メイン(第8試合)はIWGPタッグ王座戦として、第97代王者・毘沙門(後藤洋央紀&YOSHI-HASHI)が、オカダ・カズチカ&棚橋弘至組を迎撃。この一戦はオカダが2.19サンノゼで棚橋を相手にIWGP世界ヘビー防衛を果たした直後、「棚橋さん、またドリームタッグを復活させましょう。そして、IWGPタッグチャンピオンになりましょう!」とアピールしたことから実現。オカダは勝利すればIWGPタッグ初戴冠、そしてIWGPニ冠王に輝くことに。毘沙門が王者の意地を見せ、2度目の防衛を成し遂げるか? それともドリームタッグが王座を奪取するのか?
毘沙門はIWGPタッグ、オカダはIWGP世界ヘビーのベルトを携え入場。ゴング前、オカダはYOSHI-HASHIを挑発し、両者は額を突き合わせる。
先発はオカダとYOSHI-HASHI。ロックアップで組み合うと、オカダはロープに押し込む。するとYOSHI-HASHIは不意打ちのエルボー。
ここから両者はエルボー合戦に突入。そしてYOSHI-HASHIは逆水平チョップを食らわすが、オカダはネックブリーカーで反撃。
続いてオカダ&棚橋はYOSHI-HASHIにダブルのバックエルボー。そして棚橋はYOSHI-HASHIとエルボーの応酬を繰り広げる。
競り勝った棚橋はハンマースルーを狙う。だが、YOSHI-HASHIは逆に投げ返し、毘沙門がダブルのショルダータックルからざんまい。ここでオカダがリングに入るも、後藤がブレーンバスターを仕掛け、棚橋の上に叩きつける。
続いて後藤は棚橋にブレーンバスターを食らわせカバー。棚橋はカウント2ではね返すと、毘沙門に打撃で孤軍奮闘。しかし、毘沙門は太鼓の乱れ打ちで鎮圧する。
そしてYOSHI-HASHIは棚橋の左足にエルボーを落とし、レッグロックで固める。続いて毘沙門は棚橋にダブルのレッグスプリット。
次は後藤が棚橋を逆片エビ固めで捕らえる。すると、オカダが顔面を蹴りつけてカット。怒った後藤はオカダを場外に排除。だが、オカダはすばやくリングに戻り、後藤に襲いかかる。しかし、後藤は膝蹴りを食らわせ、オカダを場外に落とす。
後藤は棚橋に打撃をたたみこみ、YOSHI-HASHIと交代。棚橋はYOSHI-HASHIにエルボーを連発。だが、YOSHI-HASHIはエルボーから強烈な逆水平チョップ。
そしてYOSHI-HASHIは棚橋をロープに固定し、ショットガンドロップキックをヒット。棚橋もエルボーを返していくが、YOSHI-HASHIは逆水平チョップ。すると棚橋は顔面に張り手。YOSHI-HASHIはトラースキックで反撃するも、棚橋は蹴り足を捕らえてドラゴンスクリュー。
スイッチしたオカダはYOSHI-HASHIにランニングエルボー。さらに相手コーナーにいる後藤を突き飛ばすと、YOSHI-HASHIには串刺しエルボー。
かわしたYOSHI-HASHIは串刺しラリアットへ。だが、オカダは切り抜けYOSHI-HASHIをコーナー最上段に設置すると、ドロップキックで場外に落とす。
そしてオカダは毘沙門を二人まとめて、場外マットにDDTで突き刺す。オカダはYOSHI-HASHIをリングに戻すと、ボディスラムで叩きつけ、コーナー最上段へ。
YOSHI-HASHIが立ち上がると、オカダは着地。すると、YOSHI-HASHIはオカダのヒザに低空ドロップキックをお見舞い。さらにYOSHI-HASHIはスピンキックを食らわせ、後藤に交代。
後藤はオカダに村正を炸裂し、ブルドッキングヘッドロックをお見舞い。カバーをオカダがカウント2ではね返すと、後藤は肩に担ごうとする。
だが、オカダはこらえてバックエルボー。そして技の読み合いから、オカダはマネークリップで捕獲。
後藤はオカダをコーナーに押し込んで脱出すると、ロープに走る。しかし、オカダはカウンターのドロップキックを突き刺す。そして再びマネークリップで捕らえる。
ここで棚橋が後藤にスリングブレイドを決めると、オカダはもう一度マネークリップへ。棚橋は場外でYOSHI-HASHIを鉄柵に打ちつける。
