Circuit2008 NEW JAPAN GENERATION

日時: 2008年9月21日(日) 15:30開場　16:00開始
会場: 兵庫・神戸ワールド記念ホール
観衆: 8000

第1試合 20分1本勝負
GREATEST Jr. BATTLE in KOBE

金本浩二
獣神サンダー・ライガー

境界線

レフェリー｜マーティー浅見

MATCH REPORT

全試合開始前、4月15日に亡くなられた星野勘太郎氏の実弟でもある新日企画代表・星野秋男（ほしのあきお）さんをしのんで追悼セレモニーが行なわれた。出場全選手がリング下を囲む中、星野氏がリングに立ち、10カウントゴングが鳴らされた。

　地元神戸に金本が凱旋した第1試合。金本は、ゴングを待たずしてライガーに奇襲攻撃。スピンキック、フロントスープレックス、ムーンサルトプレスと畳み掛け、アンクルホールドでライガーからいきなりギブアップを奪おうとする。
　金本の攻撃は続き、ライガーに顔面ウォッシュを浴びせる。しかし、ライガーが黙っているはずもなく、ミドルキックをキャッチしドラゴンスクリュー2連発。低空ドロップキック、ニークラッシャーを経て、足4の字固めで金本の脚をガッチリ捕獲する。
　この脚攻めでペースを掴んだライガーは、串刺しランニング掌底、ライガーボム、垂直落下式ブレーンバスター、雪崩式ブレーンバスターと大技連発。だが、金本はこれでも沈黙せず、キックのラッシュからアンクルホールドへ。すると、ライガーは丸め込み技で上手く脱出。浴びせ蹴りで金本に突っ込んでいく。ところが、金本はこれを受け止め、この試合3度目となるアンクルホールド。これでライガーをタップさせた。

　試合後、ライガーと抱き合い健闘を称えあった金本は、地元ファンから大歓声を浴びながら退場していった。

COMMENT

金本「第1試合、俺にしたのは正解でしょ? こうじゃないと。ライガーには嫌な思いばっかさせられたから。それ忘れてないから1分1秒でも早く片付けたかったけど、何分だった? 5分以内でやりたかった。ライガーとやるのは何か懐かしい気がして、ワクワクしましたね。しかも第1試合よ。俺はアイツの技を全て受けたし、アイツも俺の技から逃げなかった。いい試合にならない訳無いですから。僕ら逃げないですから」

※ここでコメント中の金本のもとへライガーが登場
ライガー「金本!! 俺とお前が組んだら最強だよ!」
金本「(『IWGP Jr.戦がこの後あるが？』)ベルトはタイガーが持ってますから、ベルトはタイガーに任せてリングサイドが近いですから、しっかり見たいと思います。ライガーと組んだら無敵ですね。稔は欠場してて(IWGP Jr.タッグ)チャンピオンの資格あるか? デヴィットも資格あるか? ライガーと組んで挑戦したい気持ちもあります。今日の試合で感じるものがありましたから。井上がもう駄目ですから、ヘビー級行って。技うんぬんじゃなくてハート! NO LIMITは徐々に上がっていきますよ、アイツらは!!」

ライガー「あんな風にラッシュをかけてくるとは思わなかった。やっぱり彼も感じているのでしょう、勝負論というものを。場外乱闘がどうのこうのとあるけど、やはり新日本プロレスは勝たなきゃ意味が無いんだ。まさしく勝負論だったと思う。まさか、地元の神戸でゴング前から奇襲が来るとは思わないし、そういう意味じゃこっちが油断していた部分はある。それは素直に認めるよ。ただ、金本との試合はワクワクするし、変なわだかまりも無いしね。彼とJr.最強タッグを組んでもいいかなと思う。俺はAKIRA(というパートナー)がいるし、金本は井上がヘビーに行ったので、相手募集みたいなのがある。ただ、俺と金本がタッグを組んだら、AKIRA以上のもの（タッグ）になる。反則だよ。それは反則になる、だから考えてる。でも金本とのタッグは面白いんじゃないか。今日はタイガーとロウ・キーのタイトルマッチ、勝者に俺や金本が挑戦して、オールドパワーを見せてもいいんじゃないか」