Circuit2009 NEW JAPAN ISM
- 日時
- 2009年2月7日(土) 17:30開場 18:00開始
- 会場
- 栃木・栃木県総合文化センターサブホール
- 観衆
- 800
-
第6試合 30分1本勝負
レフェリー|レッドシューズ海野
MATCH REPORT
試合開始前、プロアイスホッケークラブチームの「HC日光アイスバックス」に所属する尾野貴之選手より、棚橋へ激励の花束が贈られた。
先発を務めたのは、永田と後藤。後藤は、サッカーボールキックで永田を場外へ追いやると、その場で激しい足踏み。欠場の原因となった左膝が回復していることをアピールした。
続けて、棚橋と中邑の場面になると、中邑はグラウンドの攻防を経て、キックから棚橋をマットへ強引に叩きつける。すると、棚橋はヘッドシザースで対抗。その直後、アームドラッグで互いに投げ合うなど、互角の攻防を展開する。
中盤戦に入ると、タイガーは、ライガーに風車式バックブリーカーとロメロチンロック、AKIRAに足4の字固めで攻め込まれる。しかし、身軽な動きでライ ガー、AKIRAを翻弄。1人で2人を蹴散らし、金本に繋ぐ。金本は、AKIRAに顔面ウォッシュを途中で阻止されるが、すぐにスピンキック、側頭部への キック、ローリングセントーンをお見舞い。だが、AKIRAもムーンサルトプレスを回避して延髄斬りで応戦し、後藤とスイッチ。
後藤は、替わって入った永田のエクスプロイダーを阻止。すると、永田も背後から追いかけてきた後藤のラリアットを回避して対抗。だが、後藤はそれでも永田にラリアットをヒットさせる。
終盤戦に入ると、再び棚橋と中邑の顔合わせになる。棚橋は、中邑にフライングフォーアーム、フラッシングエルボー、サンセットフリップ。さらに、エプロン に控えていた後藤、ライガー、AKIRAをジャンピングボディアタックで蹴散らし、中邑にダイビングサンセットフリップ、張り手。だが、中邑もカウンター の串刺しラリアットを皮切りに、ミドルキック連打、パワースラム、リバースパワースラムで対抗する。
中邑にフルネルソンで捕獲された棚橋は、体 を入れ替えて回転エビ固めで脱出し、スリングブレイド。すると、中邑はラリアット2連発ですぐにお返し。ここで中邑と替わって入ったAKIRAは、後藤、 ライガーのアシストからムササビプレスで棚橋をカバー。これは永田にカットされ、カウント2に終わる。
タイガーがライガーにトペスイシーダをヒットさせると、リング上では棚橋が、永田とのダブル延髄斬り、スリングブレイドからAKIRAをフォール。これは中邑にカットされて3カウントを奪えなかったが、すぐさまハイフライフローで勝負を決めた。
試合後、棚橋は一度リングを降りようとする。だが、会場の大歓声に応えるようにリングに留まり、「ありがとう。俺は、必ず真輔を倒して、チャンピオンとし てまたここに戻ってきます。これからも“餃子を愛する”棚橋と新日本プロレスをお願いします」とマイクアピール。最後は、「宇都宮の皆さん、愛してま〜 す!」で大会を締めくくった。
勝利者賞:株式会社ウスイ産業(勝利者トロフィー)
COMMENT
永田「(金本の後姿を見ながら)頼もしいですね」
タイガー「金本さんが言ったとおり、両国は全員勝つ。それしかないし、今日見て分かるとおり、全正規軍本気。妥協なし(永田と握手をして去る)」
永田「洋央紀が本調子ならうれしいんですけどね。まぁ、今日はそれを確かめる前に試合が終わっちゃったってとこですかね。明日から連戦が続きますから、またジワジワといたぶってやろうかと思います(と言って敬礼をキメてから去る)」
棚 橋「帰らなかったな。試合が終わってるのに、席を立つ人が1人もいなかった。やっぱな、チャンピオンとしての覚悟が違うぜ。俺はプロレスのためだったら何 でもしてやる。品格? そんなモンまったく関係ねぇや。チャラいとかさ。いいじゃん。それで喜んでもらえればさ。俺はもう百人力だ。宇都宮のみんなに教えてもらったよ。よっ しゃ。明日も真輔とやってやる。明日はそろそろ足の1本でももらってやるかな。よし! 今日は“宇都宮最高”だ!」
後藤「足の状態、いいわけないだろ。でもな、俺には闘うべき相手がいて、越えなきゃいけない壁があるんだよ。それに何よりも俺の試合を待ってるファンのみんながいるだろ。両国まで突っ走るからな」
※中邑、ライガー、AKIRAはノーコメント