ここまで２勝５敗の金丸と、４勝３敗でトップを追走するSHOの激突。過去２度、『BEST OF THE SUPER Jr.』公式リーグ戦で闘っているが、戦績は金丸の２戦２勝。３度目のシングル対決。
　入場時から執ように金丸の存在を警戒するそぶりを見せるSHO。一旦はリングに上がったものの、金丸の入場テーマ曲が鳴り始めるとリングを下りて入場ゲートに方に歩を進めていった。金丸が姿を現す前にゲートの向こうに入っていったSHO。そのまま乱闘を繰り広げながら一瞬、姿を見せた２人だが、すぐさまゲートの向こう側に。次に姿を現した際には、金丸がTシャツでSHOの首を絞めていた。そのままリングサイドまで引き連れて、鉄柱にぶち当てていく。さらにイスでSHOの左脚を２度殴打。
　金丸がSHOをリングに押し上げたところで試合開始のゴング。SHOをコーナーに飛ばした金丸だが、足を引きずっているSHOは対角線まで走れず崩れ落ちてしまう。立ち上がったところに低空ドロップキックをヒザに叩き込んでいった金丸は、足４の字で締め上げる。SHOは悲鳴を上げるばかり。
　苦しまぎれにマーティー浅見レフェリーをつかんだSHOは、そのまま放り投げるとリング下に転落。その際、レフェリーが金丸にぶつかったため、技が解けてしまった。
　自軍コーナーに這っていこうとするSHO。足をつかんで阻止した金丸は、またもや足４の字を狙うが、SHOは下から蹴飛ばして防御。そしてコーナーに這っていってトーチャーツールを手にする。その間に金丸もウイスキーの瓶を手にして口に含んだ。
　互いに手にした凶器で殴りかかるもかわされてしまう。SHOがトーチャーツールを手にボディーに一撃。その瞬間、金丸は口に含んでいたウイスキーを噴き出してしまう。さらにトーチャーツールで殴りかかっていくSHOだが、金丸はフロントキックで迎撃。その瞬間、SHOが手にしていたトーチャーツールが吹っ飛んだ。
　リングに落ちたトーチャーツールに手を伸ばそうとしたSHOだが、金丸はそれを踏みつける。そして逆にトーチャーツールを手にした金丸は殴りかかっていくが、SHOは金丸の腕をつかんで阻止。しかし金丸は急所蹴りをお見舞いするとムーンサルトプレス。カウント２で返されるとタッチアウトを決めて一気にカウント３を奪った。
　これでSHOは脱落。金丸はダウンしたままのSHOにウイスキーを振りかけ、ベルトを手にして何やらピールしてから意気揚々と引き揚げていった。
　５.31富山での最後の公式戦、金丸は田口、SHOは因縁のYOHと。

　
金丸「オイオイオイオイ、相変わらず雑魚だな、オイ！ 何分だ、何分？」
──3分かかってないです。
金丸「そんなもんだ。価値の下がったあのベルト（NEVER6人タッグ王座）、あの雑魚集団、大したことねえな。何も変わってねえじゃねえかよ。それプラス一人じゃ何も出来ねえし。行くとこ行くぞ、この野郎！ 他の雑魚もいんだろ？ 出てこい、まとめて！」
　
　

　
SHO「（股間を押さえて床に倒れ込み、呻くような声で）ううう……金丸……オイ……義信……この野郎……やりやがったな……。汚えぞ……。オイ、それがお前のやり方か、この野郎……。汚え……意地汚え！ おめえの卑怯なやり方は同じ男として恥ずかしいわ！ 見てらんねえわ！ オイ、てめえは誰よりも一番怒らせちゃいけねえ奴を怒らせたぞ？ オイ、こんな優しいこの俺もよ、さすがにあいつにはプッチーンよ！ キレたぞ、この野郎！ 覚えとけよ、クソッタレが！ ああ……クソッタレが……あああ……。これで何かあったらあいつ、ただじゃ済まねえぞ」
　

　
SHO「（なんとか立ち上がりながら）何かしらの拷問を与えねえとな。ああいう悪い奴はよ、お仕置きしねえとな。世のため人のため、俺が戦うぞ！ 悪党ども、覚悟しやがれ、クソッタレが！ うううぅぅぅ……（と呻き声を上げながら退場）」