NEW DIMENSION
- 日時
- 2010年4月4日(日) 18:00開場 18:30開始
- 会場
- 東京・後楽園ホール
- 観衆
- 2050
-
第5試合 30分1本勝負
レフェリー|タイガー服部
MATCH REPORT
その後、高橋と内藤は、棚橋をおちょくるようにしてタッチを行なわず、2人だけで試合を進める。それを何度も繰り返すと、ついに場内から大ブーイングと大「棚橋」コールが起こる。
すると棚橋は、体を思い切り伸ばして強引に内藤とタッチ。ようやくリングインすると、矢野にフライングフォーアーム、ダイビングサンセットフリップ、エルボースマッシュ連打。この直後、後ろ髪を引っ張られて転倒するものの、すぐにドラゴンスリーパーで反撃。
ここで矢野が急所攻撃。すると棚橋も、矢野の後ろ髪を掴んで引き倒して報復。そして、自軍コーナーに帰るものの、高橋と内藤はタッチを拒否。またもや大ブーイングとなる。
それでも棚橋は、スリングブレイドでアンダーソンを倒し、ロープへダッシュ。だが、リング下から飯塚が足を引っ張って妨害。そして背後から近づいた矢野が、棚橋の膝にイス攻撃を見舞う。
絶対絶命のピンチに陥った棚橋だったが、アンダーソンのガン・スタンを切り返し、逆さ押さえ込みで電光石火の3カウントを奪った。
試合後、倒れたままの棚橋を、内藤が抱き起こす。一方、矢野はなんとアンダーソンにイス攻撃。場内が騒然とする中、内藤が棚橋を羽交い絞めにし、矢野がイスで殴打。
さらに今度は、矢野が棚橋を羽交い絞めにすると、高橋がIWGPタッグベルトで襲撃。ダウンした棚橋に対し、CHAOSとNO LIMITがストピングの雨を降らせる。
するとここで、永田、井上、平澤の青義軍が登場し、棚橋を救出。高橋と内藤は、矢野たちと青コーナーの花道を引き上げた。
それを見た永田はマイクを握り「オイ、メキシコかぶれのしょっぱい二人組! あんまり調子に乗るんじゃねぇぞ、オイ! 今度、お前たちに青義の力というのを教えてやるよ」とNO LIMITに宣戦布告した。
COMMENT
井上「オイ! NO LIMITォオ! 棚橋になんでベルトを使う必要があるんだ。オラァ! 俺はおまえたちのベルトを使う闘い方が大嫌いだ! おまえたちのベルトをひっぺがしてやるからな? 覚えとけぇえ!」
永田「NO LIMIT? 調子に乗ってるなって、それだけですよ……。さんざんベルトを使った試合をさせてる会社も悪いよね? だって俺が成敗しようと思ってもカード組まないじゃん? だから実力行使に出ただけですよ。タッグベルト? あれなら3D が持っていたほうがよかったよね。毎日、凶器にしか使われねぇじゃん? 俺は裕二郎が曲がった方向に行ってるのが許せない。いまは過保護すぎるよね? 蝶野正洋が退団してしまったいま、やっぱり若手を伸ばすのもいいけど、出るクイは打たないと。それが新日本プロレスだし。まだ俺が残っているからには、それが可能だし。タッグに関して言えば、IWGP、GHC、世界タッグ、すべて獲ったのはこの俺だから。俺の力をすれば井上とベルトを取るのは簡単ですよ。ただ、まだ俺たちはなんの実績もないし。ちょっと気が早いかな、と。まずは裕二郎? そうだね。昔の大学の後輩とはいえ、ここに来て交わった以上は、思いっきりしつけてやろうかなって。ま、俺のホントの恐ろしさをまだ知らないと思うから(笑)」
矢野「バカヤロ!! あんな田舎もんのクソ外人はいらねぇんだ!!こいつらのほうがよっぽど頭いいぞ!! 頭いいよコイツら!! 成長も認められねぇのか? 永田さんよ!! 馬鹿じゃねぇのか!! あとはこいつらに聞け!! こいつら頭いいからどっちにいたほうがトクかわかるよバカタレ!! 棚橋!! まだ終わってねぇんだぞ!! 油断すんなバーカ」
高橋「何かあっちのほうがあってんのかな。CHAOS、CHAOSとNO LIMITが仲良しこよしでやってく気はないけどさ、今日やってみて棚橋、永田とは一緒にレスリング出来ないよ。あいつらと一緒にこのリングでプロレスやるんだったら俺プロレス辞めるよ! 嫌いとかじゃないけどさ、ヘドが出るよ。棚橋、永田、中西、あいつらのやってること見てるとさヘドが出んだよね。やってらんねぇんだよ!! キレイ、汚いとか関係ないから。あれが俺たちのスタイルだから! 白黒俺たちははっきりしたいよ。ただあいつらベビーフェイスの甘ったるい奴らとはプロレスはできない。それだけだよ」
内藤「別に俺たちはどこいったってやるプロレスは一緒なんで。今日の棚橋にしても、前6人タッグ一緒にやった永田にしてもなんか俺らのこと必要としてないんだもん! だったら同じコーナーに立ってる意味もないしさ。どこにいたって俺たちのやるプロレスは一緒!」