Capital Collision

日時
2022年5月15日(日)   18:00(EDT)開場 19:00(EDT)開始
会場
アメリカ・Entertainment & Sports Arena(ワシントンDC)
観衆
2,641人

第7試合 30分1本勝負
スペシャルタッグマッチ

VS

  • オカダ・カズチカ

  • 結果

    ジェイ・ホワイト

境界線

MATCH REPORT

 セミファイナル(第7試合)では6.12大阪城でIWGP世界ヘビー級王座戦が決定している王者オカダ・カズチカと挑戦者ジェイ・ホワイトが、それぞれロッキー・ロメロ、ヒクレオをパートナーに前哨戦。当初、オカダはバレッタ(AEW)と組む予定だったが、新型コロナウイルス感染のため欠場に。その代役として、新日本のリングでバレッタとROPPONGI VICEを結成していたロッキーが出場することに。
 オカダは5.1福岡PayPayドームで内藤哲也を下し世界ヘビーを防衛。その直後、ジェイが1年ぶりに新日本マットに登場すると、オカダを瞬く間にブレードランナーでKOし、王座挑戦を強くアピールした。遺恨が再燃した両者の前哨戦第1Rが、ワシントンでその火蓋を切る。

 オカダは世界ヘビーのベルトを携え堂々の入場。そしてリングサイドの観客とハイタッチをかわしてからリングイン。

 先発はオカダとジェイ。場内は大きな「オカダ」コールが発生。怒りのジェイはオカダに罵声を浴びせるが、黙らせるようにオカダはエルボー。
 しかし、ジェイはスキをついて打撃を乱打。オカダもエルボーを返し、フロントキックをお見舞い。さらにフライングメイヤーから低空ドロップキック。そしてツームストンパイルドライバーを狙うも、ジェイは脱出。
 次はヒクレオが登場。すると場内は「ロッキー」コールが発生し、ロッキーも手を伸ばす。オカダは「身長差があるぞ?」というジェスチャーを見せるも、ロッキーが強くスイッチを要求すると、力強くロッキーの手を叩いて交代。
 ロッキーはヒクレオの胸板に顔面を押し当てる。そして胸板を突き飛ばすが、ヒクレオは仁王立ち。逆にロッキーを突き倒す。
 ロッキーはエルボーを連発するが、ヒクレオはビクともせず。するとロッキーはサミングでひるませ、ハンマースルーを狙う。逆にヒクレオが投げるも、ロッキーはティヘラ。さらに逆水平チョップを重ねていく。だが、ヒクレオは強烈な逆水平チョップでねじ伏せる。
 スイッチしたジェイも、Too Sweetサインを披露しながらロッキーに逆水平チョップを連発。そしてジェイがオカダを挑発し、レフェリーの注意を引きつけているスキに、ヒクレオがロッキーを痛めつける。
 ジェイは逆水平チョップを見舞い、ヒクレオに交代。ヒクレオはロッキーを力任せにコーナーパッドに叩きつける。
 交代したジェイはすかさずロッキーをカバー。ロッキーが返すと、ジェイはスリーパーで捕獲。ロッキーはアームブリーカーで反撃。そして自軍コーナーに戻ろうとするも、ジェイがオカダにエルボーを浴びせて阻止。
 ジェイはロッキーを逆水平チョップで吹っ飛ばし、ヒクレオにスイッチ。ヒクレオはロッキーを踏みつけてダメージを与える。さらにジェイはマイクコードでロッキーにチョーク攻撃。
 ジェイがロッキーをリングに投げ入れると、ヒクレオはカバー。ロッキーがカウント2でキックアウトすると、ヒクレオは肩に担ぎ上げる。ロッキーは脱出してローキックを連発。するとヒクレオは高さのあるボディスラムから、ジャンピングボディプレスへ。これはロッキーが間一髪でかわす。
 ロッキーが交代しようとすると、ジェイがオカダに突進。だが、オカダはエルボーではねのける。ならばとヒクレオがロッキーの足をつかむも、ロッキーは延髄斬り。それでもヒクレオはロッキーを捕獲し、アバランシュホールドの体勢に。これをロッキーはDDTで切り返す。
 ようやくスイッチしたオカダは、ヒクレオにランニングエルボー。さらにボディスラムを狙うも、ヒクレオはこらえてハンマースルー。続く串刺し攻撃をかわしたオカダは、ヒクレオの巨体をボディスラムで叩きつける。
 そしてオカダはリバースネックブリーカーを狙うも、ヒクレオ
は切り抜けてショートレンジラリアット。これをオカダはかわしてロープに走るが、ヒクレオはフロントキックをお見舞い。
 スイッチしたジェイはオカダに逆水平チョップを連発。オカダもエルボーを返すが、ジェイは串刺しエルボーからブレードバスターを炸裂。カバーはオカダがカウント2でキックアウト。
 ジェイはオカダをスリーパーで捕らえ、SSSを狙う。オカダは切り抜け、マネークリップで捕獲。ジェイはコーナーに押し込んで切り抜けるも、オカダはリバースネックブリーカーを炸裂。
 ヒクレオがカットに入ろうとするも、ロッキーが阻止。さらにヒクレオの突進を場外フェンスに自爆させる。
 リング上、オカダはジェイをボディスラムで叩きつけ、コーナーパッドを外してからジャンピングエルボー。そしてレインメーカーポーズから、レインメーカーを狙う。しかし、ジェイはかわしてブレードランナーの体勢に。
 オカダが回避すると、ジェイは逆水平チョップ。だが、続くロープワークの攻防はオカダが顔面へのドロップキックで制す。しかし、オカダは足首を痛めた素振りを見せる。
 スイッチしたロッキーは、相手コーナーのヒクレオに低空ドロップキック。返す刀でジェイに串刺しラリアット。さらにヒクレオにトペ・スイシーダを炸裂。
 勢いに乗るロッキーはジェイにフォーエバーラリアット。さらにトルネードDDTを食らわす。
 ここからオカダがジェイにフロントキック、ロッキーがソバット。そしてオカダがジェイをロープに固定し、ロッキーがミサイルキックをお見舞い。
 さらにオカダのセントーンからロッキーがランニングキック。カバーをジェイが返すと、すかさずロッキーは腕ひしぎ逆十字。これはヒクレオがカット。
 ヒクレオはオカダとロッキーをまとめてチョークスラムの体勢で捕らえる。オカダは切り抜け、ロッキーを救出。そしてロッキーがヒクレオにアッパー。オカダはラリアットでヒクレオを場外に落とし、勝負をロッキーに託す。
 ジェイはスキをついてブレードランナーを狙うも、ロッキーは切り抜けて横入り式エビ固め。ジェイは跳ね返すが、ロッキーはスライスロッキーへ。しかし、ジェイは回避しブレードランナーを狙う。
 ロッキーも切り抜け、逆さ押さえ込み。ジェイがカウント2で返すと、ロッキーはノミスギニーからスピンキック。さらにアッパーからもう一度スライスロッキーへ。
 だが、ジェイは回避すると、一気にブレードランナーで叩きつけて3カウントを奪取した。

