メイン(第5試合)はNEVER無差別級6人タッグ王者の後藤洋央紀&YOSHI-HASHI&石井智宏組が、挑戦者組としてタイチ&ザック・セイバーJr.&鈴木みのる組を迎撃。
この王座戦の発端となったのは7.25東京ドーム。タイチ&ザック組が内藤哲也&SANADA組からIWGPタッグ王座を奪取すると、後藤&YOSHI-HASHIが次期挑戦をアピール。すると、タイチ&ザックは交換条件的にNEVER6人タッグへの挑戦を突きつけた。結果、8.1後楽園でNEVER6人タッグ、そして9.5メットライフドームでIWGPタッグ王座戦(内藤&SANADA組を加えた3WAYマッチ)と、タイトルマッチ二連戦で激突することに。
その後、両軍は激しい前哨戦を展開。とくに鈴木と石井は真っ向からケンカファイトを繰り広げ、遺恨を深めてきた。迎えた大一番、王者組が防衛記録を更新するか? それとも鈴木軍がユニット初となるNEVER6人タッグ戴冠を果たすか?
王者チームは険しい表情で、NEVER6人タッグのベルトを携えリングイン。そして、鈴木軍と視殺戦を展開する。ゴング前、鈴木は「後藤、帰れ! YOSHI-HASHI、帰れ!」と、石井に対して闘志を燃やす。
開始のゴングと同時に石井と鈴木は突進。共にうしろに下がらず、激しいエルボーの応酬を延々と繰り広げる。
ついに石井が前のめりにふらつくと、次はタイチが登場。だが、石井はタイチを自軍コーナーに押し込み、後藤とスイッチ。
タイチは後藤に喉輪。しかし、YOSHI-HASHIがタイチに喉輪を決める。続いて後藤&YOSHI-HASHIはタイチにざんまい。さらにザックに対してCHAOSが太鼓の乱れ打ち。さらにタイチにも太鼓の乱れ打ちを見舞う。
後藤はタイチにストンピングを乱打。続いてYOSHI-HASHIがタイチの首筋にエルボー。だが、タイチは後藤に「さっさと寝ろ!」と喉輪。これはYOSHI-HASHIが阻止。そして、YOSHI-HASHIは再三にわたってカバーし、タイチのスタミナを削る。
次は石井がタイチに強烈な逆水平チョップ。だが、ここで鈴木が襲撃。すると石井は鈴木を場外に投げ捨て、タイチに追撃の逆水平チョップ。
今度は後藤がタイチの背中にサッカーボールキック。そしてチンロックで固め、頭部にエルボーを落とす。
タイチは反撃するも、後藤はショルダータックルでなぎ倒す。するとザックと鈴木が後藤をふたりがかりでアキレス腱固め。さらにタイチが喉輪を見舞い、三人がかりの攻撃。
石井とYOSHI-HASHIが救出に入ると、鈴木は場外戦に持ち込む。鈴木は石井を打撃でねじ伏せる。タイチは後藤を鉄柵に叩きつける。さらにケーブルで「何時だと思ってるんだ!」とチョーク攻撃をお見舞い。そして鈴木とザックが後藤にエルボーを連発。後藤はカウント18でリングに生還。
リング上、鈴木は後藤の背中にストンピング。さらに顔面を蹴りつけていく。後藤も胸板への張り手を返すが、鈴木はエルボーでダウンを奪い、顔面を踏みつける。
続いて鈴木とザックが入れ代わり立ち代わりで後藤の左腕を絞り上げる。そして、ザックがその左腕にキック。
次はタイチが後藤の顔面にステップキックを見舞い、「立てよ」と挑発。怒りの後藤はエルボーを乱打。しかし、串刺し攻撃はタイチがかわし、ジャンピングキックを顔面にヒット。タイチがカバーすると、後藤はカウント2でキックアウト。
続いて鈴木が後藤に脇固め。さらに両腕を締め上げると、石井が頭部を蹴り上げる。すると、鈴木は石井に強烈なエルボー。そして後藤の顔面に張り手。
スイッチしたザックは後藤にスタンディングのネックロック。後藤はボディスラムで返そうとするが、ザックは足をフックしてこらえる。だが、後藤はザックをロープに飛ばしてエルボー。
次は石井がザックにラリアット。だが、ザックはかわし、激しい技の読み合いから、石井がショルダータックルで吹っ飛ばす。タイチが乱入するも、石井とYOSHI-HASHIが排除。さらに鈴木も場外に落とす。
石井はザックに逆水平チョップを連発。さらに顔面を張って挑発。ザックもエルボーを返すが、石井は強烈な逆水平チョップでダウンを奪う。
ザックはスキをついてコブラツイスト。石井はヒップトスで返すが、ザックは巧みに石井の左腕を捕獲し、マットに固定してストンピングをお見舞い。
続いてザックは石井の指関節をねじ上げる拷問攻撃。さらに、もう一度右ヒジにストンピングを食らわす。
ザックは石井の右ヒジに執拗に攻撃。石井はエルボーを繰り出すが、右ヒジを押さえて苦悶の表情。ザックはフロントキックの連発からアームブリーカー。そして技の読み合いから、ザックは石井に飛びつき腕ひしぎ逆十字。だが、YOSHI-HASHIがカット。ここから両軍入り乱れる混戦模様に。
リング上、タイチが石井にソバットを叩き込み、ザックが変形のオクトパスホールドで捕獲。石井は強引に振りほどくが、右腕を押さえてダウン。
ザックは石井の右ヒジにキックを連発。さらに相手の左腕を捕らえ、そこ目掛けてオーバーヘッドキック。だが、石井はスライディングラリアットへ。これはザックがかわすも、石井は意地のジャーマンスープレックスを決める。
