●「ドッグケージ・トルネード・サバイバルマッチ」対戦ルール
・リングサイド四方にドッグケージを設置し、相手チーム全選手を入れた時点で試合は決着となる。
・尚、通常のプロレスルールによる決着も有効となるが、場外リングアウトによる決着は認められない。
・トルネードマッチのためタッチの必要は無いものとする。
・プロレスルールによる決着か、相手チーム全選手を入れるまで試合は続行となる。
セミファイナル(第7試合)ではNEVER6人タッグ王者の後藤洋央紀&YOSHI-HASHI&YOHが、前王者のEVIL&高橋裕二郎&SHOとベルトを懸けてリマッチ。当初、このカードは9月18日大分・別府ビーコンプラザ大会で行われる予定だったが、台風による中止を受けて、今大会で実現することに。
また、今回の王座戦はEVIL組の要求を受け、「ドッグケージ・トルネード・サバイバルマッチ」として実施。そのルールはリングサイド四方にドックケージを設置し、相手チーム全選手を入れた時点で試合は決着することに。通常のプロレスルールによる決着も有効となるが、場外リングアウトによる決着は認められない。また、トルネードマッチのため、タッチの必要は無く、プロレスルールによる決着か、相手チーム全選手を入れるまで試合は続行となる。
H.O.Tが東郷の介入をはじめ、なりふり構わず仕掛けてくるのは必至。連携技に磨きをかけている王者組だが、試練の王座戦となるのは間違いない。
試合開始前、阿部リングアナが追加ルールとして、「四方のコーナーポストにケージを施錠する鍵を設置します。それを使用しケージから脱出した選手には、試合権利が復活します」とアナウンス
H.O.Tにはセコンドとしてディック東郷が帯同する。王者組はH.O.T撲滅Tシャツに、NEVER6人タッグのベルトを巻いて入場。YOSHI-HASHIは“エサ”と書かれた皿に乗ったボーンスティック、そしてYOHは犬小屋を携えて入場。
H.O.TはToo Sweetサインをかわすと、ゴングを待たずに奇襲攻撃。そしてYOHに狙いを定め、トレイン攻撃へ。だが、YOHが切り抜けると、すかさず毘沙門が裕二郎にダブルのショルダータックル。
そして王者組はそれぞれH.O.Tを捕らえ、太鼓の乱れ打ちをお見舞い。さらに場外の東郷には3人がかりで太鼓の乱れ打ちを食らわせる。続いて王者組は東郷をドッグケージに放り込もうとするが、H.O.Tが阻止。
逆に裕二郎とSHOは毘沙門をドッグケージに放り込み、鍵をかけてしまう。EVILは孤立したYOHにEVILホームランをかっ飛ばす。そして裕二郎がYOHをリングに投げ入れると、SHOがコーナーパッドに叩きつけ、さらに両足で首付近を踏みつけていく。
続いてSHOはフィンガーロックから、YOHの腕を掴んだまま胸板と背中にキックを連打。YOHもエルボーで反撃するが、SHOはフィンガーロックから金具むき出しのコーナーにハンマースルー。
そしてEVILとSHOがYOHを捕らえると、裕二郎がフロントキック。さらに裕二郎はフィッシャーマンズバスターを食らわせてカバーするが、YOHは必死にカウント2でキックアウト。すると、SHO、EVILもYOHをカバー。YOHは跳ね除けるも、スタミナを消耗する。
続いてH.O.TはYOHにストンピングを乱打。YOHは孤軍奮闘し、エルボーを食らわせ、さらに裕二郎とEVILにドラゴンスクリュー。そしてSHOの攻撃をバク転でかわし、トラースキックからネックブリーカードロップ。
SHOが場外にエスケープすると、YOHはノータッチ式トペ・コンヒーロを炸裂。そして鍵をゲットするが、SHOが足をつかむ。それでもYOHは南京錠を開け、毘沙門の救出に成功。
毘沙門はEVILと裕二郎に鉢合わせ攻撃。さらに裕二郎にダブルのショルダータックル、EVILにはさるかに合戦をお見舞い。続いて毘沙門は裕二郎にトレイン攻撃。そして後藤ごとハントを狙うも、これはSHOがイス攻撃で妨害。
すかさず、裕二郎が後藤を金具むき出しのコーナーにハンマースルー。場外ではYOHがSHOを二度にわたり鉄柵に打ち付ける。さらにYOHは犬小屋を振りかぶりSHOに被せると、イスで殴りつける。そしてYOHはSHOをドッグケージに閉じ込めようとするが、EVILが妨害。続いて裕二郎はYOHに場外でピンプジュースを決め、ドッグケージに収監。
リング上、EVIL&裕二郎が後藤にトレイン攻撃。そしてEVILのフィッシャーマンズバスターから、裕二郎がスライディングキックを炸裂。裕二郎はピンプジュースを狙うも、後藤は切り抜け、YOSHI-HASHIと共に激烈一閃を狙う。
裕二郎は回避するが、すかさず毘沙門が隠し狭間。そしてあらためて激烈一閃を決め、とどめの消灯を狙う。だが、裕二郎は脱出し、後藤にブレーンバスターを狙う。しかし、逆に後藤が投げ返す。
場外ではEVILがYOSHI-HASHIをドッグケージに閉じ込める。だが、後藤はYOHの救出に成功する。後藤とYOHは裕二郎に連携の串刺しエルボー。さらにふたりがかりのDIRECT DRIVEを決めて、YOHがカバーするも、ここでEVILがカット。
すると後藤がEVILを捕らえ、YOHがトラースキックを発射。しかし、EVILがかわし、後藤に誤爆してしまう。さらにEVILはYOHをレフェリーに叩きつけ、背後からローブロー。
すると東郷が鍵を持ち出し、SHOを救出。SHOはリング上の後藤の喉を踏みつける。そしてリング内にドッグケージを持ち込み、後藤を放り込もうとする。後藤がこらえると、SHOはトーチャーツールで襲いかかる。
だが、切り抜けた後藤はラリアットでSHOを場外に排除。そして後藤はSHOをドッグケージに収監しようとするが、SHOが足をつかむ。すかさず、裕二郎が後藤に襲いかかると、EVILは3人まとめてドッグケージに押し込んでしまう。
EVILはYOHをリングに投げ入れ、ダークネスフォールズを炸裂。YOHはカウント2で必死にキックアウト。するとEVILは首切りポーズからEVILを狙うも、YOHは脱出し、掟破りのEVILの体勢に。これはEVILが回避するも、YOHはカウンターのラリアットを炸裂。すかさずカバーするが、EVILはカウント2でキックアウト。
ならばとYOHはドラゴンスープレックスを狙うも、EVILはその状態でロープまで後退。そしてレフェリーをつかんで気をそらせると、すかさず東郷がスポイラーズチョーカーでYOHの首を締め上げる。
だが、YOHは回避し、EVILにドロップキック。そして東郷にはEVILのお株を奪うEVILを炸裂。YOHは東郷から鍵を奪うと、東郷をリング上のドッグケージに閉じ込める。
ここでEVILがベルトで襲いかかるが、かわしたYOHはローブロー。そしてファイブスタークラッチで丸め込むが、EVILはカウント2でキックアウト。するとYOHはトラースキックを突き刺し、とどめのDIRECT DRIVEの体勢に。だが、EVILは回避し、一気にEVILを炸裂。この一撃でYOHを仕留め、H.O.Tがベルト奪還に成功した。