第4試合は鷹木信悟&高橋ヒロム&BUSHI&ティタンvs石森太二&エース・オースティン&クリス・ベイ&外道。ヒロムと石森にとっては、来年の1.4東京ドームでのIWGPジュニアヘビー級王座戦4WAYマッチの前哨戦となる。

　鷹木はKOPW 2022のトロフィーを手に花道を進む。石森はIWGPジュニアヘビーのベルトを腰に入場。BULLET CLUBがToo Sweetサインをかわすと、L･I･Jもグータッチを見せる。

　先発はBUSHIとオースティン。BUSHIはリストを取るも、オースティンはトリッキーな動きで切り抜けてエルボー。そしてオースティン&ベイは連携の河津落としから、その場飛びムーンサルトプレス&ギロチンドロップをお見舞い。
　続くオースティン&ベイの連携攻撃を切り抜けたBUSHIは、二人まとめてフランケンシュタイナー。
　スイッチしたティタンはオースティンにローリングソバット。さらにティタンはエプロンのベイにはオーバーヘッドキック。
　そしてティタンはオースティンの手をつかみロープに飛び乗ると、ベイにミサイルキック。さらにオースティンにはマトリックスディフェンスからゼロ戦キックをヒット。
　だが、ティタンが空中技を狙うと、ベイが場外から足を引っ張って妨害。そしてエプロンからフットスタンプをティタンにお見舞いする。これを合図にBULLET CLUBは場外戦に持ち込む。石森はヒロムを顔面かきむしりで蹂躙。
　リング上、外道がティタンの顔面を踏みつける。さらにキックを頭部に連発。そしてサミングから引きずり起こし、オースティン&ベイの足にティタンを打ち付ける。
　スイッチしたベイはティタンの背中にスクリューエルボー。そしてブレーンバスターからカバーするが、これはカウント2。
　続いて石森がティタンを引きずり起こし、Too Sweetサインでサミング。ティタンも打撃のコンビネーションで応戦。さらにミサイルキックを食らわせ、ヒロムに交代、
　ヒロムは石森にハサミワザ。そしてオースティンと石森に串刺しラリアットを連発。さらに二人まとめてショットガンドロップキック。
　勢いに乗るヒロムは石森に串刺しのヒロムちゃんボンバーから、低空ドロップキックをヒット。そしてファルコンアローを狙うも、石森は切り抜け、サイファーウタキの体勢に。ヒロムは回避するが、石森がジャンピングニー、続いてハンドスプリング式のスクリューキックをお見舞い。
　次は鷹木と外道のマッチアップ。外道は髪を引っ張ってからサミング。しかし、鷹木はバックエルボー、ナックル、さらに龍魂ラリアットのフェイントからDDTで突き刺す。
　鷹木は気合いを入れると、外道に串刺し攻撃。だが、外道がかわし、オースティン&ベイが鷹木に波状攻撃を仕掛ける。連携の串刺しエルボーから、オースティンがキック、ベイがフットスタンプをお見舞いする。
　そして外道がトラースキックを決めてカバーするも、鷹木はカウント2でキックアウト。ならばとオースティン&ベイは1, 2, sweetを繰り出すが、鷹木は回避し、二人まとめてラリアットでねじ伏せる。そして鷹木は外道をブレーンバスターで叩きつける。
　ここでティタンが場外のオースティン&ベイにトペ・スイシーダを炸裂。続いてL･I･Jは外道にトレイン攻撃。そしてヒロムものトラースキックから、最後は鷹木がパンピングボンバーで外道を仕留めた。

　試合後、L･I･Jは勝利のグータッチをかわした。

　
鷹木「見ての通りだよ。試合終わって、息一つ上がってない。汗一つかいてない。いつも言ってんだろ？ 物たんねーんだよ。まだまだ、物たんねーんだよな、このまんまじゃ。満足いってねーんだよ。昨日、新山口、試合終わって新幹線で博多についた。博多ってなんだか、懐かしいんだよな。なんといってもオレのデビューの地だから。まあデビューした場所、博多スターレーンはなくなっちまったけどよ。そんなオレの博多の思い出はどうでもいいか。明後日は佐世保だけど、明日はオフだ。なあ、有効活用しなきゃ意味がねーだろう。鷹木信悟、年内、年内さらに暴れる為に、動くぞ。まあ明後日佐世保あるから、遠出はできねーけどよ。上手くいくかわかんねーが、いや！ 必ず、上手くいくさ。とにかく明日のオレの行動！ 注目しとけよ」

