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第2試合は、KUSHIDAがアレックス・シェリーの“元相棒”クリス・セイビン、そして急遽、カードに組み込まれたカイル・オライリーとの3WAY戦に挑む。
試合前から「KUSHIDA、KUSHIDA!」のチャントが巻き起こる。リング上では、握手しつつも睨み合う3人。試合は序盤、3人が巻き投げを掛け合い、同時にドロップキックを放つなど、破天荒な攻防で幕開け。
KUSHIDAは、場外のセイビンにエプロンからダイブ。さらに前転式ドロップキックなど得意のコンビネーションで場内を沸かしまくる。ベテランのセイビンも、スピーディーな動きでオライリー、KUSHIDAを幻惑していく。
セイビンの強烈なエルボーでKUSHIDAはダウン。不敵なセイビンは、場内の「アスホール！」コールに、指揮者のポーズで場内を応えるが、これにはブーイングが発生。
オライリーが強烈な打撃と関節技で場内をヒートアップさせれば、KUSHIDAはセイビンとオライリーをまとめてダブルの腕殺しを敢行、存在感を見せる。
さらにセイビンにジャパニーズクラッチホールドを決めながら、オライリーをジャーマンで投げきるという荒技も披露。続いて必殺のホバーボードロック。しかし、そこへオライリーもフロントネックロックで絡みついていく。
中盤、オライリーとKUSHIDAがミドルキックを打ち合えば、セイビンはスイングDDTを打ち込んで一進一退。3人がたがいにエルボー合戦を行い、KUSHIDAはこの北米遠征から使用している、大きく振りかぶってからのパンチ攻撃も披露。
終盤、オライリーがダブルのラリアットでKUSHIDAとセイビンをダウンさせ、垂直落下式ドライバーをセイビンに爆発させたうえで腕ひしぎ逆十字へ移行。しかしその真っ只中へ、容赦なくムーンサルトをかましていくKUSHIDA。この恐れを知らぬ動きに「KUSHIDA、KUSHIDA!」のチャントがまたもや巻き起こった
KUSHIDAは、コーナーへ向かって、アレックス・シェリーの得意技・スライスブレッドを決めようとするが、これはセイビンが回避、しかしこの流れの中、再度ホバーボードをガッチリと決めたKUSHIDA。セイビンもこれにはタップアウト。シェリーの“現・相棒”vs“元・相棒”対決は、KUSHIDAが凱歌をあげた。
試合後、KUSHIDAはカイル・オライリーに握手を要求。すると、一瞬の迷いを見せたオライリーだったが、深々とおじぎをして、ガッチリと握手。開幕を控えた『SUPER Jr.』での健闘を誓った。
