メインイベント(第8試合)では『WTL』公式戦として、棚橋弘至&矢野通(3勝3敗)と“TMDK”マイキー・ニコルス&シェイン・ヘイスト(5勝1敗)が激突。トップ争いに食い込んでいるTMDKの勢いを、トオルとヒロシは食い止めることはできるのか? 矢野とTMDKはかつて抗争を繰り広げたことや、その後は共闘もあった浅からぬ関係性だけに、その攻防に注目が集まる。
先発は棚橋とヘイスト。場内は大きな「棚橋」コールが巻き起こる。ロックアップで組み合うと、ヘイストがロープに押し込む。そしてクリーンブレイクから、ヘイストはマッスルポージング。
続くロックアップは棚橋が押し込み、クリーンブレイクから負けじとマッスルポージングを披露。するとヘイストはキックを仕掛けるが、切り抜けた棚橋はヘッドロック。
そこから棚橋はグラウンドに持ち込む。フライングメイヤーからヘッドシザーズの攻防を経て、棚橋はマッスルポージングで威嚇。するとヘイストはニコルスにスイッチ。棚橋も矢野と交代。
矢野はニコルスに「オマエ、CHAOSだったじゃねえかよ!」と突っ込んでからヤンキー座り。だが、ニコルスは蹴りつけてハンマースルー。だが、矢野はロープにもたれかかって「ア~ア~ア~」と雄叫び。
そして矢野はすばやくコーナーパッドを外しにかかるが、ニコルスは妨害。そしてトオルとヒロシの同士打ちを狙うも、矢野は衝突寸前で踏みとどまる。
そしてトオルとヒロシはニコルスにダブルのショルダータックルから、ヤンキー座りで威嚇。すかさずヘイストがキックで妨害。
ニコルスは矢野を場外でエプロンに叩きつけてから、リングに戻してカバー。矢野が返すと、ニコルスはキャメルクラッチ。
次はスイッチしたヘイストが、矢野を場外に追いやり鉄柵に叩きつける。そして矢野をリングに戻し、フライングメイヤーから後頭部に低空ドロップキックを突き刺す。ここでヘイストは相手のお株を奪うヤンキー座りを披露。
ヘイストは矢野の両手をつかんで、強制的に手拍子をさせてから、その両手をマットに叩きつける。
矢野はTMDKに対し、エルボーで孤軍奮闘。だが、TMDKはバックドロップ&ネックブリーカードロップで黙らせる。そしてニコルスがカバーするが、棚橋がカット。
劣勢の矢野は、ニコルスにエルボーで反撃。さらにニコルスの髪をつかんで引き倒す。
ようやくスイッチした棚橋はニコルスにエルボーを連発。さらにフライングフォアアームを決め、ニコルスにドラゴンスクリュー。ヘイストにもドラゴンスクリューを食らわせる。
そして棚橋はボディスラムでニコルスを叩きつけ、セカンドロープからサンセットフリップをお見舞い。棚橋のカバーはカウント2。
ならばと棚橋はスリングブレイドを狙うが、ニコルスは追走エルボー。さらにデスバレーボムをお見舞い。
次は矢野とヘイストのマッチアップ。矢野は後頭部を叩くと、ヘイストを金具むき出しのコーナーに自爆させて横入り式エビ固め。
ヘイストは跳ね返すと、技の読み合いからフロントキック。そしてファルコンアローを炸裂するが、カバーはカウント2。
ならばとヘイストはコーナー最上段に上るが、矢野はレフェリーをロープに投げ飛ばし、その衝撃でヘイストは急所をロープに打ち付けてしまう。
そして矢野は「ごめんなさ~い」とヘイストに近づくが、ヘイストは矢野の頭部をコーナーに叩きつけ、飛びかかる。しかし、矢野はマンハッタン・ドロップで迎撃。
スイッチした棚橋はヘイストにスリングブレイドを狙う。だが、ヘイストはマンハッタン・ドロップをやり返す。
そしてヘイストは串刺しフロントキックを繰り出すも、棚橋はかわしてロープへ。だが、ヘイストはカウンターのドロップキックを突き刺す。
次はニコルスが棚橋をブレーンバスターで持ち上げる。棚橋は回避するも、すかさずニコルスはDDT。ここから両者はエルボー合戦に突入。
競り勝った棚橋はロープに走るが、ニコルスはカウンターのスパインバスター。ここでTMDKはタンク・バスターを炸裂し、ニコルスがカバー。しかし、矢野がカウント3寸前でカット。
ならばとニコルスはマイキーボムを狙うも、棚橋はこらえてツイスト&シャウト。そしてスリングブレイドの体勢に入るが、ニコルスはカウンターのマイキーボム。だが、棚橋は必死にカウント2ではね返す。
するとTMDKは棚橋にサンダー・バレーを狙う。しかし、棚橋は回避し、打撃で孤軍奮闘。そしてTMDKの同士打ちを誘うと、ここで矢野がTMDKに546をお見舞い。
そして棚橋がニコルスにスリングブレイドを炸裂。返す刀で棚橋は、場外のヘイストにプランチャをお見舞い。
リング上では矢野がニコルスに鬼殺しを食らわす。最後は棚橋がハイフライフローでニコルスから3カウントを奪取。トオルとヒロシが4勝3敗に星を伸ばした。