第4試合、“レインメーカー”のテーマでオカダ・カズチカが入場すると、場内はスタンディングオベーションで「オカダ! オカダ!」コールが大爆発。
序盤、オカダにセドリックが強烈なショルダーアタック。この後、おたがいに巻投げにトライすると、場内からは「ディス・イズ・レスリング」のコール。
セドリックは、強烈な角度のドロップキック披露。さらに逆水平チョップを撃ちまくって、オカダを翻弄する。
しかし、オカダもセドリックをコーナーに座らせてドロップキック一発、これで形勢逆転となったが、なんと場内の照明が落ちるハプニング。数十秒の暗闇のあと、光がつくと大歓声が起きた。
リングに戻ったオカダは激しいストンピング。相手のチョップに「もっと、打ってこい!」と挑発しながらも、低空のランニングフロントキック一発で流れを手中にする。
セドリックもドロップキック、トップロープ超えのトペスイシーダなど見せ場を作る。ここで、なんと再度、ライトが消えるも今度は短時間で復旧。セドリックはラリアット、変形ファルコンアローと勢いが止まらない。
しかし終盤、オカダはダイビング・エルボードロップからのレインメーカーポーズで勝利確信。セドリックもコーナーのトップロープに飛び乗ってのスイング式DDTを見せて、意地を見せる。
オカダはリバースネックブリーカー、ヘビーレインとさらに攻勢に出るが、セドリックはファイヤーマンズキャリーから抱え上げての延髄斬りがヒット。コーナーにオカダを押し込んで、3連続ドロップキックを見せるなど、あくまで勝負をあきらめない。
だが、勝機を逃さないオカダはカウンターのドロップキックから、ツームストンパイルドライバー。「うあああああ!」と叫んでからの、完璧なレインメーカーを決めて鮮やかな逆転勝利。
場内は「オカダ! オカダ!」のチャントで埋め尽くされたが、好勝負を見せたセドリックにもコールが送られた。試合後、オカダが握手を求めたが、これは拒否したセドリックだった。
ーー試合中に停電してしまうというトラブルがありましたが?
オカダ「まぁあういうのも海外だと思いますし、あんなの慣れっこですよ別に。電気消える事なんてしょっちゅうありましたし、試合やっているテントが倒れる事だってありましたし、リングサイドで犬が走り回ってたことだってありましたし、あんなのアクシデントのうちに入りません。ただ、一番のアクシデントと言えば、普段レインメーカーがこんなに早い順番で試合しないですから。その調整が大変でしたけれども、レベェルが違いますから何試合目だろうともしっかり良い試合して、勝ってこんだけのお客さんを満足させるというね。そして明日最終戦でAJとやっと闘えるんで、やられっぱなしでしたからしっかり倒して、北米にカネの雨が降りましたと皆さんに言わせるように。
もう実際にチケット売り切れてますから、やっぱり降ったなと。サンキュー・オカダと言わせます」