第2試合はBULLET CLUBから追放され、日本では本隊に合流しているタンガ・ロアが、今度はフレッド・ロッサー＆デビッド・フィンレー＆上村優也＆ザ・DKCのアメリカ本隊とチームを結成。『NJPW STRONG』で猛威を振るうトム・ローラー＆JR・クレイトス＆ロイス・アイザック＆ジョレル・ネルソン＆ダニー・ライムライトのTEAM FILTHYと激突だ。明日のフィラデルフィア大会でローラーのSTORONG無差別級王座に挑むロッサーはスキンヘッドでの登場だ。

　先発は上村とアイザックス。まずはバックの奪い合いからリストの奪い合いへ。一旦ブレイクするとロックアップで組み合うとアイザックスがロープに押し込んで張り手で一撃だ。これにカチンと来た上村は再びロックアップで挑んでいく。そしてお返しの張り手だ。
　さらにアイザックスをアームホイップで投げて腕を獲ってロッサーにタッチ。ロッサーは一直線にコーナーのローラーに襲いかかり場外で鉄柵攻撃。さらに場外の床にアバランシュホールドだ。リングに戻るとアイザックスをラリアットでなぎ倒し、ニーリフトを連打だ。
　続いてフィンレーがリングイン。アイザックスもフィンレーにエルボーを食らわせてライムライトにタッチだ。フィンレーはライムライトを後方回転エビ固めから、エルボースマッシュ。続けて串刺し式のエルボースマッシュを食らわせると旋回式のバックドロップだ。
　さらに裏投げを仕掛けたフィンレー。だが、ライムライトはこれを回避するとフェイスクラッシャーを放ってクレイトスにタッチをする。クレイトスはフィンレーをコーナーに追い詰めエルボーとパンチで痛めつけていく。フィンレーがロープに飛ぶと、フライングラリアットで迎撃だ。
　そしてぶっこ抜きのワンハンドブレーンバスター。するとすかさずFILTHYのメンバーも出てきてロッサーらを蹴散らすとフィンレーを捕まえてポーズだ。クレイトスはフィンレーを自軍のコーナーに連行してネルソンにタッチ。
　ネルソンはエルボーでフィンレーを攻撃するが、フィンレーもドロップキックで反撃してタンガにタッチ。タンガはラリアットでFILTHYのメンバーを次々と蹴散らし、軽量のライムライトを捕まえると旋回しながら背中から叩きつける。
　だが、クレイトスが場外から足を引っ張って妨害。すかさずネルソンのウェストコースト・レッキングクルーのパートナーであるアイザックスも入ってきて連携攻撃だ。そしてローラーが登場。タンガの首を捕まえるとヒザを連打し、サッカーボールキックを放っていく、
　だが、タンガはこれをキャッチ。ならばとローラーは飛びついてフロントネックロックだ。しかし、タンガもこれを振りほどくとスピアーで反撃してロッサーにタッチ。ローラーとロッサーはエルボーの打ち合いだ。ローラーがローキックを放てば、ロッサーはハンマーパンチを放って一歩も譲らない。
　ローラーが低空タックルでテイクダウンして踏みつけると、ロッサーは肘のサポーターを外してダブルチョップで攻撃。ならばとローラーは延髄斬り、ロッサーもラリアットでやり返し、お互いに譲らずそれぞれDKCとライムライトにタッチだ。
　DKCはライムライトを捕まえたまま胸板にチョップを連打していく。さらに回転十字架固めだ。しかし、ここでクレイトスが登場。巨漢のクレイトスはDKCのチョップを受け止めるとラリアットだ。そこにタンガがリングイン。仁王立ちしてクレイトスのエルボーを受けてみせる。さらに自身も反撃してエルボー合戦だ。
　さらにタンガのヘッドバットが炸裂すれば、クレイトスは飛び上がったタンガの足を引っ張って叩きつけ、さらにバックドロップで追撃だ。ここで上村が登場。クレイトスにドロップキックで襲いかかっていく。さらにフィンレーも入ってきて二人でドロップキック。二人がかりのブレーンバスターでクレイトスの巨体を投げ飛ばしてみせる。
　そのフィンレーをアイザックスが低空ドロップキック。ネルソンとのコンビネーションでフェイスバスターだ。レッキングクルーは上村にも襲いかかって、ネルソンがホイップした上村をアイザックスがキャッチしてバックドロップ。さらに場外へ放り投げて、場外にいたタンガたちにぶつけてしまう。
　そのレッキングクルーの二人にDKCがミサイルキック。そのDKCにローラーがスリーパーホールドだ。そこにロッサーが入ってきてローラーにチキンウィングフェイスロック。両者はそのまま場外に転落していく。
　そこにライムライトがリングに戻ってきてDKCを襲撃。コーナーでDKCにショルダースルーを食らいながらもエプロンに着地。ジャンピングキックを食らわせてからロープをジャンプしてDKCに飛びつく。
　これはバランスを崩してしまったが、危険な角度でDKCに炸裂。そして、今度はDKCの首を掴んだままコーナーのセカンドロープに飛び乗りシンビオトDDT。この一撃で3カウントを奪い、FILTHYが勝利を手にした。

