Circuit2008 NEW JAPAN GENERATION
- 日時
- 2008年9月5日(金) 18:00開場 18:30開始
- 会場
- 東京・後楽園ホール
- 観衆
- 1800
-
第7試合 60分1本勝負
IWGPタッグ選手権試合- (第51代王者組)
- (挑戦者組)
※51代王者組が3度目の防衛に成功レフェリー|レッドシューズ海野
MATCH REPORT
しかし、後藤はラリアットで矢野に自力で反撃。タッチを受けた中邑は、カウンターのラリアット、パワースラムで矢野を攻める。さらにバックを取るが、矢野 はロープを掴んで踏ん張る。すると、海野レフェリーがロープを掴んだ矢野の手を蹴り、中邑は矢野を投げようとするが、急所蹴りで脱出されてしまう。
これを機に中邑は勢いが落ち、場外に追いやられて石井や本間に攻撃される。すると、RISEのセコンドについていたミラノとデヴィットが石井たちに突っかかるが、返り討ちにされる。
その後も中邑は苦戦を強いられ続けたものの、真壁の串刺し攻撃をなんとか回避し、背中へのドロップキック、投げっ放しジャーマンで反撃成功。中邑に勝負を 託された後藤は、串刺しラリアット2連発からのダイビングエルボードロップで真壁を攻撃。だが、真壁も2度の相打ちを経て、3発目のラリアットで後藤をな ぎ倒し、パワーボムで3カウントを迫る。
フィニッシュを狙った真壁がコーナー最上段に乗ると、場外で矢野を蹴散らした中邑が真壁の足を掴んで阻 止。中邑のアシストを受けた後藤は、“トップロープ”雪崩式ブレーンバスター、中邑との合体技バスターバリエーションPART5で真壁を攻め立てる。そし て、昇天を狙うが、真壁に踏ん張られて不発に終わる。
すると、後藤は牛殺しを決め、ラリアット、バックドロップ。真壁が起き上がってラリアット を放ってくると、上手く背後を取ってもう1度バックドロップ。そして、必殺の昇天・改を炸裂させ、カバーへ。これで後藤がピンフォール勝ち……と思いき や、外道が場外から海野レフェリーの足を引っぱり、カウントを中断させる。
レフェリー不在のリング上は無法地帯と化し、邪道、外道、本間、石井 が次々とリングイン。後藤を袋叩きにする。そこへ“DETONATORS”バーナード&フーラーが姿を見せ、G・B・Hは一斉にリングから退散。RISE の仲間の救援で中邑&後藤に追い風が吹くかと思いきや、なんとバーナードが中邑に、フーラーが後藤にラリアット! さらに後藤へ合体技マジックキラーをお見舞いする。
バーナード&フーラーの思わぬ行動に場内がざわめく中、真壁はチェーンラリアットからダイビングキングコングニードロップで後藤を轟沈。3度目の防衛に成功した。
バーナード&フーラーという強力外国人タッグをRISEから引き抜いたG・B・Hは、中邑、後藤、さらにはミラノ、デヴィットに襲い掛かる。すると、ここ で棚橋がリングインし、中邑たちを救援。G・B・Hは一斉にリングを降りて退散。矢野は、バーナードと固く握手し、控え室へ戻っていった。
棚橋は、中邑と後藤に手を差し出し握手を求める。中邑はすんなり応じ、後藤は少々ためらいながらも棚橋と握手。この救援劇で大歓声を浴びた棚橋はリングを降りると、満足げに両手を広げてアピールし、退場していった。
COMMENT
矢野「バカぬかしてんじゃねぇっつうんだよ、バカ野郎。どこにベルトはあんだ? お前ら言ってみろ。ここだよここ。タコが!」
真壁「最高じゃねぇか、ここにIWGPタッグがあんだよ」
矢野「見たまんまだ。知恵が違うんだ、バカタレ」
真壁「これが現実なんだ、この野郎。分かってんだろ、オイ!」
※ここで真壁、矢野は後から付いて来たバーナード、フーラーを呼び込む
真壁「ヘイ、カモン。ウェルカム、G・B・H」
バーナード「G1チャンピオン、シット! バーナード、フーラーは今からG・B・Hだ。まずはG1チャンピオンの後藤、オマエだ」
真壁「オイ、聞いたか、この野郎。バーナードが言っている事が全てだ。いいな、テメェらただじゃすまさねぇって事だ」
矢野「アマちゃんが何人集まったって一緒だ、バカ野郎」
真壁「IWGPのベルトは俺と矢野が持ってんだ。ここにあるんだよ。オイ、いつでもいいぞ、誰でもいい。獲りに来い。獲れるもんだったら獲ってみろ。そんだけだ」
矢野「甘くねぇんだよ、タコがオラ!」
棚橋「もうさ、乱入とか反則とか止めようよ。カッコ悪いじゃん。俺なんか反則しないよ、俺のカッコ良さは反則だけどね。俺はどこにも属してないからさ、裏切ったりしないからさ。後藤! 中邑! 俺はいつでも力を貸すから」
中邑「……ただただ信じられない。でも(9/21神戸での)IWGP(ヘビー級選手権試合)、真壁が勝とうが武藤が勝とうが、次にIWGPへ挑戦するのはこの俺だ! このシリーズ、真壁刀義は絶対に許さない! 棚橋には1つ借りが出来た。そうとしか言いようが無い」
後藤「何がなんだか、訳が分からない。ただショック……その一言です」