ＬＯＣＫＵＰ

日時: 2008年1月13日(日) 18:00開場　18:30開始
会場: 東京・後楽園ホール
観衆: 1080

第4試合 30分1本勝負

田口隆祐
大石真翔

裕次郎
火野裕士

境界線

12分36秒　どどん→片エビ固め

レフェリー｜レッドシューズ海野

MATCH REPORT

K-DOJOの火野、大石がLOCK UP初参戦。サムライジムの田口、裕次郎と対峙する。

先発は田口と火野。ロックアップから張り手合戦となり、火野がショルダータックル。さらにロープワークから田口のドロップキックを自爆させてボディスラム。
だが、田口も出てきた大石を捕らえてボディスラムで投げる。続いてタッチを受けた裕次郎がエルボー連打。大石も顔面かきむしりからパンチを出すが、これを難なく受け切った裕次郎はフロント水車落とし、ボディスラム。ここで火野がロープへと走る裕次郎の背中を蹴ってアシストし、大石は自軍コーナーへ生還。
火野はボディスラムから、串刺しチョップ連打、チョーク攻撃。さらに大石は杖攻撃で裕次郎を場外に落とす。すかさずK-DOJOのセコンド陣が裕次郎を襲撃。
リングインしようとする田口に対し、大石が杖で威嚇する。
そして、リングに戻った裕次郎に火野との合体バックエルボーから、エルボードロップ。そして、火野がセントーンで続き、大石は「どうした。立てよ新日本！」と叫び、裕次郎が立ち上がると両手を前に出して油断させ、顔面かきむしり。
さらに大石がレッドシューズ海野レフェリーを引き付ける中、K-DOJO勢がリングに雪崩れ込んで裕次郎を集中砲火。
劣勢の続いた裕次郎だったが、火野のマンハッタンドロップを耐えて水車落としで反撃。
田口対火野となり、田口はドロップキック、三角飛びミサイルキック、入ってきた大石に回転エビ固めから顔面へのドロップキック。そして、火野にスリーアミーゴ。3発目でかわした火野に、ソバット、フィッシャーマンズスープレックスからの腕ひしぎ逆十字固め。これは大石のカットが間に合う。
タッチを受けた裕次郎は、パワースラム、アバランシュホールド。だが、火野も裕次郎のラリアットをかわしてフロントスープレックス。ここで両者のエルボー、チョップが飛び交う中、火野はカウンターのラリアットで裕次郎を倒す。
リングインした大石はトリッキーな動きからのソバットで裕次郎を押し込む。だが、裕次郎は大石の“絶品（ムーンサルトプレス）”、ボディアタックを連続でキャッチし、ダイビングヘッドバットを投下。そこからのフォールを大石がカウント2で返すと、トレイン攻撃から田口がスワンダイブ式ミサイルキック、ジャーマンスープレックスホールド。だが、K-DOJO勢がリング下からレフェリーのカウントを妨害。そして、火野の串刺しラリアットから大石が再度“絶品”。裕次郎がドロップキックでこれをカットする。
大石は田口の“どどん”を回転エビ固めで切り返すと、火野がリングに飛び込んでラリアット、フロッグスプラッシュを投下。大石がとどめのボディプレスもカウントは２。
最後は、大石のエルボーを受け止めた田口が今度こそ“どどん”を炸裂させて、新日本勢が乱打戦を見事モノにした。

COMMENT

田口「ZERO1（-MAX）との対抗戦とはまた違って、KAIENTAI-DOJOっていう、体は小さくても元気よくやっている大石選手、体がガッチリしている火野選手。ZERO1とは対抗戦をやっていますけど、KAIENTAIとは対抗戦というよりは交流戦。相手の選手と楽しみながら、その中でも新日本らしさ、新日本の力強さ、他の団体との違いを見せつつも、試合を楽しむ。そういう方向に力を入れてやっているので、今日は非常に楽しんで試合ができましたね」
裕次郎「火野は手応えあったね。けど、大石はね、ちょっとウチのリングに上がれるレベルじゃない。だから、ああやっておちゃらけることでしか、お客さんを盛り上げられない。まだ、大石はウチのリングに上がるレベルじゃないよ（と言って、先に控え室へ）」
田口「裕次郎は今、ああいうコメントをしましたけど、僕は大石選手とちょっとシングルでやってみたいなと思いました。あのプロレスに、僕がどれだけ対応できるか。裕次郎は認めていない発言でしたけど、僕はそういう部分であのプロレスに興味があります。闘う機会があればやってみたいですね」

※火野はセコンドに付いたKAZMA、MIYAWAKIと共に退場
火野「アイツ（大石）、あれだけ追い込んで、何で負けんねん」
KAZMA「よくある。アイツはよくあるぞ」
火野「相手の新日のヤツに言いたい。大したことないな。たまたま俺が組んでるのが、大石やったから、負けただけや。もし、組んでんのが、MIYAWAKIやったら、KAZMAやったら、絶対勝ってるわ。それだけや」
MIYAWAKI「俺らはまだまだおるからな。ケンカ売るんやったら、いつでも買ったるぞ」

※そこへフラフラの大石が1人でやってくる。すると、火野、KAZMA、MIYAWAKIは「あっ、帰って来た」と一斉に控え室へ戻った
大石「オイ、田口。調子にのってんじゃねぇぞ。俺から獲ったからって、勝ったと思うなよ。今日負けたのはお前のファンキーさ、それだけだよ。このボケどもが！」