第4試合は本隊の田口隆祐＆マスター・ワトにザ・DKCと、UNITED EMPIREのTJP＆フランシスコ・アキラ＆アーロン・ヘナーレが対戦。9.25神戸のIWGPジュニアタッグ王座戦に向け、挑戦者の“6or9”田口＆ワトと王者のTJP＆アキラが真っ向から意地をぶつけ合う。

　TJP&アキラはIWGPジュニアタッグのベルトを携えリングイン。

　先発はワトとアキラ。まずはすばやいリストの取り合いから、アキラがグラウンドで腕を捕らえる。しかし、ワトもヘッドロックで応戦。
　ここからアキラがロープに飛ばすと、TJPがワトにキック。続いてTJP&アキラはワトにダブル攻撃を狙うも、ワトは切り抜け、田口と共にキックで応戦。さらにTJPにサンドイッチ式低空ドロップキック をお見舞い。
　スイッチしたDKCは、ワトと交互にTJPの腹部に正拳突きを連発。そしてDKCはショルダータックルでTJPからダウンを奪う。
　次は田口もTJPに正拳突きを乱打。そしてヒップバットを連発し、さらに腰をグラインドさせて追撃のヒップバット。
　しかし、TJPが身軽な動きで田口を場外に追いやると、すかさずアキラがプランチャをお見舞い。
　次はTJP&アキラが田口にダブルのマンハッタン・ドロップから、連携の河津落とし。アキラのカバーはワトがカット。するとアキラはワトを場外に追いやる。
　アキラは田口にフライングメイヤーからミサイルキックをヒット。カバーを田口が返すと、TJPは顔面ウォッシュをお見舞い。
　スイッチしたヘナーレは田口の左足に強烈なローキック。さらに尻に重いパンチを連発。続いてハンマースルーでコーナーパッドに叩きつけると、その衝撃で田口は転倒。
　次はアキラが「田口」コールを煽って挑発。そしてロープに走るが、田口は前方回転地獄ケツを炸裂。
　スイッチしたワトはアキラの膝に低空ドロップキック。続いてスワンダイブのエルボーをヒットしカバー。これはTJPがカットに入る。
　するとワトはTJPにティヘラ。そしてアキラにジャーマンを狙う。アキラは切り抜けてロープに走るが、ワトは打撃のコンビネーションからフェイスクラッシャーをお見舞い。
　ここから6or9はNo.9を狙うが、TJPがカット。今度はTJP&アキラがワトにザ・リーニングタワーを仕掛けようとする。だが、田口が妨害し、すかさずワトはTJPに高角度のジャーマン。
　次はDKCとヘナーレのマッチアップ。DKCはチョップを乱打。さらにヘナーレのパンチを切り抜けてカニバサミ。そしてキックを連発するが、ヘナーレは縦肘のエルボー。さらにバーザーカーボムを狙うが、DKCはスタナーのように切り返す。
　DKCはヘナーレの背中にサッカーボールキックを叩き込んでカバー。ヘナーレは返すと、DKCに串刺しニー。そして強烈なミドルキックで吹っ飛ばし、ランペイジの体勢に。だが、田口がヒップアタックで阻止。
　するとTJP&アキラが突進するも、6or9は場外に追いやり、二人まとめてプランチャをお見舞い。
　リング上、DKCはヘナーレを捕らえてチョップを連打。そして追撃のチョップからカバーするが、ヘナーレはカウント2ではね返す。するとDKCはDK‐Crucifixで捕らえるも、ヘナーレはそのまま力尽くで持ち上げる。
　脱出したDKCがロープに走ると、ヘナーレはカウンターのバーザーカーボム。だが、カバーはDKCがカウント3寸前ではね返す。ならばと、ヘナーレはランペイジで叩きつけて3カウントを奪取した。

　試合後、TJP&アキラと田口&ワトは挑発合戦を繰り広げた。

 
アキラ「今日は（ファンから）本当の日本のプロレスの熱を感じられた。今日の観客は熱狂していたね！　俺たちは２年半ぶりにやっと、声援を楽しむことができた。今日の試合で彼らはUNITED EMPIREを応援してくれていた。『アキラ、アキラ！　TJP、TJP！』ってね。ああ、興奮した。この気分を毎日味わいたいよ」
 

TJP「すまない、俺はこのハッピーなパートナーほど熱狂できない。俺はタグチとワトに集中しているんだ。このベルトを懸けて、たくさんの試合があるんだ。このツアーでやり遂げたことで満足しちゃダメだ。それで何かが変わるわけじゃないんだから。最終的に頂点に立つのは俺たちだ。俺たちは（このベルトを懸けて）一度お前らを倒した。そして、（9.25）コーベでは俺たちが防衛する。頑張って俺たちを追ってこい。最後には俺たちがお前らを倒すけどな」
 

 
ヘナーレ「DKC！　俺が全てのチャンスを得なければならなかったのに対し、奴もまた、あらゆるチャンスを手にした外国人選手だ。だが、下にいる奴らがトップに立ちたければ、まずは俺との闘いを経験しなければいけない。この国に来て、道場に入門し、プレッシャーに負けて崩れ落ちた奴を大勢見てきた。DKC、お前にも同じことが起きる。空手は弱虫のためのものだ！　ムエタイみたいな真の格闘技をやってみたらどうだ？　俺たちはあと何回、あの3人と闘うことになるんだ？　そんなことどうでも良い。このツアーでは、俺の前に立ちはだかる奴らの頭をもぎ取ってやる！」
 

田口「（蝶野選手のような口調で）オイ、いいか、お前ら！　よく聞け、オラ！　エーッ！　ガタガタ言ってんじゃねえぞ、お前ら、TJP、アキラ！　ガタガタ言ってんじゃねえぞ！　6or9はな、（ワトの尻を叩きながら）青のカリスマ、緑のカリスマだ、オラエーッ！　オイ、青と緑、混ざったら何色か知ってるか!?　ガタガタ言ってんじゃねえぞ、オラ！　よく聞け、オラ！　緑と青が混ざったらな、水色になるんだよ、オラ！　水色だ、分かるか、オイ？」

ワト「混ざったら、どうなるか分かるか？　なあ！」
田口「水色なんだよ、オラエーッ！　ガタガタ言ってんじゃねえぞ、オイ！　水色がなんだとか言ってんじゃねえぞ！　俺だけ見てりゃいいんだ、オ……チャウチャウチャウ！　俺らだけ見てりゃいいんだ、俺らだけ！　エーッ！」

 
ワト「俺たちだけ見とけばいいんだ」
田口「俺だけ……チャウ！　俺たちだけ見てりゃいいんだ！　オラエーッ！　アイ・アム・タグチ！」
ワト「アイ・アム・ワト！」
田口「We are 6or9！　ガッデム！」
 

 
ワト「We will be the IWGP Jr Tag Champion！　神戸で俺たちがチャンピオンになる」
 

 
DKC「俺は自分のカラテの力、そしてトレーニングで磨いた力を信じる！　俺は這い上がり、もっと強い闘いを見せる！」