バディファイトPresents G1 CLIMAX 25

日時: 2015年8月14日(金) 17:00開場　18:30開始
会場: 東京・両国国技館
観衆: 5,658人（満員）

第1試合 30分1本勝負

マスカラ・ドラダ
タマ・トンガ

小島聡
“ザ・マシンガン”カール・アンダーソン

境界線

07分19秒　ヴェレノ→体固め

レフェリー｜佐藤健太

MATCH REPORT

　『G1 CLIMAX 25』第17戦にして、両国国技館3連戦の初日。テレ朝チャンネルによる生中継が行われ、試合前には放送席が紹介された。
　
　そこから始まった第1試合は、翌日の8月15日（土）両国で行われる『G1』Bブロック公式戦・小島（2勝6敗）vsアンダーソン（6勝2敗）、本間（1勝7敗）vs高橋（2勝6敗）のダブル前哨戦。
　
　本間と高橋が先発して試合がスタート。その直後、アンダーソンとトンガが乱入し、トレイン攻撃を仕掛ける。しかし、脱出した本間がアンダーソンと高橋を蹴散らし、トンガにラリアットをお見舞い。
　ところが、高橋が噛みつき攻撃で流れを変え、フロントハイキックで顔面を打ち抜く。怒った本間はカウンターバックエルボー、ボディスラムで逆襲に出るが、次の小こけしを高橋にかわされて沈黙。
　すかさずトンガがショートレンジドロップキック、アンダーソンがスリーパーホールド、カウンターゼロ戦キックなどで攻め立てる。しかし本間は、アンダーソンのラリアットを回避してDDTを食らわせ、今度こそ小こけしを命中させる。
　これで小島対アンダーソンとなり、小島が逆水平チョップ乱射、串刺しジャンピングエルボー、「いっちゃうぞバカヤロー!」からのダイビングエルボードロップ、エルボー連打、ローリングエルボーと畳み掛ける。
　それでもアンダーソンは、ジャンピングフロントハイキック、リバースガンスタンで反撃。すると、小島が腕へのラリアットからコジコジカッターを見舞い、サポーターを投げてラリアットの発射体勢に入る。しかし、アンダーソンがスピニングスパインバスターで叩きつけた。
　ドラダ対トンガの場面。ドラダがスワンダイブボディアタックで先制し、ハンドスプリング＆バク宙でフェイント。そして、ヘッドシザースホイップでトンガを場外に落とし、ブリージョドラダで追い討ちをかける。
　トンガがリングへ戻ると、ドラダはスワンダイブボディプレスへ繋ぐ。しかし、アンダーソンと高橋が乱入し、ジャンピングフロントハイキックと串刺しフロントハイキックを同時にお見舞い。その直後、トンガが串刺しジャンピングボディアタックで続く。
　トンガの攻勢は続き、変型ヘラクレスカッター。そして、トンガンツイストからフォールに行くと、本間が小こけしでカットに入る。ところが、トンガがかわしてドラダに誤爆させ、ヴェレノでドラダを倒した。
　
　試合後、小島とアンダーソンが激しく言い争う。その後、トンガが本間を背後から襲い、高橋が鉄柵へ激突させた。

COMMENT

アンダーソン「『G1 CLIMAX 25』も残す所、あとは明日のコジマだけだな。今年の『G1』は勝ちで締めくくるのさ。この『G1 CLIMAX 25』には、“バッドボーイ”タマ・トンガは出ることができなかった。なぜだ!! 見ろよ、この体!! 6つに割れた腹筋!! 太い腕!! そしてこの鋭い目!! よく聞け。来年の『G1 CLIMAX 26』には必ず出るぞ!! 見ておけ!!!」
※高橋、トンガはアンダーソンのコメントをうなづきながら聞いていた。

小島「さぁいよいよ明日、俺の公式戦最終日だ。ここまでの成績なんてまったく覚えてねぇ。こんな元気な体と、こんな元気な腕、見てくれよ。恐れるものはなにもねぇんだよ。このまま明日勝って、明日勝ったら明日優勝だ」
本間「ドラダ、ごめん。ごめん。あぁ、失敗しちゃった。これ詰めが甘いっていうかね、そういうものあるんだけど、でも今の俺調子いいっすから。みんな出てる選手は『疲れてた』だの、『体調悪い』だの言ってるかもしれないけど、俺は全然もうすこぶる元気ですから。元気有り余ってしょうがないですわ。なんせ寝れないぐらい興奮しちゃって、毎日毎日寝れないぐらい興奮しちゃって。この勢いで明日勝って、終わりよければすべてよし。裕二郎にみんなのこけしで勝って、胸を張って2勝7敗、今年の『G1 CLIMAX』終わりたいと思います。そんでもって来年、一昨日も言いましたけど、誰より早く出場アピール。いや、出場宣言しましたんで、明日勝ってまず吠えてやりたいと思います。明日はこけし祭りだ。こけしイズハッピー、幸せになろうぜ」
※ドラダはノーコメント