Circuit2008 NEW JAPAN GENERATION

日時: 2008年9月21日(日) 15:30開場　16:00開始
会場: 兵庫・神戸ワールド記念ホール
観衆: 8000

第5試合 30分1本勝負

中邑真輔
“ザ・マシンガン”カール・アンダーソン

井上亘
リック・フーラー

後藤洋央紀
ジャイアント・バーナード

境界線

16分16秒　飛びつき腕ひしぎ逆十字固め

レフェリー｜タイガー服部

MATCH REPORT

棚橋が、ライバル関係にあるRISEの中邑、後藤と緊急合体を果たした第5試合。

　アンダーソンと対峙した井上は、“マシンガンアピール”を披露したアンダーソンにキチンシンク。しかし、アンダーソンはカウンターのトラースキックですぐに応戦し、これで井上を場外へ追いやる。すると、場外で待ち構えていたバーナードが井上を抱え上げ、エプロン目掛けてパワーボムで投げ飛ばす。
　この1撃でダメージを負いG・B・Hの集中攻撃を受けた井上だったが、バーナードのコーナープレスを両足を立てて迎撃。後藤とスイッチする。
　中盤に入ると、棚橋組が連携技を見せる。井上の串刺しスピアー→棚橋の串刺しドロップキック→後藤の串刺しラリアット→中邑の串刺しニーアタックというトレイン攻撃や、棚橋がバーナード、後藤がフーラーにプランチャで同時にダイブするなど、G・B・Hを圧倒する。
　だが、G・B・Hも応戦。矢野が、後藤をスピアーで場外へ追いやり、イス攻撃。ここから後藤にターゲットを絞り、フーラーがバーナードとの合体ショルダータックル、ギロチンドロップ、矢野がチョーク攻撃、ブレーンバスターを繰り出す。
　苦しい後藤だったが、服部レフェリーの目がバーナードに向いている隙を突いて、矢野から奪った木づちをフルスイング。これで矢野をダウンさせると、ようやく自軍コーナーへ帰還する。
　替わって入った棚橋は、矢野にフライングフォーアーム、ダイビングサマーソルトドロップ。さらに中邑との連携で合体アームホイップ→サンセットフリップ＆ニードロップを披露し、矢野にダメージを与える。その後、棚橋はロープへ走る際に、背後から矢野にエクステを掴まれて転倒。それでもすぐにスリングブレイドで応戦し、井上に繋ぐ。
　井上は、矢野にミサイルキック、ダブルアーム式フェースバスターをお見舞い。さらに、替わって入ったバーナードの串刺しボディアタックを避け、低空ドロップキック、ランニングニーリフトをヒットさせる。ところが、バーナードの救援に入ったフーラーのチョークスラムを食らってしまい、一転ピンチに。それでも、串刺し攻撃で突っ込んできたアンダーソンを自爆させ、中邑に勝負を託す。
　中邑は、アンダーソンをランドスライドの体勢で捕らえる。ところが、アンダーソンはこれを阻止し、スピニングスパインバスターで中邑をマットへ叩きつけてロープへダッシュ。すると、中邑はアンダーソンを飛びつき腕ひしぎ逆十字固めで捕獲。これがきれいに決まり、アンダーソンをタップさせた。

　試合後、バーナードは、フーラーが羽交い絞めにした後藤にイス攻撃を見舞おうとする。ところが、後藤に避けられてフーラーに誤爆。後藤は豪快なラリアットでバーナードを場外へ転落させた。
　場外で今にも暴れだしそうなバーナードだったが、矢野たちに制止されて退場していった

勝利者賞：別府様（勝利者トロフィー）

COMMENT

棚橋「棚橋弘至、“レンタル期間”終了だ。お別れだ。アメリカからオファーが来たよ。サヨナラ。アメリカに行く。ベルトにも絡みたいし、トップ戦線にも絡みたいけど、今の俺じゃ何ともなんねぇ。新日本のファンにはわりぃけどさ、悲しいお知らせがあります。棚橋弘至、アメリカに行きます。帰ってくるのは未定です」

※すると、ここで「ゴトウ！」と叫びながら、バーナードが姿を現わし、コメントブースで後藤と大乱闘を繰り広げる。棚橋、中邑、井上と、矢野、フーラーがそれぞれ制止に入り、2人を分けた。
後藤「いつでも来いよ! やってやるからな!! オイ、いつでもいいぞ、アイツ。1対1だ。ブッ潰してやるから。もちろんだ、やってやるよ1対1で。ブッ殺してやるからな！絶対に許さねぇ」
中邑「(棚橋、井上とタッグを組んだ事について)まぁ、借りがあるっちゃ借りがあるんで、そういうのも増えてくんじゃないですか。RISEは人数減っちゃったしね。入りたい奴がいれば、言ってきてくれればいい。あとは今日、この後控えている真壁と武藤(のIWGPヘビー級選手権試合)、どっちが勝っても関係無い。挑戦を表明しているんで、IWGPに。仮に万が一、万が一、真壁が勝ったとしても、俺が挑戦して勝って、武藤を挑戦者にすればいいだけの話。リングサイドで見守らせて頂きます」
※井上はノーコメント

バーナード「俺はG1チャンピオンになりたいだけだ! どんな形であろうと、G1チャンピオンになれればそれでいいんだ!!」
矢野「分かるか! アイツ(バーナード)は後藤とやりたがってるんだよ。アイツが後藤をのしてくれるよ。シングルだ、シングル!! 1対1を組め、分かったか!」
※フーラー、アンダーソンはノーコメント