【退場順】
(1)×ワト(10分05秒 OTTR)アキラ○
(2)○田口(10分55秒 OTTR)アキラ×
(3)○田口(11分37秒 OTTR)TJP×
(4)×田口(11分51秒 OTTR)ヘナーレ○
(5)×DKC(14分24秒 ダイビングセントーン→片エビ固め)ヘナーレ○
(6)○フィンレー(18分40秒 OTTR)オスプレイ×
(7)○フィンレー(19分51秒 トラッシュパンダ→片エビ固め)ヘナーレ×
メインイベント(第8試合)はデビッド・フィンレー&田口隆祐&マスター・ワト&ザ・DKCvsウィル・オスプレイ&TJP&フランシスコ・アキラ&アーロン・ヘナーレによるイリミネーションマッチ。9.25神戸のIWGP USヘビー級王座戦(挑戦者フィンレーvs王者オスプレイ)、IWGPジュニアタッグ王座戦(挑戦者田口&ワトvs王者TJP&アキラ)のダブル前哨戦となる。
この試合は通常のタッグマッチ形式で試合を行い、敗れた選手から退場。最後まで一人でも残ったチームが勝者に。また、試合権利のある選手がトップロープを越えて場外に転落した場合も退場となる。
先発はフィンレーとオスプレイ。しかし、オスプレイはじらすように、すぐにTJPにスイッチ。するとフィンレーも田口と交代。
TJPはハンマースルーを仕掛けるも、田口は相手の鼻をつまんで回避し、ヘッドロックで捕獲。するとTJPはコークスクリューヘッドシザーズホイップ。しかし、田口もヘッドシザーズで対抗。TJPは三点倒立から脱出するが、田口は鼻をつまんでTJPを捕獲。ここからすばやい技の読み合いとなり、田口がヒップバットをお見舞い。
続いて6or9がTJPにダブルのヒップトスからサンドイッチ式低空ドロップキック。次はDKCがTJPに正拳突きを連発し、さらにショルダータックル。
だが、TJPはトリッキーな動きでDKCを場外に排除。すかさず、ヘナーレは場外でTJPを痛めつける。戦場がリングに戻ると、TJP&アキラはDKCに連携のコードブレイカー。そしてTJPのラリアットから、アキラがカバー。しかし、ワトがカットに入る。
今度はヘナーレがDKCの背中にハンマーパンチ。DKCもエルボーで応戦するが、ヘナーレはローキックから重いパンチをお見舞い。さらにものすごい勢いでコーナーにハンマースルーで叩きつけ、DKCはその衝撃で転倒。
スイッチしたオスプレイはDKCを強烈な逆水平チョップ一発でなぎ倒す。さらにいたぶるようなエルボー。DKCもエルボーを返すが、オスプレイはエルボー一発で吹っ飛ばす。
次はTJPがDKCに顔面ウォッシュ。だが、二発目はDKCがカウンターの空手チョップ。スイッチしたフィンレーは、オスプレイと激しいエルボーの応酬。
続いてロープワークの攻防となり、すばやい動きからフィンレーがドロップキックをヒット。オスプレイが突進すると、フィンレーはカウンターの旋回式バックドロップを食らわす。
今度はフィンレーとワトがダブル攻撃を狙うが、切り抜けたオスプレイはふたりまとめてハンドスプリング式のオーバーヘッドキックで蹴散らす。そして場外でオスプレイとヘナーレが、フィンレーに連携の強烈なDDT。
リング上、アキラに対し、ワトがカウンターの零戦キック。さらに低空ドロップキック、スワンダイブエルボーとたたみかける。続いてワトはジャーマンを狙うが、アキラは回避し、ここからTJPと連携攻撃を狙う。
だが、ワトは切り抜け、アキラに飛びつきネックブリーカー。今度は6or9がアキラにNo.9を狙う。だが、オスプレイがカット。そしてオスプレイとヘナーレがダブルのショルダータックルでワトをなぎ倒すと、TJP&アキラが合体セントーン。
さらにオスプレイがその場飛びシューティングスタープレスを決めるも、カバーは田口がカット。するとアキラはファイヤーボールを繰り出すが、ワトは寸前でかわして旋風脚。これをよけたアキラはトラースキックを決め、ワトに突進。
するとワトはオーバー・ザ・トップロープで追いやろうとするが、アキラはエプロンに着地。すかさずワトはドロップキックで落とそうとするも、オスプレイがアキラを肩車で救出。
そしてTJPがワトにトラースキックを見舞い、エプロンのアキラをブレーンバスターの要領で持ち上げ、アキラの足をワトの首にかける。するとアキラはウラカン・ラナの要領で、ワトを場外に排除した。
