第2試合は真壁刀義&本間朋晃&大岩陵平&オスカー・ロイベvsマーク・デイビス&カイル・フレッチャー&グレート-O-カーン&アーロン・ヘナーレ。G.B.Hが若手を従え、今回の『WORLD TAG LEAGUE』に出場するオージー・オープン(デイビス&フレッチャー)、オーカーン&ヘナーレ組に立ち向かう。
UNITED EMPIREはギデオン・グレイがマイクを握り、メンバーを呼び込む。
先発は本間とデイビス。ロックアップで組み合うと、デイビスが一気にロープに押し込んで強烈な逆水平チョップ。だが、本間もショルダータックルで反撃。
だが、デイビスは仁王立ち。ここから逆水平チョップの応酬に。続くロープワークの攻防では、デイビスがショルダータックルで本間をなぎ倒す。
さらにデイビスはブレーンバスターを狙うも、本間は切り抜けると、バックエルボーから小こけし。しかし、これはかわされてしまう。
次は大岩とオーカーンのマッチアップ。大岩はタックルを仕掛けるが、オーカーンは切り抜け、ここからバックの取り合いに。そして両者は一旦離れる。
再びバックの取り合いを経て、オーカーンは大岩をロープに押し込む。大岩は体勢を入れ替えてチョップをお見舞い。さらに大岩はヒップトスを決める。するとオーカーンは辮髪でチョーク攻撃を敢行。
続いてオーカーンは大岩を場外に連れ出し、マイクコードでチョーク攻撃をお見舞い。オーカーンは大岩をリングに戻して膝で押さえつけてカバー。これはカウント2。
スイッチしたフレッチャーは大岩をブレーンバスターの体勢で持ち上げる。そして、その逆さの状態でフレッチャーにパス。続いて、フレッチャーがまたも受け取り、大岩をマットに叩きつけてカバー。これはカウント2。
スイッチしたヘナーレは、大岩に打撃の猛攻。背中に強烈なサッカーボールキックを食らわす。さらにハンマーパンチを連発する。
大岩はチョップとエルボーで反撃。さらにドロップキックを炸裂し、真壁に交代。
真壁はヘナーレにショルダータックル。そして串刺しラリアットから、ヘナーレの頭部にナックルを落とし、ノーザンライトスープレックスを狙う。こらえたヘナーレがロープに走ると、真壁はカウンターのラリアット。
さらに真壁はロープに走るが、ヘナーレは打撃でお返し。最後に強烈なキックでなぎ倒す。
次はロイベとフレッチャーのマッチアップ。ロイベはエルボーを連発し、ヒップトスを決める。ここから真壁組はフレッチャーにトレイン攻撃。そしてロイベはフレッチャーをボディスラムで叩きつけ、ギロチンドロップをお見舞い。
しかし、カバーはデイビスがカット。デイビスは大岩にジャンピングキック。するとロイベがデイビスに襲いかかるも、オージー・オープンがキックの波状攻撃。そして最後はコリオリスで炸裂し、フレッチャーが3カウントを奪取した。
試合後、オーカーンは「ひれ伏せ、後楽園の愚民ども! 今宵のメインイベントを支配するのはTJP、フランシスコ・アキラだ! いいか、ジュニアのタッグもヘビーのタッグも、支配するのはわれわれUNITED EMPIREだ! 優勝して貴様ら、地獄に導いてやるよ、オイ! いいか、これがグレート-O-カーン、アーロン・ヘナーレ、カイル・フレッチャー、マーク・デイビスのオージー・オープン、そしてギデオン。これが、UNITED EMPIREの力だ!」とアピールした。
デイビス「イェー」
フレッチャー「オー、イェー、ベイビー」
デイビス「俺たちは優勝候補チームだ」
フレッチャー「その通り。俺たちにとってコーラクエンでの試合は何年ぶりだろうか。こうしてまた日本のファンの声援が聞けて何よりだ。明日から『WORLD TAG LEAGUE 2022』が開幕する。オージーオープンは開幕戦でタナハシ&ヤノさんチームを対峙する。ヤノ、お前は俺がこれまで会った中で一番バカな野郎だ。お前が試合に組まれていたせいで、オーサカの試合は苦い思い出になった。本当目障りな野郎だ」
デイビス「お前はバカだ。お前の脳みそはクソでできてる」