次はYOSHI-HASHIとタイチのマッチアップ。YOSHI-HASHIのエルボーに対し、タイチはフロントキック。さらにローキックを繰り出すが、YOSHI-HASHIはエルボーを乱打。
タイチは強烈なミドルキックを食らわすが、YOSHI-HASHIは逆水平チョップ。続いてタイチのアックスボンバーをかわし、ヘッドハンターを炸裂。
YOSHI-HASHIはタイチに串刺しの逆水平チョップ。さらにソバットからネックブリーカードロップ。そしてカバーするが、これはカウント2。
劣勢のタイチだったが、YOSHI-HASHIに振り向きざまにジャンピングキック。場外では鈴木が後藤の腕を鉄柵を用いて攻め立てる。
タイチはYOSHI-HASHIに串刺しラリアット。さらに背中にサッカーボールキック。YOSHI-HASHIはすぐに立ち上がってエルボー。だが、タイチはジャンピングキックでダウンを奪う。
タイチはYOSHI-HASHIを引きずり起こしてタイチ式ラストライドの体勢に。YOSHI-HASHIはウラカンホイップで返し、バッククラッカーをお見舞い。そしてバタフライロックに持ち込む。
その体勢のままタイチは立ち上がるも、YOSHI-HASHIは力尽くで座らせて締め上げる。すると背後からザックがスリーパー。
YOSHI-HASHIは振り払うが、タイチが聖帝十字陵で捕獲。ザックは石井を三角締め、鈴木も後藤をサブミッションで捕らえる。YOSHI-HASHIはなんとかロープエスケープ。
タイチは「立て、YOSHI-HASHI!」と叫び、アックスボンバーへ。かわしたYOSHI-HASHIはカチ上げ式のラリアット 。だが、タイチは切り抜けて一気に喉輪落としを炸裂。しかし、カバーはYOSHI-HASHIがカウント2でキックアウト。
するとタイチはパンタロンを脱ぎさり、天翔十字鳳を発射。だが、YOSHI-HASHIがカウンターのトラースキックをヒット。
YOSHI-HASHIは串刺し攻撃を狙うも、タイチがかかわすとザックが串刺しエルボー。そしてタイチがカチ上げるようなエルボーを食らわせる。
続いて天翔ザックドライバーを狙うが、後藤がタイチに串刺しラリアット。さらにザックを隠し狭間で排除し、タイチにGYRを狙うも、これは不発に。
すると石井がタイチにバックドロップ。鈴木がフロントキックで石井を蹴散らすが、YOSHI-HASHIがカチ上げ式のラリアットで鈴木を吹っ飛ばす。リング上では両チームがダウン状態に。
YOSHI-HASHIはタイチに突進。だが、タイチはフロントキック。続いてアックスボンバーとカチ上げ式のラリアットの相打ち。二発目はタイチが打ち勝つも、YOSHI-HASHIもカチ上げ式のラリアットで意地のダウンを奪う。
続いてYOSHI-HASHIはタイチをKUMAGOROSHIで叩きつけてカバー。だが、カバーはタイチが必死にカウント2でキックアウト。
ならばとYOSHI-HASHIはカルマを狙うも、タイチは回避してブラックメフィストの体勢に。だが、YOSHI-HASHIも切り抜ける。そして技の読み合いから、タイチが高角度のバックドロップで突き刺すが、カバーはYOSHI-HASHIがカウント3寸前でキックアウト。
スイッチした鈴木はYOSHI-HASHIに串刺しフロントキック。さらにサッカーボールキックからカバーするが、YOSHI-HASHIは意地でキックアウト。
そしてYOSHI-HASHIはエルボーを連発するが、鈴木はエルボー、さらに逆水平チョップ。しかし、YOSHI-HASHIはカチ上げ式のラリアットでねじ伏せる。
スイッチした後藤は鈴木に村正からブルドッギングヘッドロック。カバーを鈴木が返すと、後藤は牛殺しの体勢に。鈴木は脱出して張り手を集中砲火。そしてスリーパーに捕らえ、ゴッチ式パイルドライバーの体勢に。だが、YOSHI-HASHIがトラースキックでカット。
続いてYOSHI-HASHIのカチ上げ式のラリアットと、タイチのアックスボンバーが相打ちに。
後藤は雄叫びを上げ、鈴木とエルボーの応酬。後藤が「来い、オラ!」と挑発すると、鈴木は強烈な一撃。そして「来い、後藤!」と叫ぶと、後藤も重い一撃を返す。
鈴木はナックルでひるませるが、二発目は鈴木の拳に後藤がヘッドバットをお見舞い。そしてロープに走るも、鈴木が追走式のドロップキックをヒット。
鈴木は雄叫びを上げ、後藤にスリーパー。そしてゴッチ式パイルドライバーの体勢に入るが、後藤はディフェンス。そして技の読み合いから、後藤は裏GTRを炸裂。
するとザックが後藤をフロントネックロックで捕獲。石井が入ると、ザックは変形スリーパーで捕らえる。だが、石井はブレーンバスターで切り返す。
後藤は雄叫びを上げるが、鈴木は一本足頭突き。さらにカウンターのエルボーからスリーパー。そしてゴッチ式パイルドライバーを狙うも、後藤は切り抜けて牛殺しの体勢に。鈴木はフロントネックロックで捕らえるが、後藤は強引に牛殺しを炸裂。
鈴木はすぐに立ち上がるも、すかさず石井がラリアット。さらに石井はザックをエルボーで排除。
続いてYOSHI-HASHIが鈴木にランニングのダブルニー。そして最後は後藤&YOSHI-HASHIが鈴木にGYWを決め、後藤が3カウントを奪取。CHAOSが35分超えの熱戦を制し、防衛記録をV8に伸ばした。