試合後、オカダは死力を尽くした両者はしばらく大の字状態。そしてオカダは勝ち名乗りを受けると、IWGP世界ヘビーのベルトを腰に巻き、膝をついて内藤に視線を送る。内藤はロープをつかんで立ち上がり、オカダに一声かけてからリングを下り、自力で退場。ここでオカダはマイクを握る。
■オカダのマイクアピール
「内藤さん! 3回目ですけど、俺はメチャクチャ楽しかったよ! グラシアス!(場内拍手)。あと、張り手を、闘魂を注入してくれてありがとう(場内拍手)。
福岡PayPayドームのみなさん、今日も熱い熱い熱い声援! 本当にありがとうございました!(場内拍手)。プロレスラーは超人ですって言ってから5年経ちましたけど、超人だらけの新日本プロレス、楽しんでいただけましたか!?(場内拍手)。
21年ぶりの福岡ドーム大会、またやりたいですね(場内拍手)。ただやるだけじゃなくて、やっぱりまだ席たくさん空いてるし、超満員になるよう僕たち新日本プロレスも、しっかりとすばらしい戦いを、みなさんにお届けします!(場内拍手)。
いまGWも始まり、いろいろと制限がなくなってきましたけど、みなさんしっかり感染対策しての応援、本当にありがとうございます!(場内拍手)。こうやって一歩ずつ前に進んでいけるのも、みなさんのおかげだと思いますし。また大歓声の中、僕たちもしっかりと戦えて、その歓声をみなさんのパワーになるよう、しっかりと新日本プロレス盛り上げていきますので、まだまだ、まだまだ、まだまだ! 応援のほう、よろしくお願いします!(場内拍手)。
というわけで! また次の新日本プロレスの大会、会場でお会いしましょう! 福岡に~! カネの雨が降るぞ~!!」
そしてオカダはコーナーに上って観衆の拍手に応える。だが、ここでテーマ曲が切り替わり、ジェイ・ホワイトが外道を伴って花道に姿を表す。
ジェイはリングに上がると、マイクを手にする。しかし、オカダはそのマイクを奪い取ると、ベルトをジェイに見せつける。すると、背後から外道が襲いかかり、ジェイもエルボーをオカダに連発。さらにストンピングを重ねるが、オカダもエルボーで迎撃。
オカダは外道をエルボーで蹴散らすも、スキをついてジェイがブレードランナーを炸裂。そしてベルトを外道に渡すと、マイクを手にする。
■ジェイのマイクアピール
「(オカダは)俺を忘れたのか? 忘れたのか? じゃあ、思い出せてやろう。ここでオマエたち全員に俺が誰なのかもう一度しっかり思い出させてやる! 俺はスイッチブレード、ジェイ・ホワイトだ。プロレス界でもっとも価値のあるレスラーだ! LAST ROCK N’ ROLLA! MSG大会を一人でソールドアウトにした男だ! キング・スイッチ、BABY! 史上初の4冠制覇を達成したレスラーであり、リアル・ベルトコレクター! そしてBULLET CLUBのリーダー! このプロレス界は俺を中心に回っている! 俺が次期IWGP世界ヘビー級王者だ! オカダ、俺が主役の時代でもう一度このスイッチブレードと共に呼吸するんだ!」
ジェイがアピールを繰り広げる中、HOUSE OF TORTURE以外のBULLET CLUBの面々がリングイン。そして、カール・アンダーソンがマイクを握る。
■アンダーソンのマイクアピール
「(日本語で)スゴイナ? カッコイイナ? フクオカ、オヒサシブリデス!(場内拍手)。ハッピーバースデー、BULLET CLUB♪(と歌い始める。ジェイはダウン状態のオカダにビールを浴びせる)。
いままで以上にさらに強くなったBULLET CLUBを見てくれよ!新たなメンバー、ジュース・ロビンソンが加わった! ゲドーサンはスゴイレジェンド! 新IWGPジュニアヘビー級王者のタイジ・イシモリ! 続いて新IWGP世界タッグ王者、“クラウン・ジュエル”チェーズ・オーエンズ&“キング”・バッドラック・ファレ! そしてシンニホンにドク・ギャローズと“マシンガン”カール・アンダーソンが戻ってきたぞ。歴代のリーダーは、プリンス・デビット、AJスタイルズ、ケニー・オメガ……。だが、この男こそが現在世界最高のレスラーだ! そうだ、MSG大会をソールアドアウトさせた、次期IWGP世界ヘビー級王者、“スイッチブレード”ジェイ・ホワイトだ! BULLET CLUBのバースデーだからみんなでお祝いしようじゃないか。TOO SWEET!」
ジェイはベルトを掲げ、オカダを踏みつけてアピール。そしてBULLET CLUBの面々はToo Sweetサインをかわす。さらにジェイはオカダに追撃のブレードランナーを食らわせ、ベルトをオカダの胸の上に置くと、あらためてBULLET CLUBはToo Sweetサイン。そして威風堂々と花道を引き上げた。