フレッチャー「タナハシ、あなたは史上最高のレスラーの一人だ。それは躊躇うことなく認める。だがオージーオープンは『WORLD TAG LEAGUE 2022』で全勝優勝を飾る。1勝目の相手はタナハシ&ヤノだ。あなたは史上最高の一人かもしれないが、俺たちは現在世界最強のタッグチームだ! 『WORLD TAG LEAGUE 2022』の優勝トロフィーを手にするのは間違い無く俺たちだ。俺たちは全てを制覇するUNITED EMPIREのオージーオープンだ!」
ヘナーレ「こんなもんさ!今までで一番ちょろい試合だったぜ。俺はどのくらい闘った?30秒?1分くらいか?そんなことどうでもいいけどな」
ヘナーレ「重要なのは明日の試合だ。俺とグレート-O-カーンはナイトー&SANADA組と対戦する。(誰かの声がして)誰だ?チャールトンか?ともかく、お前らファンは、去年コーラクエンホールのメインイベントで俺たちがL・I・Jと闘ったのを覚えてるか?俺たちはあいつらからフォールを奪ったんだ!ワン、トゥー、スリー!日本の人気者!はは!気分が悪くなるぜ。明日だけじゃなく、明後日も、毎日激しく暴れ回ると約束する!ファンの記憶に残るような試合をしてやるぜ」
オーカーン「面を上げろ、後楽園の愚民共。余はグレート・ムタとタッグを組み、裏切りを向こうがしてきて、闇討ちをされ、そして、あいつのラストを看取った漢だ。余はドラゴンスクリュー、フラッシングエルボー、毒霧、シャイニングウィザード……。フルコンボを新日本で最後に受けた漢だ。そうまでして、あのグレート・ムタが闘いたかった漢が、グレート-O-カーンである。もうあれこれ言ってもしょうがねえよ。だが、思い出と闘っても勝てねえんだったらよ、余は最強の思い出を手に入れたって事じゃないか。ああ? あのグレート・ムタがそうまでして闘いたかった、余を仕留めたかった……。大丈夫か?」
オーカーン「この最強の思い出に勝てるやついる? 中邑真輔が候補にいるけど、喰うか? 東京ドームで喰えたら幸せになれるだろうなあー。フハハハハハハハハハ。思い出とそして余は魔力と毒を支配した!! アイツの毒霧は胎内に入り込んで、余の身体を侵食しようとしたがな、胎内から魔力を込めた毒霧を発するようなって、この技を【魔緑毒霧(まりょくどくむ)】と名付けよう。この最強の思い出と毒をもって新日本プロレスを支配し、貴様ら愚民を納税と恐怖の地獄に導いてやるよ。これが令和のミスタープロレス・グレート-O-カーンの力だ。ひれ伏せ、後楽園の愚民共」
真壁「オイ! 一言だけ言ってやるよ! ムカついてるかムカついてねーか? そんなことはどうだっていい。ムカついてるに決まってるだろコノヤロー! ただな、あいつ(オスカー)いつデビューした? ええ? つい一昨日の話だろオイ、コノヤロー! オウ、よく頑張ったじゃねーかよなあ! オレから言えるのはただそれだけだ! ただ、オイ! 次あたってみろコノヤロー! ヘナーレ、テメー真っ二つにへし折ってやる! テメーのプライドも全部へし折ってやる! 言いてえことはそれだけだ! この先だ、この先! 面白れーもん見してやる、それだけだ!」
※本間と大岩がオスカーに肩を貸しバックステージに現れると
本間「悔しいだろうよ! でも、すげーキツい練習してデビューしたんだ。こんなんで負けたって。でもオレは、オレ自身、下が入って来たりとか喜んでばかりもいられない! 下、一人入ってきたら上は一人いらなくなる。一人入ってきたら一人いらなくなる。それぐらいの気を引き締めて、オレはやっていく。アー、タッグリーグあいつらクソー! クソタッグリーグが! 当たりてえ、もっとやりてえ、もっと闘いてえよ。オレは諦めない。Bブロックでダントツ1位で優勝してやる」
大岩「今日はオスカーが負けたけどな、こっからだよ! ヤングライオンこっから! オレたち野毛道場が先輩喰って絶対新日本のテッペン獲ってやる! (オスカーの腰を叩き)ありがとうございました」
ロイべ「この試合のために頑張ったのに、たった2分かそこらでやられてしまうのか。もっと練習しないといけない。俺ならできる!くそっ」