すかさず田口は、オスプレイとヘナーレをふたりまとめてヒップアタックで吹っ飛ばす。さらにTJP&アキラにはDDT&リバースDDTを狙う。しかし、TJP&アキラは切り抜け、TJPがファイナルカットを炸裂。そしてアキラがカバーするも、田口は必死にカウント2でキックアウト。
ならばとTJP&アキラは田口に対しザ・リーニングタワーを狙うが、田口は脱出すると、TJPをコーナーに突き飛ばす。その衝撃でコーナー最上段のアキラは場外に転落して失格に。
リング上、田口とTJPは丸め込み合戦を展開。そして田口はオーマイアンドガーアンクルで捕らえるも、TJPは前転で脱出し、田口に突進。田口はうまくオーバー・ザ・トップロープでエプロンに追いやり、ヒップアタックをヒット。この一撃でTJPは場外に転落し失格に。
すかさずヘナーレが田口を場外に追いやろうとするも、田口はエプロンに着地。そしてスワンダイブ攻撃を狙うが、ヘナーレは強烈なパンチ。田口はあえなく場外に落ちて失格。
すると、DKCはヘナーレに横入り式エビ固め。さらに前方回転エビ固めを決め、ヘナーレが返そうとするとDK‐Crucifixで捕獲。ヘナーレが力尽くで逃れようとすると、DKCはエルボーを連発。しかし、ヘナーレは強烈なエルボー一発でひるませる。
しかし、DKCもセカンドロープからの空手キックで反撃。するとオスプレイがDKCに逆水平チョップ。しかし、DKCは意地の空手キックをオスプレイに炸裂。
そしてDKCはヘナーレの首に空手チョップを乱打し、首に手刀を落としてカバーするが、ヘナーレはカウント2でキックアウト。ならばとDKCは渾身の空手チョップを繰り出すが、ヘナーレはアルティマで捕獲。
しかし、DKCは頭部を蹴り上げて脱出し、ロープへ。だが、ヘナーレはバーザーカーボムを炸裂。カバーはDKCがなんとか返すも、ヘナーレは重いボディブローをお見舞い。そしてダイビングセントーンを決めてカバーすると、DKCは返すことができず脱落。
残りはフィンレー一人。オスプレイとヘナーレはふたりで襲いかかるも、フィンレーは打撃で孤軍奮闘。オスプレイとヘナーレは鎮圧し、ダブル攻撃を狙うが、フィンレーは同士打ちを誘い、ヘナーレにはバックドロップを炸裂。
そしてフィンレーはオスプレイに串刺しエルボー、さらにセカンドロープからダイビングエルボーをヒット。続いてアイリッシュカースを狙うも、オスプレイは回避し、ハンドスプリングスクリューキック。そしてピッピー・チェリオから押さえ込むが、フィンレーはカウント2でキックアウト。
すると今度はヘナーレがフィンレーに膝蹴りの連発から、豪快なブレーンバスターで叩きつける。続いてヘナーレはセカンドロープからセントーン。しかし、これはフィンレーがかわす。
スイッチしたオスプレイが突進すると、フィンレーはカウンターのアイリッシュカース。そしてオーバー・ザ・トップロープで排除しようとするが、オスプレイはロープをつかんで逆上がりでカムバック。
そしてオスプレイはサイレント・ウィスパーを決め、オスカッターへ。だが、フィンレーはこらえてトラッシュパンダの体勢に。オスプレイも切り抜け、フィンレーをヘナーレに突き飛ばす。するとヘナーレはチマホークチョップ。さらにオスプレイのサイレント・ウィスパーから、ヘナーレはスピンキックを炸裂。
続いてオスプレイとヘナーレはもう一度、フィンレーに場外で食らわせた合体DDTを決め、オスプレイがカバー。だが、フィンレーはカウント2で執念のキックアウト。
ならばとオスプレイはもう一度オスカッターを狙うも、フィンレーはヘナーレを突き飛ばし、オスプレイを場外に墜落させ、失格に追い込む。これでフィンレーとヘナーレの一騎打ちに。
フィンレーはヘナーレにPrima Nocta。さらにACID DROPを狙うが、こらえたヘナーレは強烈なスピンキック。そしてランペイジで叩きつけてカバーするも、これもカウントは2。
するとヘナーレはとどめのStreets of Rageを狙うが、切り抜けたフィンレーは、逆さ押さえ込みの体勢から、一気にトラッシュパンダを炸裂。この一撃で3カウントを奪い、フィンレーが見事な逆転勝利を収めた。