POWER STRUGGLE
- 日時
- 2015年11月7日(土) 15:30開場 17:00開始
- 会場
- 大阪・大阪府立体育会館
- 観衆
- 5,128人(超満員)
-
第5試合 無制限1本勝負
「Super Jr. Tag Tournament 2015」決勝戦※リコシェ&サイダルが「Super Jr. Tag Tournament」初優勝レフェリー|マーティー浅見
MATCH REPORT
先発はロメロとリコシェ。両者はロックアップで組み合うと、リストの取り合いに。リコシェのアクロバティックな動きに場内が沸く。
続いてバレッタとサイダルがリングイン。サイダルは素早い動きでアームホイップ。するとバレッタも同じ技でお返し。続くグラウンドの展開では互角の攻防を見せる両者。バレッタは回転エビ固め仕掛けるも、サイダルはその足を捕獲すると集中攻撃。
次にリコシェが、バレッタにトップロープから1回転式のセントーン。そして、バレッタの左足にドラゴンスクリューを見舞うと、ねじあげて攻め込んでいく。
素早いタッチワークを見せるリコシェ&サイダル組。サイダルはバレッタに鎌固めを敢行するも、これはバレッタがロープエスケープ。
劣勢のバレッタだったが、サイダルの串刺し攻撃を踏みつけで回避すると、ロメロとタッチ。そのロメロは「サイダル、ナカスゾ、コノヤロー!」という雄叫びとともに攻撃開始。サイダルに串刺しタックルを連発すると、ストマックバスター。そしてロープを使って踏みつけ攻撃。
タッチしたバレッタも、サイダルを肩に担ぎあげると、そのままヒザに落とす荒業を披露。そしてコブラツイストでそのアバラを絞めあげていく。さらにバレッタはサイダルをロープに飛ばすも、サイダルはフライングニールキックを叩き込み、リコシェとタッチ。
リコシェはバレッタにスワンダイブ式ラリアット。さらにロッポンギヴァイスの同士打ちを誘うと、ロメロにうしろからとびつき、そのまま後頭部をマットに叩きつける。そして、リコシェはロメロをノーザンライトトープレックスで投げ、そのまま後方回転しながらブレーンバスターへ。続いてベナドリラーを狙うが、これはロメロが回避。すると、サイダルもリングインし、ロメロに対してその場飛びのムーンサルトプレスとシューティングスタープレスの共演。
ペースを握ったリコシェはロメロを寝かせると、ファイヤーバードスプラッシュを狙うが、これは交わされる。リコシェはうまく着地してロープに走るが、ロッポンギヴァイスがカウンターでダブルのジャンピングニーアタック。そして、連携のダイビングニーアタックでリコシェを追い詰めていく。
さらにバレッタは、リコシェに串刺しエルボー。ここでサイダルが乱入するが、ロメロが延髄斬り。すると、リコシェがロメロにアクロバチックなDDT。リング上は4者が入り乱れる混沌とした状況に。
サイダルはバレッタにリストクラッチ変形ドライバーを狙うが、ロメロがカットに入り、サイダルに串刺しラリアットを連発。だが、リコシェがロメロに強烈な延髄斬り。このスキにサイダルはロメロに雪崩式攻撃を狙うが、ロメロはうまく切り抜けると、場外のリコシェに向かってトぺスイシーダ。
リング上ではバレッタがサイダルに走り込んでのジャンピングニーアタック。そして、ロッポンギヴァイスはストロングゼロを狙うが、ロメロが飛んだ瞬間にリコシェがスワンダイブのスピアーを炸裂させてカット。
そして、リコシェはバレッタに串刺しドロップキック。さらに、リング下のロメロ目掛け、スワンダイブ式のシューティングスターアタックを見舞う。リング上ではサイダルがバレッタにエアーサイダルを狙うが、これはバレッタがヒザで迎撃。続いてバレッタはサイダルのニーを交わすと、一気にデュードバスターへ。しかし、これはリコシェが間一髪でカット。
ここでリコシェとロメロがエルボー合戦へ。そこからロメロがニーを見舞うと、リコシェはお返しのエルボーからベナドリラーの体勢に入るが、バレッタが阻止。すると、サイダルがバレッタにリバースフランケンシュタイナー。
ここを勝機と見たリコシェは、ロメロにベナドリラー2pointを炸裂。そして、最後はリコシェがロメロにシューティングスタープレス、サイダルがバレッタにエアーサイダルを同時に決めて3カウントを奪取。リコシェ&サイダル組が初出場でタッグトーナメントを制した。
COMMENT
サイダル「リコシェと俺は、このトーナメントで1度も負けてない。俺はようやくベストパートナーを見つけた。俺たちは今夜ですべてのトップチームを打ち破った。そのためにずっと努力を続けてきたんだ。なかなか結果が出なくとも、決して心が折れることはなかった。そして、いつも最高の結果を求めてきた。それを満たす結果が出なくとも、決してあきらめることはなかった。そして、ようやく今夜、満足できる結果が得られた。この新しくデンジャラスなタッグチームで。さぁ次はタイトルマッチだ」
リコシェ「そうだ。だから俺はボビー・フィッシュとカイル・オライリー、reDRAGONを呼び込んだんだ。まぁロッキー・ロメロとバレッタのロッポンギ・ヴァイス、ヤングバックスも出て来たけどな。だけど、俺たちが挑戦するのに文句はないだろ?どういうことになろうとも、あのタイトルを狙っていく。このトロフィーとともに、あの輝かしいベルトは、この腰に巻かれるんだ」
サイダル「俺たちはこれで満足してるわけじゃない。まだまだ上を見ている。ファンのみんなも、それを望んでるだろ?俺たちはもっと高く飛ぶ。そしてそれが、もっと上へ行くことにつながるんだ。見ていてくれ。アリガトウゴザイマシタ」
——チーム名はあるんですか?
リコシェ「いや、特に名前は付けてない」
サイダル「サイダル&リコシェでいいよ。名前をつけることが目的じゃないから。ハイフライヤーズとか言われてるけど、その程度じゃ満足しないし。みんながもっといかした名前をつけてくれればいい。俺たちのハイフライテクニックに似つかわしい名前をね。素晴らしい名前をつけてくれ。今の俺たちにとって、名前をつけることより、IWGPジュニアヘビー級タッグチャンピオンになることが最優先なんだ」
リコシェ「そうそう、チャンピオンになることが先だ」
ロッキー「サイダル、リコシェ、おめでとう。今夜は……」
※ヤングバックスが乱入
マット「Su●k it!」
ロッキー「うるせぇぞ、お前ら」
※マットがバレッタにペットボトルを投げつけると、逃げるように控室に去った
ロッキー「なんだ、アイツらは!俺たちはロッポンギヴァイスだぞ!俺たちは、コウラクエンでレッドラゴンに勝ってるんだぞ!」
バレッタ「そうだ。簡単なことだ。6日前、俺たちはチャンピオンに勝ってるんだ。たくさんのチームがトーナメントに出場したが、俺たちがチャンピオンに勝ってるんだ!」
ロッキー「ノリノリダゼ!ロッポンギヴァイス!サイコー!」
バレッタ「フォーエバー、フォーエバー、フォーエバー、フォーエバー」