試合後、棚橋はダウン。内藤は呆然とした表情から、頭を押さえて大の字に。棚橋は上半身を起こすと、内藤に語りかける。内藤は言葉を返し、リングをあとに。棚橋は勝ち名乗りを受けると、歓喜を身体全体で表す。そして、引き上げる内藤のうしろ姿を見つめる。すると、内藤は振り返って棚橋を見やってから、また歩を進める。
ここで棚橋は場内の拍手に応えてから、ロープをまたぐが、場内の手拍子に合わせて身体をリズミカルに動かし、リングに戻る。そしてマイクを握る。
■試合後の棚橋のマイクアピール
「みなさん、本日はご来場、本当にありがとうございます!(と座礼。場内は大きな拍手)。おかげで、選手が全力で戦えています!(場内拍手)。夏といえば! そう、夏といえば『G1』!(場内拍手)。3年ぶりに夏開催になりました、ありがとうございます!(場内拍手)。今日のみなさんへの気持ちは、どこでお返しすればいいのか、どういうかたちでみなさんにプロレスを楽しんでもらえるのか、今朝方、答えが見つかりました(場内拍手)。『G1 CLIMAX』、ちょっくら優勝してきます!(場内拍手)。じゃあ、最後に! 大田区のみなさ~ん! 愛してま~す!!」
そして棚橋はコーナーに上り、場内の拍手に応えてから、感極まった表情で花道をあとにした。