第5試合の第62代IWGPジュニアタッグ王座決定リーグ戦はエル・デスペラード&金丸義信（0勝1敗）vs石森太二&外道（0勝1敗）。
　前日、デスペ＆金丸組は田口隆祐&マスター・ワト組、石森&外道組はヒロム&BUSHI組に敗北。生き残るためにも、ここは連敗を避けたいところ。
石森はIWGPジュニアヘビーのベルトを巻いてリングイン。

　デスペラードは石森を先発に指名し、この両者のマッチアップで開戦。だが、石森はすぐに外道にスイッチ。するとデスペラードも金丸とタッチ。
　外道は相手コーナーのデスペラードに張り手を見舞って挑発。怒ったデスペラードが詰め寄ると、外道は場外に回避。そして、デスペラードを背後から石森が襲いかかる。
　石森はデスペラードに顔面かきむしり。すると、デスペラードも顔面かきむしりで応戦。だが、石森はすばやい動きからスワンダイブで飛びかかる。これはデスペラードがかわし、石森にアッパー。そしてロープに走るも、外道が足を引っ張って妨害。そこに石森が低空ドロップキックをヒット。
　場外に落ちたデスペラードに対し、外道がレザーベルトを乱打。石森はレフェリーの注意を引きつけてアシストする。
　外道がデスペラードをリングに投げ入れると、石森がカバーするが、これはレフェリーが認めず。すると、外道がコーナーのクッション上部をシレッと外し、金具むき出しの部分目掛けて石森がハンマースルー。
　スイッチした外道はデスペラードの背中に引っかき攻撃。さらに外道は金具むき出しのコーナーにデスペラードの頭部を叩きつける。続いて外道はデスペラードにチョーク攻撃。
　スイッチした石森はデスペラードをネックロックで捕らえ、胸筋をぶつけていく。さらにノド元を踏みつぶしてから、金具むき出しのコーナーに叩きつける。
　次は外道がデスペラードのノド元を踏みつけ、顔面にキックを連発。外道が突進するも、デスペラードはレフェリーを突き出し、そのスキをついて外道に低空ドロップキック。
　ようやく金丸がスイッチするも、石森が乱入。しかし、金丸は突進してきた石森に低空ドロップキック。そして、外道にはブリティッシュフォールをお見舞い。
　金丸は外道にストンピングからハンマースルー。外道はロープに踏みとどまり、リズムを崩してから突進。しかし、金丸は低空ドロップキックで動きを止め、足4の字固めへ。だが、これは石森がカット。
　金丸は外道のヒザにストンピングの連発。そして、デスペラードが外道にニークラッシャーを決め、ヒザを固定したところに、金丸はドロップキックを見舞う。
　デスペラードは外道の顔面に踏みつけ攻撃。さらに外道にレッグブリーカー。外道はデスペラードの足にしがみつくが、デスペラードは顔面かきむしりからヒザにボディプレス。
　外道はサミングで切り抜けるも、場外から金丸が外道の足を捕獲。そして、コーナーに叩きつける。続いてデスペラードと共に踏みつけ攻撃。
　デスペラードは外道を場外に連れ出し、鉄柵に叩きつける。そして顔面かきむしり。デスペラードが外道をリングに投げ入れると、金丸がストンピング。そして、鈴木軍は外道に連携バックドロップを炸裂。
　続いて金丸はディープインパクトを狙うが、外道は急所攻撃で迎撃。スイッチした石森は金丸にエルボー。さらにハンドスプリング式のスクリューキックを決めてカバーするが、デスペラードがカット。
　デスペラードは石森に強烈な張り手。そして、鈴木軍はトレイン攻撃を狙うも、石森は切り抜ける、そして、ふたりまとめてリバースDDT&コンプリートショットをお見舞い。
　ここで石森は金丸をYes Lockで捕獲。だが、金丸はすばやくロープエスケープ。石森はピストルサインから、ブラディークロスを狙うが、金丸は切り抜ける。そして、石森の頭部に低空ドロップキックを決め、デスペラードにスイッチ。
　デスペラードは石森の顔面を踏みつけてからブレーンバスターの体勢に。石森は着地し、ジャンピングニー。
　スイッチした外道はデスペラードにチンクラッシャーからトラースキック。その蹴り足をつかんだデスペラードは顔面かきむしり。だが、外道もナックルで反撃。さらにトラースキックをデスペラードの頭部に叩き込んでカバー。しかし、これはデスペラードがカウント2でキックアウト。
　外道はデスペラードのヒザにトラースキックを決め、外道クラッチへ。しかし、デスペラードは切り抜け、外道の背後に回る。しかし、外道はレフェリーをつかんで阻止。ここから互いに急所攻撃をかわしあったのち、外道がサミング。
　そして外道はロープに走るも、金丸がキック。すかさずデスペラードが外道にラリアット。すると、石森がデスペラードにキック。さらに金丸をラリアットで吹っ飛ばす。
　だが、デスペラードも石森をラリアットで一回転させ、雄叫びを上げる。デスペラードは外道にピンチェ・ロコを狙うが、外道はショルダースルー。そして、マンハッタンドロップからロープへ。するとデスペラードはスパインバスター。そして、ヌメロ・ドスを決めるが、石森がカット。
　金丸は石森を捕らえるとレフェリーに投げつけ、無法状態を作る。ここでデスペラードが外道を捕獲し、金丸がウィスキー瓶で殴りかかる。しかし、外道は金丸をキックで迎撃し、デスペラードには急所攻撃。
　すかさず石森が金丸にスワンダイブのヒップドロップ。そして、外道はメリケンサックを取り出し、デスペラードに殴りかかるが、デスペラードはカウンターのロコ・モノ。そして、デスペラードが外道を捕獲すると、金丸がウィスキー瓶で一撃。金丸は石森にもウィスキー瓶攻撃を浴びせる。
　そして、金丸がレフェリーをリングに投げ入れると、デスペラードがピンチェ・ロコを外道に見舞い、3カウントを奪取。
　これで鈴木軍は1勝1敗、BULLET CLUBは0勝2敗に。

デスペラード「（※股間を押さえてコメントスペースにやって来る。苦痛の表情を隠しきれず）……」
金丸「オイ、見たか、見たか。当然だろ、この結果が。当たり前なんだ。（IWGPジュニアの）シングルチャンピオンも大したことねえな。タッグになりゃ、機能しねえじゃねえか、オイ。（※股間を押さえて苦しんでるデスペラードの様子を見て）ほら、（デスペラードの）様子見ろ。大事なものを、ほら。潰れちゃってるじゃねえか。カメラ、ほら、覗いてみてみろよ」
　

　
デスペラード「（※苦しみながら）こっちじゃタッグじゃなきゃ、役に立たねんだぞ、この野郎。誰がタッグチャンピオンだった？　お前らの印象に残ってるタッグチャンピオンって誰だ？　俺たちだろうが。お前、シングルプレイヤーにするんじゃねえぞ。……（※なにかを思う出そうとするも名前が出てこない）……、外道？　あ、外道だ。コンプリート・プレイヤーズ？　時間たったら、こんなんなっちゃうのか？　誰だ、完璧で、穴のないチームだったか？　わかんなかったよ。バカ野郎、この野郎……」
　

　
石森「（※振り絞るように声を漏らして）チキショー……。金丸アレルギーを克服したと思ったのによ、どうやら俺、デスペ（ラード）も苦手みたいだ。悔しい……ああ、チキショー……。（※なにかしゃべろうとするも、言葉が出てこない）……チキショー。……（※吐き捨てるように）チキショ！」