棚橋率いる本隊&CHAOS連合軍が、ジェイ率いるBULLET CLUBと対決する8人タッグマッチ。
フィンレーとアンダーソンのマッチアップで試合開始となり、アンダーソンがヘッドロックからショルダータックル。
直後に2人がエルボーを打ち合い、そこからフィンレーが逆さ押さえ込み、変型回転十字固め、ラ・マヒストラルを矢継ぎ早に繰り出す。そして、腕を取ってアンダーソンを赤コーナーへ連行。
棚橋対アンダーソンとなり、棚橋がカウンターバックエルボー、フライングボディアタック。すると、控えの石森が棚橋のロープワークを妨害するが、直後にKUSHIDAがアンダーソンのロープワークを妨げる。
ところが、今度はギャローズが棚橋の背中を蹴り、その隙を突いてアンダーソンがスパインバスターをお見舞い。
すかさずジェイが登場し、マウントパンチ連打、ストンピング連打、串刺しタックル連打で棚橋を痛めつける。これをきっかけに棚橋はローンバトルへ追い込まれるが、ツイスト&シャウトでジェイに逆襲し、赤コーナーへ帰還。
KUSHIDA対石森となり、KUSHIDAが青コーナーへ向かって倒立式ニールキックをお見舞い。そして、石森にはランニングエルボー、マンハッタンドロップ、側転からの低空ドロップキックを食らわせる。
それでも石森がバズソーキックをかわすと、KUSHIDAは腕を固めていく。だが、石森が抵抗し、ハンドスプリングオーバーヘッドキックで逆転した。
ここでギャローズが登場すると、KUSHIDAはハンドスプリングエルボーをお見舞い。そして、ギャローズの股下をくぐると、無責任に観客を煽っている矢野の背中へタッチした。
やむを得ずリングインした矢野は股下くぐりを試みるが、ギャローズに捕まってしまう。そこへアンダーソンも入ると、矢野はロープワークでフェイント。そして、ギャローズの後頭部を平手で叩くも、直後にアンダーソンが矢野の後頭部を叩いて報復。
さらにギャローズが矢野に地獄突きを食らわせ、アンダーソンとともに合体ネックブリーカーを敢行。そして、マジックキラーの体勢に入るが、棚橋がカットへ飛び込む。
ここで矢野がギャローズ、棚橋がアンダーソンを突き飛ばして正面衝突を誘発。その直後、矢野が546で2人の急所を殴り、スクールボーイ(横入り式エビ固め)でギャローズから3カウントを奪った。
新日本プロレスSTRONG SPIRITS Presents G1 CLIMAX 32
- 日時
- 2022年8月17日(水) 16:30開場 18:00開始
- 会場
- 東京・日本武道館
- 放送
- 観衆
- 3,179人
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第6試合 20分1本勝負
レフェリー|佐藤健太
MATCH REPORT
COMMENT
KUSHIDA「1ヵ月転戦して、新日本プロレスに戻ってきました。日本武道館、4年ぶり。幸い、まだ石森チャンピオンの査定が続いているということで、願ったり叶ったり。まさか、アレックス・シェリーのボーダーシティストレッチと、石森太二のボーンロックが同型だとは」
KUSHIDA「ま、とにもかくにも、石森太二チャンピオン様の査定、挑戦を認めざるを得ない状況に、何としてでも、どんな手を使ってでも、持っていきます!」
棚橋「ジェイが口調を荒げてコメントしているのが聞こえてきたけども、この『G1』を終えて、俺はそこまで口調を荒げて『悔しかった!』っていう気持ちにならないのは、やっぱり結果もそうだし、内容もまだ納得いってないってことだと思う」
棚橋「だからこそ来年、もう来年の『G1』の話をするけども、しっかりコンディションを整えて、もう1回、『G1』に選ばれる。まずそこをクリアできるように、しっかりやっていきます。気持ちも落ちてないけど、(※腹のあたりをさすって)体脂肪も落ちてない、と」
矢野「ごめんなさい! ごめんなさい! ごめんなさい! ギャローズさん、ごめんなさい! 悪気はないんです、悪気はないの! 悪気はないの! あなたの頭が悪いだけなの!」
フィンレー「(※イスに座り、シレイリ《棍棒》を持って)正直、今日はあまり機嫌がよくない。もちろん1試合1試合が大切なのは分かっている。でも今日、俺はメインで内藤と戦いたかった。そして明日はタマ・トンガとオカダの勝者と、決勝で戦いたかった。だからこそ、今俺は落胆している。唯一の希望、それはウィル・オスプレイだ」
フィンレー「ウィル、頼むからオマエは2試合勝って、『G1』のチャンピオンになってくれ。そしたらオマエの持つタイトルへの最初の挑戦者は俺だ。ベルトだけじゃない、俺は権利証のブリーフケースがほしいんだ。記者会見で言ったことはウソじゃない。俺は東京ドームで試合がしたいんだ。今こそ輝く時、今年こそが俺の年だと言ったが、それはウソじゃない。ウィル、頑張れよ。頼りにしてるぞ」
ジェイ「(※声を荒げて)これ以上何を俺から取り上げれば気が済むんだ? 昨日の試合も覚えてるだろ! 一体何が行われているんだ? 俺が輝くべき時が奪われ、タマ・トンガが最高の時を迎えているらしいけれども、俺こそが、この世に存在する中で最高のプロレスラーなんだ! タマは今、最高の気分なのかもしれないが、何とでも言えばいい! グレート・モーメントなのか? 好きに言えばいい! そして俺に何をしろと言うんだ? あ、アレをやればいいのか?」
ジェイ「(※いきなり静かな口調になって)ウェルカム・トゥ・トゥ“ジェイ”ズ・ショウ! 何? 言えばいいの? スポンサーを紹介すればいいの? アホか! これは俺のマネージャーと進行役がいないと成り立たないものだからな! 明日、仕切り直しだ!」
石森「久しぶりにやったな。1ヵ月半ぶりぐらいか。先月からKUSHIDAを査定してっけど、単純に面白いな」
石森「でも、それとタイトルマッチをやるのは別だからな! もうちょっと大きなきっかけを作ってくれよ。これ(タイトルマッチ)をやるためのな、KUSHIDA君よぉ。もうちょい、もうちょい査定するから。ハハハハハ!」
ギャローズ「(※下腹部を押さえながら)クソ! 矢野のクソ野郎! 俺のタマ、どうしてくれるんだよ! 俺の顔もこんなに腫れ上がってるだろ! よく見ろ! 分かるか! 次会ったら、オマエを粉々に引き裂いてやるからな!」
※アンダーソンは横で「イタイ!」などと日本語でつぶやく