ＬＯＣＫＵＰ

日時: 2008年1月13日(日) 18:00開場　18:30開始
会場: 東京・後楽園ホール
観衆: 1080

第6試合 45分1本勝負
越中詩郎復帰戦

越中詩郎
“brother”YASSHI

長州力
TARU

境界線

06分55秒　パワーボム→エビ固め

レフェリー｜マーティー浅見

MATCH REPORT

昨年11月23日の越谷大会以来の復帰を果たした越中が“LOCK UPの御大”長州とのコンビで、ブードゥーマーダーズを迎え撃つ。

YASSHIがマイクを握って「カス野郎！」と叫んだ瞬間、長州がトーキック。さらにヘッドバット、ストンピングを振り下ろしてYASSHIはいきなりグロッキー状態に。さらに長州は金具剥き出しの自軍コーナーにYASSHIを何度も叩き付け、一方的に攻め立てる。
タッチを受けた越中はヒップアタック連打から、ショルダースルー、ボディスラムでYASSHIを軽々と投げ飛ばす。さらに長州が「頭を叩き割ってやる!」と叫んで、YASSHIを自軍コーナーへと叩き付け、ブレーンバスター。だが、YASSHIも顔面かきむしりで反撃し、TARUの元へ。
TARUはミドルキックから長州を踏みつけ、これを制止に来たマーティー浅見レフェリーを弾き飛ばす。場外戦でイスを使って長州を攻撃した後、YASSHIが「カス野郎！」と叫びながら長州にストンピングを落としていく。
さらにTARUが紐を使ってのチョーク攻撃、パンチ、ボディブロー。そして、トレイン攻撃からYASSHIが長州目掛けてフロッグスプラッシュを投下。すると、長州はカウント1でキックアウトし、再度対角コーナーへと上ったYASSHIを雪崩式ブレーンバスターで投げ飛ばす。
ここでスイッチした越中は、2人にジャンピングヒップアタックを叩き込んで、YASSHIにジャーマンスープレックスホイップ。場外からイスを持ち込もうとするTARUを長州が制止し、TARUの脳天にイスをフルスイング。
完全に孤立したYASSHIに越中がジャンピングヒップアタック、長州がリキラリアットとラッシュし、最後は越中が十分なタメをつけての“侍”パワーボム。ピクリとも動かないYASSHIは静かに3カウントを聞いた。

だが、試合後も怒りの収まらない長州は奪い取ったペットボトルの水を大の字となっていたYASSHIにぶちまけて、憮然とした表情で引き上げて行った。

COMMENT

※長州は復帰戦を勝利で飾った越中に労いの言葉をかけ握手
越中「次（1/27後楽園）は真壁と矢野らしいから、すっ飛ばしてやるよ。アイツらやっつけて、その場でタイトル（IWGPタッグ挑戦）をひっくり返してやるって！覚悟しておけ！（と言って先に控え室へ）」
長州「次のLOCK UPは1ヵ月後か（2/24後楽園で開催）。サプライズを起こしたいですね。次のLOCK UP、いいサプライズが発表できるように努力しますよ。どういう変化が起きるか。起こすようにやるだけです。勝負してくれる人間がいないと、今年はマッチメイクができない。やっぱり、勝負ができる選手を上げていかないと。最初の試合であろうが、メインイベントだろうが、このLOCK UPではそんなに関係ない。みんなに勝負してほしいですよ。まぁ、次のLOCK UP、期待して下さい。一生懸命努力して、本体（通常の新日本の興行）以上に『えっ？』っていうようなことをやりますよ」

TARU 「（YASSHIに向かって）大丈夫か？今日はあのレジェンド、越中詩郎の復帰戦らしいな。祝いちゅうことで今日はないとったれや。そやから、今日は何も持っていかんかったんや。アイツらがああいう反則をするなら、それもそれでええやろ。まぁ、そういうこっちゃ」
※YASSHIはノーコメント