だが、YOSHI-HASHIがオカダをカット。すると棚橋がYOSHI-HASHIを場外に連れ出す。オカダは後藤のリストをつかみ、ショートレンジラリアットを連発。
オカダは雄叫びを上げ、一気にレインメーカーを狙う。しかし、後藤がオカダをコーナーに押し込むと、YOSHI-HASHIが隠し狭間バージョンの串刺しラリアット。
そして毘沙門はオカダに激烈一閃のモーションから消灯を狙う。オカダは切り抜けるも、後藤は追走式ラリアットを炸裂。
そして後藤は咆哮し、オカダを担ぎ上げる。オカダは脱出し、カウンターのフラップジャックで反撃。
スイッチした棚橋は後藤にフライングフォアアーム。さらにスリングブレイドを狙うが、後藤はカウンターで担ぎ上げて牛殺しを炸裂。
次はYOSHI-HASHIが棚橋にラリアットへ。棚橋がブロックすると、YOSHI-HASHIは逆水平チョップ。さらにドラゴンスープレックスを決め、再度ラリアットへ。
だが、棚橋は回避し、ドラゴンスープレックスの体勢に。YOSHI-HASHIがこらえると、棚橋はダルマ式スープレックスを炸裂。ブリッジが崩れつつもカバーするが、YOSHI-HASHIは必死にカウント2ではね返す。
ならばと棚橋はスリングブレイドを決めてカバー。YOSHI-HASHIがカウント2ではね返すと、棚橋はコーナー最上段へ。しかし、後藤が妨害し、肩に担ぐ。
すると棚橋は切り抜けて毘沙門の同士打ちを誘い、後藤にはドラゴンスクリュー。だが、YOSHI-HASHIが棚橋に掟破りのドラゴンスクリューを見舞う。
続いてYOSHI-HASHIはロープに走るが、オカダがカウンターのドロップキック。そしてオカダ&棚橋は気合いを入れると、オカダがYOSHI-HASHIをボディスラムで叩きつける。
続いてオカダがYOSHI-HASHIにダイビングエルボードロップを投下し、間髪入れずに棚橋がハイフライフローへ。だが、YOSHI-HASHIはヒザで迎え撃ち、首固めで丸め込む。棚橋はなんとかカウント2ではね返す。場内は大きな「棚橋」コールが発生。
ここから棚橋とYOSHI-HASHIはエルボーの応酬に突入。そしてYOSHI-HASHIは逆水平チョップを叩き込むも、棚橋は打撃のコンビネーションからスリングブレイドを狙う。
これをYOSHI-HASHIは切り抜け、後藤に棚橋を突き飛ばす。すると後藤は担ぎ上げ、毘沙門は激烈一閃を狙う。
棚橋は後藤の背後に着地するが、毘沙門は隠し狭間を炸裂。そして今度こそ激烈一閃を食らわす。ここでYOSHI-HASHIはエプロンのオカダをラリアットで排除。
そして毘沙門は棚橋に消灯を炸裂するが、YOSHI-HASHIのカバーはオカダがカウント3寸前でカット。リング上は4人が大の字状態に。
毘沙門は立ち上がると、オカダに襲いかかる。だが、オカダはYOSHI-HASHIにフロントキック。しかし、毘沙門はオカダに隠し狭間を決め、一気にGYRを炸裂。
そして毘沙門は棚橋に奈落を狙うも、棚橋は切り抜けて、YOSHI-HASHIを巧みに丸め込む。しかし、YOSHI-HASHIはカウント3寸前ではね返す。
するとYOSHI-HASHIが棚橋を後藤にスルー。この勢いを使って棚橋は後藤のヒザに低空ドロップキック。さらに棚橋はYOSHI-HASHIにその場飛びのスリングブレイドを狙うも、YOSHI-HASHIは切り抜け、ドラゴンスープレックスの体勢に。
棚橋が回避すると、YOSHI-HASHIはカルマを狙う。だが、棚橋はツイスト&シャウトで切り返す。棚橋は雄叫びを上げ、もう一度スリングブレイドへ。しかし、YOSHI-HASHIは回避し、棚橋をロープに詰めると、後藤が棚橋に延髄ラリアット。
そして棚橋に対し、YOSHI-HASHIのトラースキックから、後藤がヘッドバット。続いて毘沙門は今度こそ棚橋に奈落を炸裂。そしてYOSHI-HASHIがカバーすると、棚橋は返すことができず。毘沙門がドリームタッグとの大接戦を制し、2度目の防衛に成功した。