第6試合の『WTL』公式戦は、グレート-O-カーン&アーロン・ヘナーレ組（4勝3敗）と“オージー・オープン”マーク・デイビス&カイル・フレッチャー（6勝1敗）のUNITED EMPIRE同門対決が実現。

　ギデオン・グレイが唐津市のイメージキャラクターの唐ワンくんと入場。唐ワンくんは“帝国の番犬”と書かれたボードを手にリングイン。その裏には「唐ワンくんあらためグレート-K-ワン」と書かれている。
　そしてグレイに呼び込まれ、オーカーン&ヘナーレとオージー・オープンは共に花道を進む。

　先発はオーカーンとデイビス。ショルダータックルの応酬から、両者は激しいエルボーの応酬を展開。
　そしてロープに走るが、ヘナーレとフレッチャーが場外から足を引っ張って妨害。今度はヘナーレとフレッチャーのエルボー合戦。オーカーンとデイビスもリングに上がり、エルボー合戦を繰り広げる。
　競り勝ったオーカーンだったが、オージー・オープンはオーカーン&ヘナーレを担ぎ上げて鉢合わせ攻撃。
　さらにオージー・オープンはオーカーンに連携攻撃を狙うも、切り抜けたオーカーンは辮髪でフレッチャーを捕獲。そして肩固めへ。ヘナーレはデイビスを場外に排除し、オーカーンに捕らえられているフレッチャーにアキレス腱固めを仕掛ける。これはフレッチャーがロープに逃れる。
　スイッチしたヘナーレはフレッチャーに膝蹴りを連発し、フライングメイヤーから背中にサッカーボールキック。
　劣勢のフレッチャーだったが、エルボーの連発で反撃。しかし、ヘナーレは強烈なエルボー一発でなぎ倒す。さらに技の読み合いから、セカンドロープに飛び乗りジャンピングキックをヒットする。
　ここでオーカーン&ヘナーレはフレッチャーにトレイン攻撃。しかし、フレッチャーは切り抜けてデイビスに交代。デイビスはヘナーレに串刺しラリアット、オーカーンに逆水平チョップ。そして、軽快な側転からラリアットで二人まとめてなぎ倒す。
　続いてデイビスはヘナーレにチョップ&ラリアット。さらに肩に担ぎ上げるが、ヘナーレは回避。しかし、フレッチャーが串刺しエルボーを浴びせ、デイビスもスライディングラリアット。そしてフレッチャーは場外のオーカーンにトペ・スイシーダを炸裂。
　リング上、デイビスはヘナーレを肩に担ぎ上げ、スピニングアルゼンチンバックブリーカーのように叩きつける。さらにオージー・オープンは連携のキックから、連携カッターを炸裂。しかし、フレッチャーのカバーをヘナーレはカウント2ではね返す。
　ならばとオージー・オープンはコリオリスを狙うが、オーカーンがカット。するとオージー・オープンはオーカーンにサンドイッチエルボーを決め、場外に排除。
　そしてオージー・オープンはヘナーレに連携のシットダウン式パワーボムを炸裂するが、オーカーンがカウント3寸前でカット。続いてオーカーンはフレッチャーに王統流二段蹴り、デイビスに一本背負いを食らわす。
　スイッチしたオーカーンはフレッチャーにモンゴリアンチョップを連発。そして玉座を決めてから、スラムダンクを食らわす
　さらにオーカーンはパンケーキホールドを決めるが、カバーはデイビスがカット。するとヘナーレがデイビスを場外に排除。
　オーカーン&ヘナーレはフレッチャーにトレイン攻撃。そして大空スバル式羊殺し・フブキを決める。そしてマリンに持ち込んでオーカーンがカバーするも、デイビスがカット。ヘナーレは再度、デイビスを場外に追いやる。
　スイッチしたヘナーレはフレッチャーにストンピングを連発。フレッチャーも逆水平チョップで応戦し、串刺しレッグラリアット。だが、ヘナーレは回避し、オーカーンのアシストでバーザーカーボムを炸裂。
　フレッチャーがカバーを返すと、オーカーン&ヘナーレはIMPERIAL DROPへ。だが、デイビスがカットに入り、オーカーンを追走式ラリアットで場外に排除。そしてオージー・オープンはヘナーレにダブルキックを食らわせる。
　スイッチしたデイビスは、フレッチャーと共にヘナーレにサンドイッチ式ラリアット。しかし、ヘナーレは回避し、ここから両軍入り乱れる混戦模様に。それぞれキックの応酬を経て、オーカーンがフレッチャーにジャンピングネックブリーカードロップ。しかし、デイビスがオーカーンにジャンピングキックを食らわせ、4人がリングでダウン状態に。
　続いてフレッチャーとヘナーレ、オーカーンとデイビスがエルボー合戦に突入。そしてオーカーン&ヘナーレはボディブローをお見舞い。
　さらにヘナーレはデイビスにモンゴリアンチョップ。デイビスは食い止めるも、背後からヘナーレがキック。そしてオーカーン&ヘナーレは連携のTTDを炸裂し、ヘナーレがカバー。しかし、フレッチャーがカット。
　フレッチャーは孤軍奮闘し、ロープへ。しかし、オーカーン&ヘナーレはダブルのキック。そしてデイビスにIMPERIAL DROPを狙うが、フレッチャーがカット。そしてデイビスがヘナーレにパイルドライバー、フレッチャーがオーカーンにツームストンパイルドライバーを同時に炸裂。だがカバーはカウント2。
　ならばとオージー・オープンはオーカーン&ヘナーレに二人まとめてサンドイッチ式ラリアット。そしてオージー・オープンはヘナーレにコリオリスを炸裂。デイビスが3カウントを奪い、同門対決を制した。

