワトがいたな……。アイツは何やってるんだワト。全然いいですよ。遊びに来てください。マスター・ワト選手、試合がない日でも、ね! 試合に介入するのはあんまりよくないから、このコメントブースに来るのは自由なんじゃないでしょうか。ぜひ、マスター・ワト選手、お考えください。一応、アンタに俺、負けてるんでね!」
内藤「今日から開幕したタッグリーグ、内藤&SANADA組の初戦は明日なわけで。明日対戦するオーカーン&ヘナーレ組の研究をするために、買ってきましたよ。(※と、オーカーンの著書を取り出すが上下逆さまで見せ、逆さまのままページを開いて読む)帝国広報様のお仕事? なかなか興味深いねぇ。明日の参考にさせていただくよ、カブロン! (※と、立ち去りながら読み続けるも、本は逆さまのまま)ほう、なかなかいいねぇ……」
鷹木「最後! 言った通りだよ。12・19! 代々木体育館。行ってやるよ。タイチ、タイチ! どうも俺はオマエが……。(※タイチ&金丸&中野たむ&なつぽいが表紙の週刊プロレス最新号を取り出し)何だコレ? 女子と、誌面飾って……」
タイチ「何だコラ!」
鷹木「おぉ、来たか! 来ると思ったぜ!」
タイチ「やるんだな? やるっつったな?」
鷹木「俺が言ったのは、19日、代々木体育館に行くと言った。オマエとやるかどうかはなぁ、ハッキリ言ってねぇぞ。(※週プロを示して)何だコレ? 女子とイチャイチャしやがって」
タイチ「だから何だ?」
鷹木「誌面飾ってふざけやがって! 俺がいつも誌面飾ったら文句言ってんだろ! 何だこの金丸の顔! 全然やる気ねぇだろ! こんなんで誌面飾るなよ!」
タイチ「知らねぇよ! どっかいたんだろ? タイプの女でもいたんじゃねぇか。上の空だよ。それでも誌面飾れんだよ、俺らは。あ~、オマエ嫉妬してんだな俺らに。モテねぇから」
鷹木「おお! コレ見たらちょっとうらやましいじゃねぇか!」
タイチ「40歳のオヤジがよぉ、ひとりぼっちで何やってんだ」
鷹木「はぁ? 代々木行くと言ったけど!」
タイチ「何しに行くんだ」
鷹木「KOPWの争奪戦だよ!」
タイチ「やるんだろ? 俺とやるしかないだろ。メインイベント用意してやるから。2000人、声出し、オマエの言う通り全部用意してやるから」
鷹木「おいしいシチュエーションだよ」
タイチ「何が文句あんだ? 言ってみろ」
鷹木「今日は何だ? あの終わり方はよぉ。バースデーだぞ、40歳の記念日! 何だあの無効試合だか両者リングアウトだか知らねぇけど。リング上で決着つけなきゃ意味ねぇだろ! 3回目だぞ、3回目だぞ争奪戦。誌面飾ってる場合じゃねぇぞ! 何だオマエ、ミックスドマッチのベルトって。KOPWしっかりしろよ!」
タイチ「分かった分かった。今日は怒んないでくれよ。悪かった。悪かったよ。お前の気持ちを察してなかった。悪かった。今日は誕生日なんだろ?」
鷹木「おお! 40歳のな」
タイチ「昨日さんざん言ってたもんな。どうせオマエはひとりぼっちだろうと思ってな」
鷹木「1人でインスタライブしてたよ」
タイチ「(※週プロの表紙を示し)オマエはこんな相手もいないだろうしな」
鷹木「ビジネスだろ! 金丸の顔がビジネスって顔してんじゃねぇか!」
タイチ「金丸は分かんねぇけど、俺らは分かんねぇよ」
鷹木「オマエもなぁ、(アイマスクで)目ぇ隠してるから分かんねぇよな。で? プレゼントでも用意してくれたのか?」
タイチ「だと思ったよ。今日だけはノーサイドだ。せめて今日はオマエの誕生日だから、少しでもやる気出してくれるのかなと思ってよ。今日はちゃんと用意してあるんだよ。今日はノーサイドだから。岡本、ちょっと例のアレ持ってこい」
※東スポの岡本記者がイチゴの乗ったバースデーケーキを持ってくる。
鷹木「おぉ、いいねぇ!」
タイチ「♪ハッピー・バースデー・トゥー・ユー! ハッピー・バースデー・トゥー・ユー!」
鷹木「(※ケーキを投げつけられるのを警戒し、腰が引けた体勢になって)いや、待て待て待て!」
タイチ「ハッピー・バースデー・ディア・鷹木ブー! ハッピー・バースデー・トゥー・ユー!」
鷹木「(※腰が引けたままで)おぉ、俺、イチゴ好きなんだよ!」
タイチ「(※ケーキを持って距離を詰める)おめでとう、信悟君」
鷹木「ベチャ!とかそんなのはいいから」
タイチ「この時代、そういうのは怒られるから。この時代、ダメなんだよ」
鷹木「そうそう、この時代、ダメだから」
タイチ「今日はノーサイドだから。今日はオマエへのプレゼントだから」
鷹木「おお、オマエからプレゼントもあるんだったら」
タイチ「これで決定だな」
※鷹木はまだ投げつけられるのを警戒。
タイチ「そういうのナシ(※と、鷹木の前にケーキを差し出す)」
鷹木「(※ケーキの上のプレートを見て)ていうかオマエ、名前書いてねぇじゃねぇか!」
タイチ「書いてるって!」
鷹木「どこが!(※と、顔を近づけると、タイチが後頭部を掴んでケーキに顔面を突っ込ませる)」
タイチ「誕生日おめでとう! (ケーキやイチゴを)落とすなよ! これでおいしいケーキを食べて、12・19……(イチゴを)拾えよ、ちゃんと! 粗末にすんなよ。19日、これで発表するからな! よし、決まったぞ岡本! 書け!(※と、先に控室へ)」
鷹木「(※ケーキまみれの顔で)食べ物を粗末にするな! 顔も真っ白だけど、頭も真っ白だよ。タイチ! やってやるよ。19日、代々木大会行ってやるからな! こんな形になったけど、俺はイチゴ好きだからな、オマエのプレゼント、ありがたく受け取っとくよ。このプレゼントのお返しは、19日、強烈なのを返してやるからな。覚えとけよ!」