COMMENT


 
ジェイ「今日はうるさいくらいの大”オカダ”コールだったな。やっぱりオカダのファンってのはオカダと同じく単細胞の集まりか。うるさいだけで感情も何もない薄っぺらいコールだな。きっといまファンの頭の中はBULLET CLUBでいっぱいだろう。BULLET CLUBの復活でも蘇生でもオマエらの好きなように言ってくれていいが、俺たちは不死鳥のように何度でも蘇る。それもこのプロレス界の中心に立つ俺という人間がいるからだ。

この俺がいなければBULLET CLUBがプロレス界イチ、ホットなユニットにはなれなかった。だがBULLET CLUBはプロレス界で最も価値のあるレスラー、ジェイ・ホワイトを得たことによって大金を生み出すユニットにまで成長した!
アメリカのファンも日本のファンも俺たちの波を感じていることだろう。隣にいるヒクレオもそうだ。BULLET CLUBがまとっているオーラというものを感じるだろう。それはあのオカダでさえ無視できない強いものだ。
オカダ……カズ……(ヤングライオンの頃は)オマエの洗濯をしてやっていた俺が今ではオマエを追い越し、オマエは堕ちる一方だ」
 

 
ヒクレオ「まさにその通りだ。T(タンガ・ロア)、オマエ何のつもりなんだ? それからタマ、オマエもだぞ。俺はもうタマとTの弟止まりじゃない。ここから俺の本領発揮だ。もうオマエらの影に隠れる俺じゃない。俺はジェイとBULLET CLUBについていく。ここからが本当のスタートだ。兄弟なら分かってくれるだろ。俺の時間はここからようやく始まる」
 
※オカダ、ロッキーはノーコメント

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