鷹木が棚橋との魂の真っ向勝負を制し王座防衛!
その試合直後、EVILが鷹木を襲撃!
タイチ&ザックは歓喜のIWGPタッグ奪還!
オカダが難敵コブから技アリの勝利!
伏兵イーグルスがIWGPジュニアヘビー初戴冠!
石森&ファンタズモがIWGPジュニアタッグ死守!
オーエンズは「KOPW 2021」をまんまと奪取!
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7月25日(日)、東京ドームでで映画『ゴジラvsコング』Presents 『WRESTLE GRAND SLAM in TOKYO DOME』が開催された。
メイン(第5試合)ではIWGP世界ヘビー級王者・鷹木信悟に棚橋弘至が挑戦。当初、飯伏幸太が挑戦予定だったが、誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)の回復状態を考慮した結果、大事をとってドーム大会を欠場。前日の7.24愛知でKENTAを撃破した直後、ドームに向けて「準備できてまーす!」とアピールを行なっていた棚橋が、急遽挑戦することに。
鷹木の熱に呼応するように、棚橋は気合いの攻撃。徹底したヒザ攻めで王者の機動力を奪いに出る。すると鷹木も負けじと相手のヒザに怒濤の攻撃。そして、とどめのラスト・オブ・ザ・ドラゴンを狙うが、棚橋はスリングブレイドで切り返す。ここから一気にたたみかけ、ハイフライフローを決めるが、鷹木は必死にキックアウト。その後も逸材は猛攻を見せるも、王者は意地を爆発。STAY DREAMで大ダメージを与えると、最後はラスト・オブ・ザ・ドラゴンで魂の真っ向勝負を制した。。
ベルトを守り抜いた鷹木は、棚橋に対し「やっぱ、スゲーや。本当の勝者はアンタかもな」と最大の賛辞を送った。続いて鷹木は「飯伏が来るまで負けられねえな!」と誓い、大会を締めくくろうとするが、なんとEVILが鷹木を襲撃。鷹木をKOし、次期挑戦をアピールした。
第4試合ではIWGPタッグ王者の内藤哲也&SANADA組が、前王者のタイチ&ザック・セイバーJr.組とダイレクトリマッチ。内藤&SANADAはザックの左ヒザをロックオン。だが、随所でタイチがカバーし、王者組も徹底抗戦。終盤、激しく攻守が入れ替わる中、タイチ&ザックは内藤に天翔ザックドライバーを狙う。だが、内藤はバレンティアで切り返し、ザックにデスティーノを仕掛ける。しかし、ザックは回避すると、ヨーロピアンクラッチで電光石火の3カウントを奪取。37分越えの接戦を制し、ベルト奪還に成功した。試合後、内藤&SANADAはリマッチを要求するが、NEVER6人タッグ王者の後藤&YOSHI-HASHIも登場し、次期挑戦者に名乗りを上げた。
第3試合は激しい抗争を繰り広げてきたオカダ・カズチカとジェフ・コブがついに一騎打ち。卓越した身体能力を誇る両雄は、ドームにふさわしいスケール感あふれる攻防を展開。パワーに勝るコブは、場外でランニング式のブレーンバスターを敢行し、場内をどよめかせる。さらにコブは大技をたたみかけ追い込むが、オカダも意地の反撃を見せる。だが、レインメーカーはコブが回避。そして、ツアー・オブ・ジ・アイランドを繰り出すが、切り抜けたオカダは昨年の『G1』公式戦でコブを下したときと同じく、ここ一番で繰り出す押さえ込みでフォール勝ちを奪った。
第2試合はIWGPジュニアヘビー級王者のエル・デスペラードがロビー・イーグルスを迎撃。前日の最終前哨戦ではイーグルスがデスペラードにフォール勝ち。だが、直後にデスペラードはイーグルスのヒザにイス攻撃を浴びせる暴挙。迎えた大一番、デスペラードは徹底してイーグルスのヒザを痛めつける。苦しい戦いとなったイーグルスだが、こちらもヒザ攻めで対抗。最後はヒザへの450°スプラッシュからロン・ミラー・スペシャルにつなぎ、デスペラードからギブアップ勝ちをスコア。念願のIWGPジュニアヘビー初戴冠を成し遂げたイーグルスは、試合後に実況席で見守った高橋ヒロムと視殺戦を繰り広げた。
第1試合はIWGPジュニアタッグ王者の石森太二&エル・ファンタズモ組に田口隆祐&ロッキー・ロメロ組が挑戦。王者組は悪のインサイドワークを軸に攻め立てる。だが、百戦錬磨の田口&ロッキーも小気味いいチームプレーで応戦。終盤、ファンタズモはサドンデスでロッキーを排除。さらに田口にも繰り出すが、受け止めた田口は石森に誤爆させる。そして田口はファンタズモの疑惑のシューズを脱がし、レフェリーに差し出すも、石森が妨害。すかさずファンタズモがローブローで田口の動きを止め、最後はCRⅡで3カウントを奪取。王者組が防衛に成功した。
また、第0試合では『KOPW 2021』争奪ニュージャパンランボー With手錠が行なわれた。総勢22名参加の時間差バトルロイヤルは、攻守がめまぐるしく入れ替わる展開に。オーバー・ザ・トップロープや追加ルールの手錠で選手が次々に失格になる中、最後に残ったのはトップバッターのチェーズ・オーエンズと、ラストに登場した「KOPW 2021」保持者の矢野。すると、失格になったはずの裕二郎が矢野にケイン攻撃。すかさずオーエンズがパウダーを浴びせてからパッケージドライバーを決め、まんまと「KOPW 2021」のトロフィーを奪取した。