第4試合ではIWGPタッグ王者の内藤哲也&SANADA組が、前王者の“デンジャラス・テッカーズ”タイチ&ザック・セイバーJr.組とダイレクトリマッチ。内藤&SANADAは7.11札幌でタイチ&ザック組との接戦を制し、IWGPタッグ王座を奪取。その直後、タイチ&ザックが7.25ドームでのリマッチをアピールした。
7.22&23大阪では連日、シングル二番勝負の前哨戦が行なわれ、初日はSANADAvsザックが引き分け、タイチは内藤を撃破。二日目はSANADAがタイチ、内藤がザックに勝利。通算2勝1敗1引き分けで勢いを見せた王者組が、ベルトを死守するか? それとも挑戦者組が2週間でベルトを取り返すか?
タイチにはディーヴァのあべみほが帯同。ザックの左足にはテーピングが施されている。内藤&SANADA組はIWGPタッグのベルトを携え入場。内藤は白いガウンスーツで花道を進む。ゴング前、内藤&SANADAはグータッチをかわす。そして、両チームは言葉をかわし、駆け引きを見せる。
先発は内藤とザック。リストの取り合いから内藤がグラウンドに持ち込むが、ザックは丸め込む。内藤が跳ね返すと一旦両者は離れる。
ザックは巧みに内藤の足を取ってグラウンドに持ち込むが、内藤も対抗。グラウンドで火花を散らす。そして、内藤は「よかった」と一礼してSANADAにスイッチ。ザックが「エッ?」と言うと、内藤は「あとで」と答える。
続いてタイチとSANADAのマッチアップ。SANADAは大胸筋をピクつかせて誇示。そしてタイチにも水を向けるが、タイチは応じない。
SANADAはリストを取るも、そのたびにタイチはすぐにロープエスケープ。SANADAがクリーンブレイクすると、タイチは拍手をしてニヤリ。
SANADAがしつこくリストを取ると、タイチは足を刈って喉輪。そのまま自軍コーナーに運び、ここから鈴木軍は場外戦に持ち込む。タイチはケーブルでSANADAにチョーク攻撃。
リングに戻ってもタイチはSANADAに喉輪。さらに両手でチョーク攻撃。そしてタイチはSANADAのノド元を踏みつける。
続いてザックがSANADAにハンマーロック。さらにリストを絞っていく。SANADAは軽快な動きで切り抜け、すばやいグラウンドの攻防からロープワークへ。SANADAはザックのヒザに低空ドロップキックをヒット。
タイチがリングに入ると、SANADAが蹴りで止め、すかさず内藤がティヘラ。今度は内藤&SANADAが場外戦に持ち込む。SANADAは鉄柵を用いてザックの左ヒザを攻める。
戦場がリングに戻ると、内藤がザックのヒザにストンピング。さらにロープを用いて締め上げる。続いて内藤はフェイントからのコーナーミサイルをザックのヒザに炸裂。
スイッチしたSANADAは、内藤が捕獲したザックの左ヒザにダブルアックスハンドルを落とす。SANADAは技の読み合いからザックのヒザに低空ドロップキック。さらにロープの反動を利用してヒップドロップ。
次は内藤がザックに変形の4の字固め。ザックは自軍コーナーに戻ろうとするが、内藤は逃さずニークラッシャー二連発。
劣勢のザックだったがネックツイストで反撃し、タイチにスイッチ。タイチは内藤に人間魚雷ラリアット。そして背中にサッカーボールキック。
ここでSANADAがリングに入るも、タイチはジャンピングキック。さらに内藤にはリストをつかんでスピンキック。
タイチはアックスボンバーを狙うが、内藤は切り抜けてマンハッタンドロップ。さらにネックブリーカードロップを決める。
次はSANADAがタイチに串刺し攻撃。タイチがかわすと、SANADAはスワンダイブ。タイチがよけると、SANADAは着地し、スキをついてアトミックドロップをお見舞い。そしてパラダイスロックを決め、タイチの臀部に低空ドロップキックをヒット。
続いてSANADAはトップコーナーからフライングクロスボディ。だが、カウントは2。タイチは下から蹴り上げて反撃。
さらにタイチは喉輪を繰り出すが、逆にSANADAが喉輪で押し込む。そしてSANADAがエルボー、タイチがローキックで打撃の応酬。
タイチは強烈なミドルキック。だが、SANADAも鋭いエルボーアッパーで対抗。しかし、タイチはキックでSANADAをねじ伏せる。そして引きずり起こしてバズソーキック。SANADAはキャッチしてローリングエルボーを繰り出すが、切り抜けたタイチはジャンピングキック。ザックは内藤を場外戦に連れ出す。
タイチはタイチ式ラストライドを狙うが、SANADAは切り抜けてローリングエルボー。そしてタイガードライバーを決めるも、タイチはカウント2でキックアウト。
ならばとSANADAはラウンディング・ボディプレス。タイチがよけるとSANADAは着地。しかし、ザックがSANADAにエルボー。すると、内藤がザックにバックエルボーから低空ドロップキック。ここから両軍入り乱れる混戦模様に。