　
ティタン「今日もL・I・Jのみんなと闘った！ 見てもらえば分かると思うが、俺はもっと成長したいと意欲に溢れている。各会場でファンのみんなからのリスペクトを得ることができて満足している。それからL・I・Jファンからの愛も感じる！ L・I・Jファンみんなを喜ばせることが俺の役目だ！ それからニュージャパンのリングでCMLLの名前を浸透させるために、俺の新しいファミリーのL・I・Jのみんなと頑張っている。BUSHIの横で”エル・インモルタル”はここで闘っている！ 行くぞ！ 行くぞ！ 行くぞ、パレハ！ 」

　

　
BUSHI「はあっ……、クリス・ベイ、そしてエース・オースティン。オマエらには開幕戦では負けたよ。なあ、もう公式戦で、オマエらと当たる事はもうないな。だがしかし！ もう一度オマエらと対戦する可能性は見えてきた。なあ、ええ？ 勝ち点10。5勝2敗で並んでるチームが4チームあるんだ。その中に、オレとティタン、含まれてるぞ。なあ、オマエらは今、現在1位。勝ち点12か？ なあ、6勝1敗。じゃあ、優勝決定戦、このまま進むことができたらお互いがもう1度、仙台の決勝、優勝決定戦で戦えるんだよ。まあ、それはもちろん、明日、明後日の佐世保大会、勝利は完全にしないといけないという条件付きだけどな。まあ再びオマエらと同じリングで会えるのを楽しみにしてるよ」
　
　

　
オースティン「今日の試合について話すことは無い」
ベイ「ノーコメントだ」
オースティン「実は、もう今日の試合のことは忘れちまった。お前は覚えてるか？ 」
ベイ「いや、俺たち勝ったのか？ 」
オースティン「俺が今、何を考えてるか分かるか？ 次の試合のことだ。俺は常に先を見ている」
ベイ「次は？ 」
オースティン「次の『SUPER Jr. TAG LEAGUE』の試合はABC対……俺のかつての友人……俺のBESTIE （親友） OF THE SUPER Jr.……いや元BESTIE OF THE SUPER Jr.……アレックス・ゼインとリンダマンだ。お前らは#STRONGHEARTSなのか？ SAUCE-HEARTSか？ 」
オースティン「アレックス、前回来日した時は、長い時間一緒に過ごしたよな。友よ、俺がお前を服従させるためなら何でもするってことは、もう分かってるだろ？ 俺の下、そこがお前の居場所だ。お前はそれに気づくだろう」
ベイ「ああ、お前は自分の居場所を知ることになる。リンダマン、お前はマジで強い。お前が他の奴らを投げ飛ばす姿を見たぜ。ゼインだって強い。正直、アイツがこの階級でいいのか分からない。お前はちょうどヘビーとのボーダーラインにいる。もしかして、階級をごまかしてないか？ ラッパーのグッチ・メインの歌詞に ”If you ain’t got sauce then, you lost” (ソース無しでは勝てない)ってのがある」
オースティン「つまりTHE SAUCEは負けってことか？ 」

