第5試合はAブロック公式戦、高橋ヒロム(4勝3敗)とクラーク・コナーズ(3勝4敗)が対戦。どちらも激情型のファイトスタイルなだけに熱い火花を散らすのは間違いない。コナーズとしては大物食いを果たしたいところだが、ヒロムとしても優勝戦線に生き残るためには負けられない戦いとなる。
ヒロムは「BOSJ29攻略本」を手に入場。コナーズのページには「あちらに見えますのが野生のサイでございます。」と書かれている。
開始のゴングと同時にコナーズは強烈なショルダータックルを二連発。続いてヒロムが誘うかたちで、両者は激しい逆水平チョップの応酬を展開。
競り勝ったコナーズはロープへ。だが、ヒロムはカウンターの逆水平チョップ。しかし、コナーズはショルダータックルでダウンを奪う。
続いてコナーズはバックエルボーを食らわせてカバー。ヒロムがカウント2ではね返すと、コナーズはコブラクラッチ。だが、ヒロムは足をロープにかけてエスケープ。
ヒロムはぶら下がり式の首4の字で反撃。ここから場外戦に持ち込み、コナーズの頭部を鉄柱に打ち付ける。
続いてヒロムはボディスラムで場外マットに叩きつける。さらにブレーンバスターを敢行。ヒロムはコナーズをリングに戻し、執拗にカバー。だが、コナーズはカウント2でキックアウト。
ヒロムは逆水平チョップを重ね、串刺しラリアットから低空ドロップキックをヒット。そしてアームロックを狙う。
コナーズがこらえると、ヒロムはキャメルクラッチで捕獲。コナーズは必死にロープに手をかける。
コナーズは逆水平チョップの連発で反撃。だが、ヒロムも逆水平チョップを打ち返すと、コナーズは崩れてしまう。
ヒロムはハンマースルーを仕掛けるが、コナーズが逆に投げつけジープ・フリップを炸裂。
さらにコナーズは串刺しエルボーから串刺しショルダータックル。そして投げっぱなしの水車落としのように叩きつけ、スピアーで突っ込む。これをヒロムは受け止めるが、コナーズは一気にブレーンバスターを炸裂。
ここでコナーズはトロフィーキルを狙うも、ヒロムは回避。続いてロープワークの攻防となり、ヒロムはポップアップしてのシットダウン式パワーボム。だが、コナーズはカウント2でキックアウト。
ヒロムはコナーズを引きずり起こしてビクトリー・ロイヤルを狙う。コナーズは回避し、カウンターの張り手。さらにヘッドバットを食らわせ、レフトハンドのラリアットを狙うも、ヒロムはカウンターのヒロムちゃんボンバー。カバーをコナーズがカウント2で返すと、ヒロムは雄叫びを上げる。
そしてヒロムは肩に担ぐも、コナーズは切り抜けてジャーマンを狙う。ヒロムも回避し、カサドーラからのコンプリートショットの体勢に。だが、こらえたコナーズは豪快なぶっこ抜きジャーマン。
続いてコナーズはスピアーで突っ込むが、ヒロムはカウンターのDで捕獲。するとコナーズは力任せに持ち上げ、コーナーに叩きつける。
ここから両者は雄叫びを上げ、ラリアットの相打ち。そしてヒロムはもう一発ラリアットを繰り出すも、かわしたコナーズはスピアーを炸裂。カバーをヒロムがカウント3寸前ではね返すと、コナーズはパワースラムをお見舞い。
さらにとどめのトロフィーキルを狙うも、ヒロムはウラカン・ラナで切り返し、Dで捕らえる。コナーズが持ち上げると、ヒロムは着地して旋回式の変形カッターから、しつこくDで捕獲。そのまま締め上げると、コナーズはついにタップアウト。これでヒロムは5勝3敗、コナーズは3勝5敗に。
試合後、健闘を称えるように、ヒロムはコナーズはガッチリと握手をかわした。