ライムライト「フィンレーのあの凶器はすげえな…効いたぞ。だけど、相手にDKCがいりゃ楽勝だ。フレッド・ロッサー、オマエが誰と組もうと、ちょろいもんだ。フィンレー、決着はまだついてないぞ。あんな凶器を使っといて何もなかったかのようにはさせない。フィラデルフィアで俺があの棒をオマエのケツにブチ込んでやる。オマエのとうちゃんにはとても見せられないな」
ネルソン「とても血が繋がった親子とは思えない」
ライムライト「フィラデルフィアで待ってろよ！」

　
アイザックス「好きなだけ凶器でもなんでも持ってこればいい。そんなものでチームフィルシーは止めることはできないんだから。俺たちチームにはシングルチャンピオン（トム・ローラー）がいるんだからな。次タッグのトーナメントがあった時には、間違いなく俺たちが優勝する！『STRONG』はチームフィルシーのものだ！」
クレイトス「俺たちは（『STRONG』）のキングだ」
ネルソン「ルックス、発言力、試合のパフォーマンスにおいて、俺たちを勝るタッグチームがいるなら見てみたいものだ！West Coast Wrecking Crewに注目しろよ。トム、どうぞ」
ローラー「俺は初代そして唯一無二のSTRONG無差別王者だ」
クレイトス「永遠のチャンピオンだ」
　

　
ローラー「明日も、明後日も、１年先も俺がこのベルトを巻いているぞ。今から50年後に新たな流行病が起きてファンの全員が死んだとしても、俺はこのベルトを巻き続けてるだろう」
クレイトス「いまのは残酷な発言だな」
ローラー「フレッド・ロッサー、約２年に渡り繰り広げてきたこの戦争も明日のフィラデルフィアでキッチリ決着をつけ、俺の誕生日を盛大に祝うとするか。いいか、フレッド、俺は一時期プロレスの全てがゴミみたいで嫌気が差してプロレスを見なくなった。そんな俺がまたプロレスを見るようになったキッカケは何か知ってるか？それはオマエが所属していた（WWE）ネクサスの試合を見てだ。あれを見てまたプロレスが面白いと思えるようになった。その点ではオマエに感謝したい。俺をやる気にさせてくれて、こうしてチャンピオンにまで引き上げてくれたキッカケとなったオマエに礼を言うよ。

だが、不幸にも、俺はオマエが一番恐れている悪夢そのものだろう。さっきも言ったように、50年後に新たな流行病で世界の全員が死んだとしても、俺はチャンピオンとして立っている。そしてフレッド、オマエはプロレス史にこう刻まれる。”何度もチャンピオンのベルトに挑戦したものの、一度もベルトを獲れなくて、しまいには（『STRONG』から）追放されたレスラー”だと。（皮肉たっぷりのトーンで）フレッド・ロッサー、オマエのこれからの活躍に期待しているぞ。未来の『STRONG』にオマエはいない」
ライムライト「俺には97歳になってもトムがチャンピオンとして闘ってる未来が見える」
　

 
フィンレー「手短に言う……。ダニー・ライムライト、好き放題やっといてタダで済むと思ったら大間違いだ！フィラデルフィアで待ってろ！」

※DKC、上村、ロア、ロッサーはノーコメント