試合後、オスプレイのセコンドのコブやオーカーンたちが、オスプレイの足がロープから出ていたのではないかと抗議。だが、裁定は覆らず。一方、ジュースは服部さんからベルトをステージ上で受け取る。そこにジェイ、ヒクレオ、チェーズ・オーエンズのBULLET CLUBのメンバーが駆けつけ、ジュースを称える。そして、マイクを握ったジュース。
■ジュースのマイクアピール
「みんなジョン・モクスリーに、エース・オブ・ザ・ユニバース(100年に1人の逸材)が大好きなんだろ? そうだろ? それからオタクのファンはこぞってウィル・オスプレイが世界最高だって言い張るよな! でも、その世界最高は俺に勝てなかったぞ! この俺がモクスリー、タナハシ、オスプレイの3人をまとめて倒した! FLAMBOYANTの俺はもうここにはいない。ここにいるのは“ROCK HARD”ジュース・ロビンソンだ! それともBULLET CLUBを引っ張り上げる“THE BOOSTER”と呼んでくれても構わないぞ。きっとお前らはBULLET CLUBが勢いがあったのは、2013年とか2017年とか2020年までのことだと思ってただろう? でも、お前はまだ俺たちの“ベスト”ってものを一度も目にしていない! これで俺にとって3度目となるIWGP USヘビー級王座戴冠だ! 俺はジュース・ロビンソン、俺はROCK HARD! 俺の居場所は永遠にBULLET CLUBだ! TOO SWEET!」
ジュースたちBULLET CLUBが意気揚々と引き上げると、今度はモクスリーがマイクを持つ。
■モクスリーのマイクアピール
「BULLET CLUBのクソみたいなやり方で今日の大会を締めるのは許せない。全く不本意な結果に終わってしまったが、今日ここに集まってくれたファンのみんなの前で試合が出来たことを大変嬉しく思っている。中央にライオンマークがあるこのリングに上がって試合が出来たことは、俺にとって大きな意味がある。それから(アメリカの)ファンのみんなはこの会場でヒロシ・タナハシを見ることが出来た。個人的には好きな相手ではないが、タナハシが史上最高のレジェンドの一人であるという事実は変わらない。それからみんながオカダに、スズキ、イシイの試合も見ることが出来て本当に良かった。俺は彼らの仲間というわけではないが、ファンのみんなと同じように、彼らの試合が見られたことを大変嬉しく思っている。君たちファンのおかげで最高の大会になった。ニュージャパンのみんな、今日はここまで来てくれて本当にありがとう。次、タナハシと向かい合うことがあれば、その時はきっちりぶっ潰す。だが、今日のところは心からみんなにありがとうと言わせてくれ」
大歓声を浴びたモクスリーはそのまま客席へと姿を消していった。