NEVER無差別級6人タッグ王者のEVIL&SANADA&BUSHI組が、オカダ・カズチカ&矢野通&ロッキー・ロメロ組を相手に3度目の防衛戦。10.9両国でのIWGPヘビー級王座戦で対決するオカダとEVILにとっては前哨戦となる。

　開始のゴングが鳴る前に、CHAOSがL･I･Jに仕掛ける。リング上、オカダとロッキーがEVILにトレイン攻撃。そして、オカダがスローしたEVILを矢野がカニ挟みでつまづかせ、その顔面をコーナーに打ちつける。すかさず、オカダがEVILの後頭部に低空キック。

　続いてロッキーがスワンダイブ攻撃を狙うが、EVILは場外に突き落とす。ここでL･I･Jは一気にCHAOSに襲い掛かり、場外戦に持ち込む。EVILはオカダを鉄柵に叩きつける。

　リング上、BUSHIはロッキーに顔面かきむしり。そして、Tシャツを使ってチョーク攻撃を見舞う。続いてL･I･Jはロッキーに3人がかりでストンピング。さらにSANADAのトラースキックからEVILがセントーンを叩き込んでいく。
　ロッキーはBUSHIにエルボーで応戦していくが、BUSHIは顔面かきむしり。そしてロープに飛ぶが、ロッキーはカウンターのジャンピングニー。だがタッチはできず、EVILに捕まってしまう。EVILはフィッシャーマンバスターを狙うが、ロッキーは着地してオカダにスイッチ。

　オカダはEVILをランニングエルボーでダウンさせる。しかし、EVILはパンチでひるませてロープへ。だが、オカダはフラップジャック。そしてレッドインクに固めるが、BUSHIがカットイン。
　オカダはBUSHIを場外に投げ捨てると、EVILに対してダイビングエルボーを狙う。しかし、SANADAが阻止。だが、オカダは着地してロープへ。だが、これはEVILがカウンターのサイドバスター。

　続いてEVILはオカダにローリングラリアット、フィッシャーマンバスターとたたみかける。スイッチしたSANADAはオカダにスワンダイブ攻撃を狙うが、オカダはリバースネックブリーカーで切り返す。続いて矢野が登場し、コーナークッションを外す。それをSANADAが奪うが、レフェリーが取り上げる。すると、SANADAは矢野にローリングクレイドル。

　SANADAは目を回した矢野をパラダイスロックで固めようとするが、矢野はあわててロープエスケープ。SANADAは矢野の髪をつかむも、逆に矢野もSANADAの髪を引っ張る。そして、YTRポーズを決めようとするが、SANADAは背後から攻撃。これはかわした矢野だったが、SANADAは打点の高いドロップキックをヒット。

　続いてBUSHIが矢野にミサイルキック。しかし、矢野はマスクの襟足を引っ張ってダウンを奪い、ロッキーにタッチ。ロッキーはダイビングボディプレスからティヘラ。さらに串刺しラリアットを狙うが、BUSHIは切り抜け、場外に落ちたロッキーにトペ・スイシーダ。すかさずEVILはコーナーに控えるオカダをエルボーで場外に落とす。BUSHIはロッキーをリングに戻すと、EVILとトレイン攻撃を狙う。

　だが、ロッキーはこれを切り抜けるとロープへ。EVILがショルダータックルのように持ち上げようとするも、ロッキーはフットスタンプのようなドロップキックを炸裂。そして、BUSHIに対して「フォーエバー！」の雄叫びと共に串刺しラリアットを連発。ここからロッキーはスライスブレッドを狙うが、BUSHIはこらえる。すると、SANADAがBUSHIをSkull Endの体勢に捕らえようとする。しかし、矢野が背後から急所打ち。すかさず、EVILが飛び込み、矢野を金具ムキ出しのコーナーに叩きつける。

　ここでオカダがリングインすると、EVILはフルネルソン。そこにBUSHIが飛びかかるも、これは同士討ちに。オカダはBUSHIにドロップキックをヒットさせ、ロッキーに指示を与える。ロッキーは今度こそBUSHIスライスブレッドを炸裂するが、これはカウント2でキックアウト。
　ここを勝機と見たロッキーはノミスギニーを繰り出すも、BUSHIは寸前で交わす。すると、L･I･Jが一気にロッキーにコンビネーション攻撃。BUSHIがコードブレイカーを炸裂するが、これはカウント2。ならばとBUSHIはエムエックスを決めるも、オカダがカット。

　SANADAがロッキーを捕らえ、BUSHIがもう一度エムエックスを狙うが、これは矢野が妨害。BUSHIはコーナーに股間を打ちつけてしまう。だが、矢野がリングに入ろうとロープをまたぐと、SANADAがそのロープを蹴り上げ、こちらも股間にヒット。そこからSANADAは矢野にロープ越しのパラダイスロックを決める。
　リング上、オカダがSANADAに襲いかかるも、EVILがバックを取る。切り抜けたオカダはツームストンパイルドライバーの体勢に入るが、こらえたEVILはEVILを仕掛ける。しかし、オカダも切り抜けてレインメーカーへ。だが、EVILはうまく切り返し、ついにEVILを炸裂。
　最後は孤立したロッキーに、BUSHIがエムエックスを決めて3カウントを奪取。王者組が3度目の防衛に成功した。

　試合後、SANADAはリング上で外道にもパラダイスロック。ロープを挟んだパラダイスロックで身動きが取れない矢野は、解説席のミラノコレクションA.Tさんに助けを求める。L･I･Jは堂々と勝利を誇示し、花道を下がった。

BUSHI「オイ、見たか？　え？ 今夜の結果がすべてだろ？　かつて、誰もやったことのない、このベルト“最多防衛記録”樹立だよ。ええ？　その防衛回数は“3”！俺たちが今夜3人で出した、結果だよ。フフフ。ここまで来るのにものすごい苦労したもんだよ。でもなこれでな、俺たちはそう簡単に、そう簡単に負けるわけにはいかない。たとえ、誰であろうとな？ 楽しみにしてるぜ、かかって来いよ！　エンセリオ！　マ・ジ・で！」
EVIL「今日もまた！ 俺たちがこのベルトの価値を、高めに高めてやったよ……。オイ、オカダ？　今日の結果を踏まえて、おまえはくやしいか？　それとも、自分がIWGPを持っているから、『今日の結果はどうでもいいや』って感じかな？　俺はよ、このベルトにもプライド持ってんだよ？　両国まで、『俺がおまえより強い』ということ。そして、それプラス・アルファをおまえに見せつけてやるよ。今日もこの福島をダークネスに染め上げてやったぜ。ハハハ。これから先、このEVILのダークネスワールドの時代がドンドン進んでいくぜ？　
よく覚えとけ！　This is EVIL！　Everythin is EVIL！すべては……EVILだ！」
※SANADAはノーコメント

※オカダ、矢野、ロッキーはノーコメント