第0試合は『KOPW 2021』争奪ニュージャパンランボー With手錠。
ニュージャパンランボーとはシングルマッチからスタートして1分毎に1選手が登場してくる時間差バトルロイヤル。敗れた選手から退場していき、最後まで残った選手を勝者とする。
この試合はKOPW2021保持者の矢野の提案により実現。トップロープを越えて場外に転落した場合も退場となるが、矢野はそのほか追加ルールとして「フェンス内各所にセットした手錠につながれたら退場」、もしくは「同じくセットした黒頭巾を被らされたら退場」の二つを提案。そして、Twitter投票の結果、手錠が採用されることに。なお、出場選手(22選手参加)と順番はテーマ曲によって発表とする。
一番手はチェーズ・オーエンズがテキサスヘビー級のベルトを携えて登場。そして二番手としてグレート-O-カーンが登場し、このマッチアップで試合はスタート。
オーエンズはフロントキックで襲いかかり、早くもオーバー・ザ・トップロープを狙う。だが、オーカーンは耳そぎチョップ。そしてマフラーホールドの体勢に。だが、オーエンズはヒゲを引っ張って阻止。
次は本間朋晃が入場。本間とオーエンズは打撃戦を展開。そして本間はショルダータックルから小こけしをヒット。続いてオーカーンにも小こけしを繰り出すが、これはかわされてしまう。
続いて姿を現したのは真壁刀義。本間を救うと、オーカーンとオーエンズに打撃を連発。オーカーンとオーエンズがダブル攻撃を狙うも、真壁は二人まとめてラリアットで吹っ飛ばす。さらにオーカーンには本間と共にサンドイッチラリアット。
次はDOUKI。真壁はパワーでコーナーに押し込み、重いエルボー。だが、オーカーンとオーエンズが襲いかかり、真壁をオーバー・ザ・トップロープで退場に追い込む。
続いてタイガーマスクが入場。リング上ではDOUKIが本間にイタリアンストレッチNo.32。オーカーンはオーエンズを手錠でつなごうとするが、これはしのぐ。DOUKIは技をかけながら、本間の手首を手錠につないで退場に追いやる。
タイガーはDOUKIにケブラドーラ・コンヒーロ。さらにストンピングを連発。オーエンズはオーカーンを手錠につなごうとする。だが、オーカーンはオーエンズに足関節。
さらにオーカーンはタイガーにモンゴリアンチョップ。そしてオーバー・ザ・トップロープを狙うが、タイガーは切り抜ける。
入場してきた金丸義信はタイガーに襲いかかる。オーエンズはDOUKIにストンピング。オーカーンもDOUKIに攻撃を見舞うが、オーカーンが場外に排除しようとする。
続いて鈴木みのるがリングイン。オーエンズに鋭いエルボー、ストンピングを浴びせる。そしてアンクルホールドで捕獲。
次はSHOが入場し、金丸をオーバー・ザ・トップロープで排除しようとする。すると鈴木が襲いかかり、金丸と共に蹂躙。鈴木は強烈なエルボーでSHOをなぎ倒すと、手錠に手首をつなごうとする。
ここでYOHが救出に入り、鈴木にエルボーを連発。DOUKIが襲いかかるも、YOHはドロップキックをヒット。さらに鈴木にエルボーを放つが、逆にエルボーでダウンを喫してしまう。鈴木はYOHを場外に排除しようとするが、SHOがカット。
今度は永田裕志が見参、いきなり鈴木に打撃戦を挑む。鈴木はフライングメイヤーからサッカーボールキックをお見舞い。だが、永田は起き上がり、バックドロップを狙う。しかし、これは不発。
ここで小島聡が入場。永田と鈴木はエプロンでエルボー、張り手の応酬。そして鈴木はスリーパー。すると、SHO&YOHがダブルのトラースキックで鈴木を場外に排除。
小島はオーカーンに串刺しエルボーから、「いっちゃうぞバカヤロー!」の雄叫びを上げる。だが、オーカーンがすぐに立ち上がって阻止。
次は天山が入場。YOHと金丸はエプロンでやり合い、SHOが救出に入る。だが、オーカーンが3人まとめてオーバー・ザ・トップロープで排除。
天山はオーカーンとモンゴリアンチョップの激しい応酬を展開。そして、天山はヘッドバットでオーカーンにダメージを与える。ここでBUSHIが入場。
