第6試合の『NJC』1回戦は海野翔太vs高橋裕二郎。海野は2.11大阪のバックステージで、「いまの目標を発表するよ。『NEW JAPAN CUP』決勝で内藤さんと戦って借りを返して、IWGP世界ヘビー級チャンピオン、今日のメインの勝者と両国でやってやるよ!」と力強く宣言。
対する裕二郎は2.11大阪でのNEVER無差別級6人タッグ王座戦で敗北。裕二郎としてはその巻き返しを、『NJC』の舞台で図りたいところ。海野に厳しい悪の洗礼を浴びせるか? なお、この一戦の勝者は、3.15岡山の2回戦でザック・セイバーJr.と激突する。
裕二郎はダンサーのピーターを帯同して入場。海野は客席後方からリングへと歩を進める。
海野はゴングを待たずに裕二郎にショットガンドロップキック。さらにバックエルボーから低空ドロップキックをお見舞い。
続いて両者はエルボー合戦に突入。裕二郎はサミングからキック。しかし、海野は切り抜けてドロップキックを狙う。この動きは裕二郎が見抜き、突進してきた海野にスタンガンをお見舞い。
ここで裕二郎は海野の入場コスチュームを剥ぎ取り、それを用いて海野を殴りつける。そして裕二郎は海野にバックエルボーを連発し、フライングメイヤーからギロチンドロップ。だが、カバーは海野がカウント1でキックアウト。
裕二郎は海野を引きずり起こし、顔面を力任せにマットに打ち付けてカバー。海野はカウント2ではね返す。
ならばと裕二郎は海野をボディスラムで叩きつける。海野もエルボーで反撃するが、裕二郎は膝蹴りからハンマーパンチ。続いて裕二郎は海野をロープにはりつけてフロントキックをお見舞い。
さらに裕二郎はフィッシャーマンズバスターを狙うが、海野はこらえる。そして海野はボディスラムから裕二郎を前に落とし、飛び込んでのランニングエルボーをヒット。
続いて海野は裕二郎に串刺しエルボーを突き刺し、フィッシャーマンズスープレックスを炸裂。だが、これはカウント2。
ならばと海野は裕二郎にトルネードDDTをお見舞い。さらに追撃のDDTを食らわせ、「立て、裕二郎!」と叫ぶ。そしてデスライダーを狙うも、裕二郎は手にかみつく反則攻撃。
裕二郎は突進してきた海野にフロントキックを食らわせ、リバースDDTをお見舞い。さらに裕二郎はフィッシャーマンズバスターで持ち上げるが、今度は海野が手にかみついてやり返す。
そして海野はリバースのツイスト&シャウトから急角度のリバースDDT。続いて変形ランニングネックブリーカードロップからカバーするが、裕二郎はカウント2ではね返す。
すると、ここでSHOが現れ、トーチャーツールを手にエプロンに上がる。海野が気を取られると、裕二郎がローブローへ。これは海野が受け止めるも、裕二郎は一気にインカレスラムを炸裂。そして裕二郎はピンプジュースで突き刺してカバー。海野はカウント2で必死にはね返す。
裕二郎は海野を引きずり起こし、Big Juiceの体勢に。だが、海野は切り抜けてローリングエルボー。さらにポップアップしてのエルボーを炸裂。
海野は気合いを入れ、裕二郎にデスライダーを狙う。するとまたもSHOがエプロンに。ここで裕二郎は今度こそ海野にローブロー。
そして裕二郎はケインで海野に襲いかかるが、海野はかわしてキック。続いてSHOを踏み台にして裕二郎にトルネードDDT。さらにSHOをデスライダーで排除。
ここで海野は雄叫びを上げ、最後は裕二郎をデスライダーで突き刺して3カウントを奪取。1回戦突破を決めた。
試合後、海野は裕二郎を見下ろす。そして、自身の少年時代にかわいがってくれた“裕二郎お兄ちゃん”に一礼してから、勝ち名乗りを受けた。