試合後、海野は勝ち名乗りを受けると、ザックに近づき「サンキューベリーマッチ」と言葉をかける。ザックはニヤリと笑ってから、リングを下りる。
すると海野はNJPW WORLD認定TV王座のベルトを手に取り、ザックに渡す。ザックは悔しげな表情で退場する。そして海野がマイクを握る。
■海野のマイクアピール
「ザック、ありがとうございました(場内拍手&歓声)。なんか、いろいろ吹き飛んだ。ザックとやって、自信がつきました(場内拍手&歓声)。
あらためまして、岡山のみなさん、最後までご観戦、誠にありがとうございました!(場内拍手&歓声&翔太コール)。ヤングライオンのときに一度、ザックとシングルをしたことがありますが、完封されて負けました。それが数年経って、今日、メインイベントで自分が勝つなんて未来、誰が見えてましたか?(場内拍手)。
関節技も正直きつかったし、しんどかったし、何度も心が折れましたが、いまのようにみなさんの声援があったからこそ、くじけずに、最後までこのリングで立って、マイクで締めることができました(場内拍手&歓声)。
プロレスラーはみなさんあってこそだと思います。これからも大声援、よろしくお願いします!(場内拍手&歓声)。切り替えて、次はデビッド・フィンレーか? 必ず『NEW JAPAN CUP』、一つずつ勝って、優勝して、両国でオカダさんからベルトを獲って、またこの岡山に帰ってきたいと思います!(場内拍手&歓声)。
そのときは必ずこのリングにパラダイムシフトを巻き起こし、自分の新時代を作り上げます!(場内拍手&歓声)。だから、だから! オレから、目をそらすなよ!」
そして海野は場内の声援に応えてから、花道を堂々と引き上げた。