ベイ「THE SAUCEは負ける。うぬぼれ過ぎたからだ。お前ら2人とも調子に乗り過ぎだ。お前のキャッチフレーズは イタダ……俺はその言葉を知らない。食べることに関係してんだろ？ 」
オースティン「イタダキマス！ 」
ベイ「イタダキマス？ 食べるのが好きなのか？ 食べることについては何でも知ってるぜ。見ての通り、俺たちはこのリーグで6勝1敗だ。お前らの成績は？ 誰もお前らのことなんか気にしてないだろう。みんなABCを話題をしている。アレックス、お前はTHE SAUCEかもしれないが、お前のソースはクソみたいな味がするはずだ。俺たちは本物だ。俺たちはPRIMERA VERDAD（スペイン語で「本物の真実」）。ああ、これはスペイン語だ。俺は “ベイ”リンガルだからな。もしお前が日本語もスペイン語も英語も分からないようなら、アルファベットで簡単に言ってやろう……」
オースティン「アルファベットなら誰でも理解できる」
ベイ「アルファベットの最初から始めれば、それが俺たち……つまりABCだ！ それは、イコール？ 」
オースティン「1, 2, sweetと同じくらい簡単だ！ 」
オースティン「アレックス、これが終わったら、俺がBULLET CLUBに加入した時に言った事をもう一度言おう……（日本語で）ゴチソウサマデシタ」
ベイ「彼の言う通りだ！ 」
　

　
石森「ヒロム！ オマエのせいでな、ワトがよくわかんねー事になってるぞ。なあ、ギアがマックスになったから焦ってるとか言ってるけどよ、昨日アイツと試合したけど、普段と何も変わってなかったよ。ああ?! ホント、勘違いワト、どうにかかしろ！ こっちが、スッゲー迷惑だ。それで、次は明後日のデスペだな、前哨戦は。まあ、アイツには、ウン……。言葉のプロレスじゃなくて、気持ちのプロレスを見せてくれと言ったけど、このIWGPジュニアのベルトは、どう？ 欲しいと思ってるのか？ 楽しみだよ。と、いうことで。今日はココまでだ」
※と、去ろうとすると大声でヒロムが乱入！

ヒロム「おおおおおおおおい！」
石森「わーーー、来た」
ヒロム「気持ちですかー！ 気持ち！ 気持ち！ 気持ちって伝えるの凄い大変だと思うんですよ！」
石森「わかった、わかった、わかった」
ヒロム「試合の中で伝えればいいんですか？ それともバックステージで伝えればいいんですか？ それともプライベートであなたを見つけて！」
石森「いやいやいやいや」
ヒロム「伝えればいいですか！ どうしたらいいですか!?」
石森「バックステージでいいよ」
ヒロム「オレはどうしても！ どうしても！ このベルトが！ 2年間巻いてないこのベルトが欲しくて欲しくてたまらない！ これでも！ ダメですか!?」
石森「あ、いい、いい。いい、いい」
ヒロム「伝わってますか!?」
石森「いい、伝わってる伝わってる！」
ヒロム「伝わってるのか！」
石森「それを他から伝わってりゃいいんだよ！」
ヒロム「ああー！」
石森「わかるか?!」
ヒロム「そうかそうか！ オレは伝わってるんだな！」
石森「おう、オマエは伝わってる！」
ヒロム「じゃあ、オレはリードだな！」
石森「オマエは伝わってるから！」
ヒロム「ああ！ ああ！」
石森「オマエは十分伝わってるから！」
ヒロム「ああ、楽しみにしとけよ！」
石森「だから！ だから！」
ヒロム「楽しみにしとけよ！」
石森「思う存分！ コメントで出してくれ！ なあ！」
ヒロム「1月4日（ジュニアのベルトを指し）コレはオレの物になるんだ！」
石森「いや、ならないよ！」
ヒロム「磨いといてくれよ！」
石森「それはわかんないよ！」

ヒロム「なあ！ チャンピオン！ 今はチャンピオンだ、あなたが！ でも、1月4日、東京ドームでこのベルト貰うのは、このオレだ！」
石森「おーーー、おもしろいね。他もいるぞー。ハハハハハ（笑）」
ヒロム「他は関係ない」
石森「ああ、そう」
ヒロム「オレはアンタしか見てないからな！」
石森「おう、いいぞいいぞいいぞ。そうやって、そうやって、オマエみたいにどんどん、他のやつも出してくれると嬉しいんだけどな。オマエしか伝わってこねーんだよ、ウン」
ヒロム「ああ、そうか」
石森「だから、思う存分、コメント出して（※と言って控室へ）」
ヒロム「そうか……。伝えきれてねーんだバカヤロー！ オラー！ 石森ー！（※と言って石森を追って走って控室へ）」
　
※外道はノーコメント