試合後、勝利したオスプレイも意識朦朧といった表情。フィンレーの退場時、ヤングライオンが肩を貸すも、フィンレーはそれを振りほどいてフラフラとした足取りながら自力で引き上げる。その姿に場内は大きな拍手を送り、オスプレイもフィンレーのうしろ姿をリングから見つめる。
すると、ここで花道から内藤哲也が不敵な笑みを浮かべながら登場。そして内藤はリングに上がると、オーカーンが放り投げたマイクをつかむ。
■内藤のマイクアピール
「オスプレイ! コングラッチュレ~ショ~ン!(場内拍手)。俺がここにいるということは、つまり……、ワンモアタイム。内藤vsオスプレイ、どうですか、オスプレイさ~ん?(場内拍手)。ユアアンサー・イズ・イエス・オア・ノー?」
そして内藤がオスプレイにマイクを受け渡すと、ここでザック・セイバーJr.が、ちょっと待てとばかりに「オイ! オイ! 」とガナりながら、花道から登場。そして、オスプレイからマイクを奪う。
■ザックのマイクアピール
「オイオイオイオイオイオイ! チョット待って! ナイトー、頭ちゃんと動いてんのか!? オマエがUS王座に挑戦するだと!? ナゼ? ナゼ? キョウ カッテナイネ? 『G1』、カッテナイ。オマエは俺に『G1』で勝ったけど、このバカ野郎(オスプレイ)に負けてるじゃないか。つまり俺たちは全員五分五分だ。それから俺がこのバカ野郎(オスプレイ)に『NEW JAPAN CUP』で勝ってる。だから次の挑戦者は俺だろ! そうだ、俺が次期挑戦者だ! ナイトー、アイデア アル。ライシューネ。イギリス タイカイ。ナイトー、ザック、シングル シアイ。勝者が次の挑戦者だ。ドウデスカ? ドウデスカ?」
ここでオスプレイがマイクを手にするが、内藤に奪われて激昂。内藤はオスプレイに対し一言、「アミーゴ。アスタ・ルエゴ(またね)」と告げ、リングを下りる。すると、ザックも内藤に声をかけながら、そのうしろをついていく。
ここでようやくオスプレイがマイクを握る。
■オスプレイのマイクアピール
「いまのは一体全体なんだったんだ? 両方とも俺に挑戦したいんだって? ナイトーでもザック・セイバーJr.でもどっちでもいいぞ。でも、オスプレイがベスト・チャンピオンだ!(場内拍手)」
ここでUNITED EMPIREのメンバーが並び、オーカーンがマイクを握る。
■オーカーンのマイクアピール
「あの空気の読めないカス共のせいでよ! 余たちの演説がしまらなくなるんじゃないか、オイ!(場内拍手)。なわきゃねえだろ! わかりやすくいえばよ、あのカスどもがよ、オスプレイのこのベルトに挑戦させてくださいって、わざわざ足を運んできたってことだろ? しかも、阻止するのはチャンピオンのオスプレイってことだ、勘違いすんなよ、コノヤロー、オイ(場内拍手)。
われわれ連合帝国は常に! こちら側が選ぶ側だ、オイ! そして、表を上げろ、帝国民ども!(場内拍手)。この神戸はわれわれ連合帝国が、完全に支配した。ゆえに! 誇りを、帝国の紋章を掲げろ! クラウンズ・アップ! もっともっともっと~! 掲げろ~!! だいたいのヤツが手を挙げたらよ、この、このトップセールスを記録した、Tシャツは、行き渡ってるか? たしか売り切れちまったな。とっとと、服従したほうが身のためだぞ? なぜならIWGPのベルトも、USヘビーとジュニアタッグはここにある。そして、日本だけじゃねえ、次は世界を獲りにいく(場内拍手)。そうじゃなあ、余とギデオンとオスプレイの故郷、イギリスで、オージー・オープンがFTRを処刑し、ヘビー級タッグのベルトも手に入れる。いいか、これが! ギデオン・グレイ、グレート-O-カーン、ジェフ・コブ、フランシスコ・アキラ、TJP、そして! ウィル・オスプレイ! これがUNITED EMPIREの、力だ~!!(場内拍手)」
そしてUNITED EMPIREは花道を堂々と引き上げた。