メインイベントはオカダ・カズチカ&矢野通&YOHvsザック・セイバーJr&タイチ&DOUKIによるCHAOSvs鈴木軍の6人タッグマッチ。4.9両国国技館大会で行なわれるオカダvsザックのIWGP世界ヘビー級戦と矢野vsタイチの『KOPW 2022』争奪戦のダブル前哨戦だ。
先発はオカダとザック。ゴングが鳴るとロックアップで組み合い、グラウンドでザックが首を獲りにかかる。しかしオカダもロープに押し込んで回避。続いては手四つで組み合うと見せかけて、ザックがリストを奪う。オカダに逃げられると、それぞれDOUKIとYOHに交代だ。
DOUKIはYOHにガットショットからエルボースタンプ、ヘッドロックを極めていく。さらにショルダータックルを極めたDOUKI。しかし、YOHもカウンターのアームホイップ、ドロップキックで反撃して矢野にタッチだ。
矢野はリング中央で蹲踞。タイチを挑発する。ならばとタイチも応じて蹲踞から塵手水だ。そして両者腰を下ろして、手を突き、立ち合いかと思われたが、矢野がそうと見せかけて襲撃。喉輪で押し倒し、早くもコーナーのパットを外す。そして突っ込んできたタイチを金具に自爆させてしまう。
怒りのタイチも喉輪で逆襲。場外に矢野を引きずり下ろして鉄柵攻撃だ。リングに戻すと自軍のコーナーに喉輪で押し込んでいたぶりDOUKIにタッチ。DOUKIはラ・ランサを炸裂させると、再び自軍のコーナーの金具に叩きつける。
そして今度はザックが登場。関節技で痛めつけてから、タイチに交代だ。タイチは矢野の背中にサッカーボールキック。さらに喉輪で絞め上げ、バズソーキックで蹴り飛ばす。そして四股を踏んで横綱式かち上げエルボーを発射。だが、矢野はこれをかわして飛行機投げを炸裂させる。
ここでタイチはDOUKIに交代。矢野もオカダにタッチする。オカダは串刺し式のバックエルボーからDDT。さらに関節技で絞め上げる。しかし、これをロープエスケープしたDOUKIは低空のドロップキックを食らわせてザックにタッチだ。
ザックはトーホールド、卍固めでオカダを痛めつけていくが、オカダもリバースネックブリーカーで切り返す。そしてYOHにタッチ。YOHはザックをコーナーで自爆させてからフライングフォアアームを炸裂させる。
さらにザックの反撃を切り返して、側頭部に低空のドロップキック。続けてハーフハッチスープレックスだ。しかし、ザックも左腕へのオーバーヘッドキックで逆襲に出る。矢野がカットに入ってくると、タイチが上手投げで排除だ。
そしてザックはYOHの左腕にアームブリーカー。ここでオカダが入ってきてドロップキックを放ってくるが、これを読んでいたザックはロープを掴んで回避。逆にオカダを蹴散らしてしまう。しかし、YOHも丸め込み技で反撃に出る。
スクールボーイ、逆さ押さえ込みを放って3カウントを奪いにかかるYOH。そしてファイブスタークラッチへ。だが、ザックは待ってましたとばかりに、下から胴締めスリーパーホールド。YOHからタップアウトを奪って、勝利を飾ったのだった。
HYPER BATTLE'22
- 日時
- 2022年4月3日(日) 14:00開場 15:00開始
- 会場
- 静岡・アクトシティ浜松
- 観衆
- 789人
-
第7試合 30分1本勝負
レフェリー|レッドシューズ海野
MATCH REPORT
COMMENT
タイチ「決まったんだろ? 俺の(提案した)ノーロープ押し出しマッチ、決まったろ? まぁ当然の結果だな。矢野、怖ぇだろ!? ノーロープ押し出しマッチ。悪いけどな、(ルールを極める投票で)票を入れてくれた連中、悪いけどな、数秒で決着つくよ。俺の“押し”はな、かの、昔の横綱、曙の“押し”といっしょだ。曙並みの押し出して、数秒で終わりだ、悪いけど。まぁメインイベントはザックがしっかり締めてくれるから、俺は1秒だな」
ザック「ナニ!? (KOPWの)アタラシイトロフィーが必要だ。(現在のものは)“ショッパイ”トロフィー。お前が新KOPW保持者になったら、新しい物に作り変えてもらえ」
タイチ「ぜんぜん(大きさが)違うじゃない、(※『NEW JAPAN CUP』のトロフィーが視界に飛び込んできて)なんだ、あれ!?」
ザック「(俺の『NEW JAPAN CUP』のトロフィーと)オナジサイズ(のトロフィーを)。同じサイズで作ってやれよ。(KOPWのトロフィーは)ショッパイ。ショッパイ……」
タイチ「俺は10秒で終わらしてチャンピオンになる。そのあとはザックがしっかりあいつをストップして。あとは任した」
ザック「(タイチと)イッショニ、シングルトップ(になろう)。オカダ、準備はできてるのか? ベルトを手放す準備はできてるか!? どうなんだ!? オカダは長いあいだトップの座を守り続けてきて、もうボロボロなんだろ!? その座にいられるのもう終わり。でもダイジョーブ。“ザック・セイバーJr.タイム”が来る。オカダが俺に勝てるかもしれないテクニックはひとつしか持っていない。その一方で俺は100万個のテクニックを持っている。100万だぞ。ザック・セイバーJr.ハ、ニュー・ストロングスタイル。いいねぇ、なんともいい響きだ……」
※DOUKIはノーコメント
オカダ「まぁ、さすが『NEW JAPAN CUP』覇者ですね。勢いもありますし、今年の最強のチャレンジャーじゃないでしょうかね。やっぱり、こんだけの全選手が出たトーナメントで優勝して。4年前ですね、同じシチュエーションで闘いましたけども、やっぱり体重も違いますし、こんだけの新日本プロレスで勝ち上がってくるっていう勢いもすごくあると思うんで。でも、その上を、しっかりと僕が見せたいと思います」
矢野「オイ、決まったな、ノーロープ押し出しマッチ。オイ、相撲、バカにすんな!? 相撲、バカにすんな!? お前だろ、バカにしてんのは!? ふざけんな! 要は相撲みてぇなもんだろ!? だったらなお前、この相撲部屋に誘われた経験のあるこの俺様がわからしてやる!」
※YOHはノーコメント