内藤はザックのヒザに低空ドロップキックを決めるも、タイチが内藤の顔面にジャンピングキック。続いてアックスボンバーを繰り出すが、かわしたSANADAはドロップキック。しかし、SANADAは意地でアックスボンバーを決める。ここで4人はリングで大の字に。
タイチはパンタロンを脱ぎ捨てると天翔十字鳳を狙う。しかし、SANADAはローリングソバット。そしてTKOのモーションからSkull Endへ。だが、タイチは切り抜けてハイキックをSANADAの頭部に炸裂。
スイッチしたザックはSANADAと内藤にフロントキック。だが、SANADAはザックのヒザに低空ドロップキック。そしてラ・マヒストラルを決めるが、ザックも切り返して丸め込み合戦に。
続いてエルボーの応酬に突入し、ザックはスキをついて逆さ押さえ込みからジャックナイフ固め。だが、返したSANADAはオコーナーブリッジへ。しかし、ザックは切り抜けオースイスープレックス。すると、SANADAは足でザックを押さえ込んでダブルフォールの体勢に。しかし、二人ともカウント2でキックアウト。
SANADAのTKOを切り抜けたザックはコブラツイスト。だが、SANADAも回避し、ドラゴンスクリューを炸裂。
次は内藤がザックのヒザにストンピングを連発。そしてハンマースルーを仕掛けるも、ザックは走れずつまずいてしまう。
内藤は「ザック!」と立ってくるように挑発。内藤はロープを用いてザックに変形のネックブリーカー。さらにスウィンギングネックブリーカー。
内藤はザックのヒザにストンピングをたたき込んでからグロリアの体勢に。ザックがこらえると、ジャンピングエルボーアタックへ。だが、かわしたザックはオクトパスホールド。
しかし、内藤は回避してトルネードDDT。しかし、こらえたザックは内藤の腕にオーバーヘッドキック。
ここでタイチが飛び出し、内藤に串刺しアックスボンバー。そしてザックが内藤にトルネードDDT。
続いてタイチ&ザックは天翔ザックドライバーを狙うも、内藤が回避。するとタイチは内藤の後頭部にアックスボンバー、そしてブラックメフィストを狙うも、これはSANADAがカット。
ザックはSANADAにフロントキックからエルボー。しかし、内藤&SANADAも連携攻撃で対抗。SANADAのドロップキックから内藤が延髄斬り。そしてSANADAのバックドロップから内藤がジャックナイフ固めで丸め込むも、ザックはカウント2でキックアウト。
内藤&SANADAはザックのヒザを持ち上げ、マットに叩きつける。そして、内藤はザックにヒザ固め。SANADAはタイチを4の字固めで捕獲する。ザックはなんとかロープエスケープ。
ならばと内藤はエスペランサを狙うが、タイチがカット。しかし、SANADAがタイチをドロップキックで場外に落とし、プランチャを炸裂。
内藤はエスペランサでザックを突き刺してから、コーナー上に設置。そして雪崩式フランケンシュタイナーを決めるが、ザックはその勢いを使って三角締めで捕獲。SANADAがカットするも、ザックは離さず。するとタイチがSANADAを聖帝十字陵で捕える、
ザックがそのまま締め上げると内藤は動けず。SANADAは聖帝十字陵から脱出するも、タイチは喉輪落としの体勢に。だが、SANADAはドロップキックで切り抜け、コーナー上からザックにラウンディング・ボディプレス。
しかし、タイチがSANADAにブラックメフィスト。すると、内藤がタイチにコリエンド式デスティーノを炸裂。そして、内藤は天をさして雄叫びを上げると、ザックにデスティーノを狙う。だが、切り抜けたザックはザックドライバーで内藤をマットに突き刺す。だが、ザックはヒザを押さえてカバーにいけない。
ここでレフェリーはダウンカウントを数える。ザックはカウント7でレフェリーを止め、挑発するように内藤の顔面に張り手。すると、内藤はヒジをザックのヒザに振り下ろす。さらにヒザにキックを連発。
ここで二人は立ち上がって激しいエルボー合戦に突入。内藤はザックのヒザにキックを見舞う。するとタイチが内藤にフロントキック。SANADAはタイチをエルボーでなぎ倒すが、タイチはすぐに立ち上がってSANADAに高角度のバックドロップ。
ならばと内藤がタイチにバックエルボーを連発。しかし、タイチはシコを踏んでからカチ上げ式のエルボーを内藤に炸裂。
続いてザックが内藤にサッカーボールキック。。そして、タイチ&ザックは天翔ザックドライバーを狙うも、内藤はバレンティアで切り返す。SANADAもタイチを押さえ込む。
そして内藤はデスティーノを狙うも、切り返したザックはヨーロピアンクラッチで電光石火の3カウントを奪取。タイチ&ザックがベルト奪取に成功した。