大会開始前、新日本プロレスのレスリングチーム「TEAM NEW JAPAN」に所属するボルチン・オレッグがリングへ登場。「TEAM NEW JAPAN」監督の永田裕志より、新日本プロレスへ入団することが発表された。
オレッグは、カザフスタン出身の29歳。2021年4月にはアジア選手権のフリースタイル125kg級で優勝するなど、輝かしい経歴を持つ。
永田の紹介を受けたオレッグは、「みなさん、こんにちは。カザフスタン出身のボルチン・オレッグです。必ず世界チャンピオンを目指します。よろしくお願いします」と日本語で挨拶。場内が大きな拍手に包まれた。
超実力派宣言
- 日時
- 2022年10月10日(月・祝) 15:30開場 17:00開始
- 会場
- 東京・両国国技館
- 放送
- 観衆
- 4,059人
COMMENT
永田「昨日から新日本プロレスの道場に入って、プロレスのデビューを目指しています、改めましてオレッグ・ボルチンです。カザフスタンのレスリング代表として、つい先日の世界選手権にフリースタイルの120kg級に出てきたんですけども、そこでも第5位という実績を引っさげて、昨日の夜に道場に入って、今日も午前中にトレーニングしてきました。これから改めてプロレスの世界で世界チャンピオンを目指すということで、頑張っていきたいと思います」
──ボルチン選手、改めて意気込みを。
ボルチン「はい、皆さん、こんにちは。カザフスタンの出身のオレッグ・ボルチンです。これからプロレスの世界チャンピオンを目指します。よろしくお願いします」
──永田選手としてはデビューはいつ頃できればいいとお考えですか?
永田「まあこれだけの体を見てもらえれば分かると思います。基礎トレーニングをやりながらも早くもいろんな受身とかいろんな技術を吸収して、1日も早くデビューさせたいですね。僕の経験からするとやっぱりレスリングの人間は、まあプロレスラーとして必要な体力はつけなきゃいけないですけど、それ以前にいろんなプロレスラーとして必要な体力や身体能力は多々あるので、できるだけ早いうちにデビューしてほしいなと思います」
──デビューさせるなら前座の第1試合とかではなくて、一気にメインとかセミとかぐらいを望んでいると思うんですけど。
永田「ああ、そうですか。まあ、そこはなんとも言えないですけど、相手がいきなり強い人とやってもいいかもしれないですし、潜在能力だけはそういう強豪選手に負けないものを持っていますから。ただ、プロレスの世界も大変厳しい世界ですから、どこまで対応できるか興味がありますけど、1日でも早くデビューしてもらいたいなと思っています」
──ボルチン選手は憧れの選手はいらっしゃいますか?
ボルチン「もちろん強いプロレスラーになる、有名になれるように頑張ります」
──誰か目指したり、憧れている人はいますか?
ボルチン「いるかなあ?(笑)。まあ、あのう海外の選手のプロレスをよく見てたんで、ロックとかブロック・レスナーとかそういう選手を見てたんで、カッコいいなと思いますね」
──永田選手ではなくて?
ボルチン「あっ、永田さんは……」
永田「(質問した記者に向かって)お前、それが言いたかったんだろう(笑)」
──今後のレスリング界とのつながりはどうですか? レスリング界にとっては重量級がいなくなりますけど、新日本にも石黒(峻士)選手がいますし、そういったつながりっていうのは持っていくのでしょうか?
永田「今のところそういう感じですね。やっぱりこうやってレスリング界からウチのチームとしてオリンピックを目指して、行けても行けなくてもそこである程度ケリがついたところで、プロレスラーになってくれるという。まあ、彼が2人目ですね、ウチのチームから。これがドンドン話題になって活躍してくれれば、引き続きドンドン入ってくれれば、よりTEAM NEW JAPANが続いていくと思います。まだ2人目なんですよね。今年でちょうど10年なんですよ、ブシロードクラブから。名前は変わりましたけど10年かかって、ようやく2人目がプロ入りしたっていう。まあ1人目はだいぶ立派なメインイベンターになってきていますね、世間的にも。顔はともかく。で、2人目ですから。このオレッグが早くデビューして活躍してくれることが、次ドンドンアマチュアからプロに入ってきてこういう交流というかね、そういうものが活発化していくと思うし」
──2人目は顔が良くて、永田選手の期待度も高いという感じですか?
永田「顔いいよね。顔はいいし、あと日本語が喋れることが大きい。あと大事なのは英語をやっぱり覚えないと」
ボルチン「分かりました」