　
オーカーン「余には、夢があるんだよ。UNITED EMPIREを世界一のユニットにすることだ。このマニフェストだけは絶対に曲げねぇ。世の中の連中や、内藤みたいに、世間に会社に、文句を言ってるだけじゃ叶わねぇ。こういうふうに、リングで示してやる。余について来い。間違いねぇから！ We can do、UNITED EMPIRE is WORLD BEST UNIT。I Believe！」
フレッチャー「俺たちは知っている、俺たちが世界一だと」

ヘナーレ「（※オージー・オープンに向かって）オマエたちと当たったのは今回が初めてだ。クソッ！ オマエらが世界中でタッグを制してきた理由がわかったよ。オマエらには列車やサイ並みのパワーがある！」
フレッチャー「すまない、ブラザー」
ヘナーレ「俺はオマエらにやられた。でも気に入ったぜ！」
オーカーン「（※英語で）オマエら大丈夫か？」

フレッチャー「問題ない。今日は史上初のUNITED EMPIRE同門対決だった。そして俺たちが世界一のユニットであることを明確にした。誰が相手でも俺たちは毎試合、全力を尽くす」
デイビス「100%だ！」
フレッチャー「オージー・オープンがこの『WORLD TAG LEAGUE』でトップに立っている。リーグ戦は残り1試合。そこで勝って勝ち点14だ」
デイビス「相手は？」
フレッチャー「次の相手は誰だ？」

デイビス「2007年から見知ってる2人組だ。マイキーとシェイン。オマエらはもうこの国にインパクトを与えている。東京スポーツの年間最優秀タッグ賞を受賞しているからな」
フレッチャー「そりゃスゲェ」
デイビス「オマエら2人はオーストラリア人タッグチームが達成可能な基準を作った。だが、まだオージー・オープンとは対戦経験がない」
フレッチャー「オマエらは俺たちと闘ったことがない。俺たちがすでにオマエらを超えていることを証明してやる。それが『WORLD TAG LEAGUE』最終戦での俺たちの目標だ。それと、もしオマエらに勝てば、決勝進出は間違いない。だから俺たちは全力を尽くす。俺たちは今度の試合に徹底的に集中しているんだ。今日は（ヘナーレとオーカーン相手に）調整ができた。だから、ありがとうな」
フレッチャー「俺たちはオージー・オープン。（※それぞれを指しながら）アーロン・ヘナーレ、グレート-O-カーン、ギデオン・グレイ。俺たちは世界一のユニットUNITED EMPIREとして団結する。俺たちは今もこれからも、世界を支配する。CROWNS UP」