第三世代はオーカーンを狙い撃ちにするが、オーカーンは同士討ちを誘い、天山をエプロンに追いやる。ここで小島がオーカーンにラリアットを狙って突進するが、オーカーンは寸前で回避。すると、ラリアットを誤爆した天山は場外に落ちて失格に。
小島はオーカーンにローリングエルボーからコジコジカッター。そしてラリアットを狙うも、オーカーンはかわし、小島をエプロンに運ぶ。そして王統流正拳突きで場外に追いやる。
次はマスター・ワトが登場。永田はオーカーンを場外に連れ出し、鉄柵に叩きつけ、さらにフロントキックをヒット。
ワトはBUSHIにローリングソバット。タイガーはDOUKIにカンガルーキック。続いてBUSHIがワト、タイガーがDOUKIを場外に投げると、同時にトペ・コンヒーロをヒット。だが、場外でオーエンズはBUSHIにトラースキック。そして鉄柵の手錠にBUSHIをつないでしまう。オーカーンはタイガーを手錠につないで失格に追い込む。
次はEVILのテーマ曲が流れるが、ディック東郷が入場。リング上では永田とオーカーンがやり合う。ここでリングアナが「EVIL選手にかわり、東郷選手が参戦します」とアナウンス。
リング上、オーカーンがワトとDOUKIに同時にエリミネーター。そして二人まとめてピンフォールを奪う。
次は石井が登場。東郷を追いかけるが、東郷は逃げ回る。石井はオーエンズにストンピングを連発。するとスキをついて東郷が石井に顔面かきむしり。怒った石井は東郷を手錠でつなごうとする。
入場してきた高橋裕二郎は東郷を救出。そしてオーエンズを含め、3人がかりで石井を蹂躙。場外では永田とオーカーンがやり合う。
ここでYOSHI-HASHIが登場。裕二郎に低空ドロップキック。エプロンでは石井と東郷が打撃の応酬。しかし、裕二郎が場外から石井の足を引っ張って失格に追い込む。するとYOSHI-HASHIが体当たりで東郷も失格に追いやる。
リング上、オーエンズと裕二郎がYOSHI-HASHを攻め込む。そこに後藤洋央紀が駆けつけ、エルボーで一掃。そしてYOSHI-HASHIと共にオーエンズに連携攻撃。場外では石井が東郷をバックステージまで追い回す。
後藤&YOSHI-HASHIは裕二郎にさるかに合戦。さらに裕二郎&オーエンズとやり合う。
ここでKENTAが入場。後藤&YOSHI-HASHIはKENTAに連携攻撃を狙うも、切り抜けたKENTAは、突進してきた後藤をオーバー・ザ・トップロープで場外に排除。
そしてラストとして、矢野通が入場。ここでオーカーンが永田を鉄柵の手錠につなげる。すると、矢野がオーカーンを鉄柵の手錠につなぎ、昨日の7.24愛知に続いてさらしものに。
続いて矢野は、YOSHI-HASHIを蹂躙するKENTAと裕二郎をカット。そしてYOSHI-HASHIがKENTAを手錠につないで失格に追い込む。
YOSHI-HASHIは裕二郎に逆水平チョップを連発。さらにトラースキックからネックブリーカードロップを狙うも、オーエンズがカット。すかさず裕二郎は手にかみつく反則攻撃。そして、裕二郎とオーエンズはYOSHI-HASHIを手錠につないで失格に追いやる。
これで残りは裕二郎&オーエンズと矢野の3人。しかし、矢野は突進してきた裕二郎をオーバー・ザ・トップロープで排除。そしてコーナーパッドを外すが、手錠につながれたKENTAが妨害する。そこにオーエンズが突進するが、矢野はかわして金具むき出しのコーナーに自爆させる。すかさず丸め込むが、KENTAがカット。
そしてオーエンズがカウンターのジャンピングニーから矢野をカバーするが、これはYOSHI-HASHIがカット。すかさず矢野はオーエンズを丸め込むも、レフェリーはカウントができず。矢野が抗議すると、背後から裕二郎がケインで一撃。続いてオーエンズが矢野にパウダーを浴びせてジュエルヘイスト。カバーは矢野が返すも、最後はオーエンズがパッケージドライバーで3カウントを奪取。オーエンズがKOPW2021を獲得した。
試合後、BULLET CLUBは勝利の喜びをわかちあう。さらにオーエンズがSTFで矢野を痛めつけてから、トロフィーを手にあらためて勝利をアピールした。