第1試合は“上村優也 壮行試合”として、上村がオカダ・カズチカと対決。
辻と共にヤングライオンとして険しい道を歩んできた上村。その門出の試合で対峙するのは、なんとIWGPヘビー級王座の最多連続防衛V12樹立をはじめ、数々の記録を打ち立ててきたオカダ。上村はその牙城にどこまで迫ることができるか?
オカダが入場してくると、上村は鋭い眼光で視線を送る。
開始のゴングと共に上村は気合いの雄叫び。オカダは様子を伺うように、微動だにしない。ようやく動き出すと、上村は低空タックルからバックに回る。
ここからリストの取り合いとなり、上村はハンマーロック。オカダが切り抜けると、上村はファイヤーマンズキャリーから腕を捕獲。
オカダは足を取ってテイクダウンす、左足にエルボーを落としてからレッグロック。
上村は回避して腕ひしぎ逆十字の体勢に。だが、オカダは押さえ込む。上村はカバーを返すが、オカダはフロントネックロック。上村は切り抜けるも、オカダはヘッドロックで捕獲。
上村はハンマースルーで抜け出そうとするも、オカダは技を解かず、執拗に締め上げる。
上村はようやく抜け出すと、打点の高いドロップキック。そして馬乗りになりエルボーを連発。さらに上から胸板に張り手を見舞う。
上村はオカダをボディスラムで叩きつけてカバー。オカダがカウント1で返すと、上村はエルボードロップ。そして執拗にカバーを繰り返すが、オカダはフォールを許さない。
上村はオカダの背中にハンマーパンチを乱打。さらにストンピングを見舞い、引きずり起こすとアームロックへ。しかし、オカダはロープエスケープ。
上村は気合いのエルボーの連発から、串刺しドロップキックをヒット。さらにバックドロップを決めてカバー。オカダが返すと、そのまま上村は逆エビ固めへ。しかし、オカダはすぐにロープエスケープ。
上村はストンピングを連打し、さらにエルボーを叩き込んでいく。しかし、オカダは涼しい顔で仁王立ち。そしてカウンターのフロントキックでダウンを奪う。
オカダは「来い、上村!」と挑発。上村はロープを往復して突進するが、オカダはショルダースルー。そしてフライングメイヤーの連発から、足を取ってテイクダウン。さらにボディスラムで二度叩きつける。そして「まだまだまだ!」とバックエルボー。
オカダは「立て、オラ!」と、上村を引きずり起こし、もう一度ボディスラム。基本的な技で上村を痛めつけていく。
上村は必死の形相で立ち上がり、オカダにエルボーを打ち込んでいく。オカダは「来い来い来い」と声をかけ、逆に強烈なエルボー。
上村は渾身のエルボーを打ち込むが、オカダはエルボースマッシュ。そしてロープに走るが、上村はカウンターのドロップキック。
続いて上村は閂スープレックスで投げきってカバーするが、これはカウント2。上村は「アー、クソー!」と叫び、もう一度閂スープレックスの体勢に。
だが、オカダはこらえ、手首をつかんだままショートレンジラリアットを連発。そしてマネークリップに持ち込み、上村がロープに逃げようとすると、リング中央に持ち込む。そして締め上げると、上村はタップアウト。オカダが貫禄の勝利を収めた。